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マゾ教編
新しい世代へ
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剣侠アトラスは驚いていた、リリスとベルフェゴール、2人同時に戦って倒せる相手ではないからだ。
「リリスだと??
何故こんなところに!!
というか、B1塔当主マーガレットの部下になったのか?
怠惰の魔王ベルフェゴールと一緒に?」
「あ、カッコ付けたがりのお兄ちゃんだ、格好悪~い、きゃははっ☆」
「マーガレット様のような美女に尽くすのは男として幸せな事だ、貴様にはわからんだろうがな」
リリスは負傷したアネモネ、パッシマンを荷馬車に運び込んでいた。
剣侠アトラスは分が悪いと感じ逃亡のタイミングを見計らっている。
前を向いたまま後ろにジャンプして飛ぶと、彼は森に逃げようと走りだした。
しかし何者かに蹴り飛ばされる。
「ぐああぁぁっ!!!」
アトラスが蹴り飛ばされた森から誰かが出てきた。
それは金髪ツインテールでゴスロリ系のファッションを着た…
「ご主人様!」
「久し振りですね下僕。
もう魔王軍大幹部に狙われるほど強くなっていたとは、デルタ王国での戦いが下僕を成長させたようですね」
剣侠アトラスはパンドラに、リリスに、魔王ベルフェゴールに囲まれて完全に動けなくなった。
「こうなったら…
切り札を使わせて貰おう」
アトラスが消えて透明になって逃げ出した。
「無駄だ、
「ブラックデビル」」
ベルフェゴールが詠唱のように言うと、辺り一面黒い液体に包まれ足場が真っ黒になった、そしてアトラスの透明化が解除される。
「馬鹿な、まさか魔力を吸っているのか…」
黒い液体が無限に悪魔を生み出しアトラスに襲い掛かっていく。
その数、100、500、5000…どんどん増えていく。
「くそっ!
斬っても斬っても上級魔族が沸いて来やがる!
「アトラス斬り!」」
巨大な斬撃を放って悪魔を倒していくが、やはり沸いて来るスピードのほうが早くアトラスが追い込まれていた。
しかし彼はとんでもないものを目撃する、ベルフェゴールが回転しながら空中を跳びアトラスに向かって超高速で突進してきていたからだ。
(無理だ早すぎる…
あんなの避けられない…)
「ベルフェ…ゴール!!」
自分で自分の名を叫ぶと超巨大な槍と化し、そのまま槍はアトラスを貫通した。
「ぐああぁぁっ!!!
まさか俺が…こんなところで!!」
口から血を吐き、貫通した穴からも血が溢れ出す。もはや助かる可能性はなかった。しかし死ぬ前にアトラスはユウトを見た。
「はぁ…はぁ…やってみろ小僧、次はお前の時代だ…
勇者となり現代の人々を苦しめる本当の悪を倒してみろ」
「当たり前だろ、エルとアールってのも俺がぶっ倒してやるよ」
「ふっ…」
一瞬、笑ったかと思うとアトラスは息を引き取った。そして二度と目を覚まさなかった。
ベルフェゴールのスキルが解除され景色が元に戻った。生み出された無限の悪魔達もいない。
そうしてリリスに治療を受けるアネモネ、パッシマン、俺、そしてパンドラとベルフェゴールでミュッドガル帝国に帰って行った。
「リリスだと??
何故こんなところに!!
というか、B1塔当主マーガレットの部下になったのか?
怠惰の魔王ベルフェゴールと一緒に?」
「あ、カッコ付けたがりのお兄ちゃんだ、格好悪~い、きゃははっ☆」
「マーガレット様のような美女に尽くすのは男として幸せな事だ、貴様にはわからんだろうがな」
リリスは負傷したアネモネ、パッシマンを荷馬車に運び込んでいた。
剣侠アトラスは分が悪いと感じ逃亡のタイミングを見計らっている。
前を向いたまま後ろにジャンプして飛ぶと、彼は森に逃げようと走りだした。
しかし何者かに蹴り飛ばされる。
「ぐああぁぁっ!!!」
アトラスが蹴り飛ばされた森から誰かが出てきた。
それは金髪ツインテールでゴスロリ系のファッションを着た…
「ご主人様!」
「久し振りですね下僕。
もう魔王軍大幹部に狙われるほど強くなっていたとは、デルタ王国での戦いが下僕を成長させたようですね」
剣侠アトラスはパンドラに、リリスに、魔王ベルフェゴールに囲まれて完全に動けなくなった。
「こうなったら…
切り札を使わせて貰おう」
アトラスが消えて透明になって逃げ出した。
「無駄だ、
「ブラックデビル」」
ベルフェゴールが詠唱のように言うと、辺り一面黒い液体に包まれ足場が真っ黒になった、そしてアトラスの透明化が解除される。
「馬鹿な、まさか魔力を吸っているのか…」
黒い液体が無限に悪魔を生み出しアトラスに襲い掛かっていく。
その数、100、500、5000…どんどん増えていく。
「くそっ!
斬っても斬っても上級魔族が沸いて来やがる!
「アトラス斬り!」」
巨大な斬撃を放って悪魔を倒していくが、やはり沸いて来るスピードのほうが早くアトラスが追い込まれていた。
しかし彼はとんでもないものを目撃する、ベルフェゴールが回転しながら空中を跳びアトラスに向かって超高速で突進してきていたからだ。
(無理だ早すぎる…
あんなの避けられない…)
「ベルフェ…ゴール!!」
自分で自分の名を叫ぶと超巨大な槍と化し、そのまま槍はアトラスを貫通した。
「ぐああぁぁっ!!!
まさか俺が…こんなところで!!」
口から血を吐き、貫通した穴からも血が溢れ出す。もはや助かる可能性はなかった。しかし死ぬ前にアトラスはユウトを見た。
「はぁ…はぁ…やってみろ小僧、次はお前の時代だ…
勇者となり現代の人々を苦しめる本当の悪を倒してみろ」
「当たり前だろ、エルとアールってのも俺がぶっ倒してやるよ」
「ふっ…」
一瞬、笑ったかと思うとアトラスは息を引き取った。そして二度と目を覚まさなかった。
ベルフェゴールのスキルが解除され景色が元に戻った。生み出された無限の悪魔達もいない。
そうしてリリスに治療を受けるアネモネ、パッシマン、俺、そしてパンドラとベルフェゴールでミュッドガル帝国に帰って行った。
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