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マゾ教編

氷地獄担当 調教師「フルーレティ」

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俺は18の時に…スキル「変身」を手に入れた。
「変身」の能力を使えば記憶にある別人になら誰にでも化けられる。

試しに別の男に化け、女をレイプしまくった。

罪は化けた奴が被ってくれる、
盗みをしても、殺人をしてもすべて。

だからやりたい放題だった。

だが、それから半年後…

俺は町で歩いてると何者かに殴られ、気絶した所をどこかに連れ去られた。

そこは「マゾ教」というおかしな宗教で俺は司教の前で口が勝手に開いて今までの罪を話し出した。
やがて判決を言い渡され死刑囚となった、行き先は氷地獄らしい。

俺、ライラックは真っ暗な部屋の中で別の囚人と待機させられていた。
どうやらこれからショーが始まるらしい。

【午後13時】
ライトが照らされる。

「さーあ、始まりましたぁ!
本日のメインイベント!死刑囚殺戮ショー!
司会及び実況はこの私「ティファ」が勤めさせて頂きます!」

メイド服のコスプレをした「ティファ」と名乗る女がマイクを持って実況していた。俺達囚人達は逃げられないようガラスの分厚い壁に囲まれている。

「本日の死刑囚26名!
ルールは彼等がすべて死亡した時点で終了となります!
そして本日の調教師様は、
氷地獄担当「フルーレティ」様だぁ!

それでは!
処刑スタートオォ!」

「「「うおおおぉ!!」」」

実況のメイド服が叫ぶとドアが開き中からフルーレティが出てくる。

(確か、知っているぞあの女。
悪魔塔の魔族ですら怖くて近付かない「氷の国の女王」フルーレティ・クリムゾンだろう。
戦争でも毎回無傷で勝利するとか聞いたが、あの噂は本当か?)

フルーレティは杖を持ったまま歩いていた。そしていきなり氷魔法を詠唱している。

「汝が目にするは、白き染められし氷雪世界!
極寒地獄「ブリザード」」

すると辺りが凍り、真っ白な雪景色に変化した。
実況のティファがマイクを持って叫んでいた。

「キタキタキタァ!
毎度お馴染み、フルーレティ名物、極寒地獄!この空間内に入ったらもう彼女に勝ち目はない!どうする死刑囚!」

フルーレティは杖を持って死刑囚達を見渡した。

「見よ、辺り一面、完全無欠の氷の世界

凍死するも良し…
妾と戦うも良し…

童共、好きな死を選ぶがよい。」

「「「うおおおぉ!!!」」」

会場内は最高に盛り上がっていた。客席には服を着たミリーと首輪のリードを握られてる全裸のユウトもいた。

「やべえ、ありゃ本物だな、俺も雪にでも化けてやり過ごすか…」

ライラックはスキルで近くの氷に化けて隠れた。
裸の囚人達はブルブル震えていて死にそうな顔をしていた。
フルーレティは指をさして、雪に刺さっている剣の場所を教えていた。

「妾と戦闘の意志の残っておる者は受け取れ、氷の剣じゃ」

しかし26名中一人も、剣を取りには来なかった、皆無理だと諦めたのだった。

「なっとらんな童共、仕置きじゃ!
今から妾が一人ずつ捕まえて童共の尻の穴に氷の剣を突き刺してやる!
死ぬのは捕まった順じゃ!」

フルーレティが氷の剣を取り、まるで命を懸けた鬼ごっこのような遊びが始まった。

 「ふざけっ…寒っ」
「寒すぎる死ぬっ…」
「うぅっ、うううぅっ」

寒すぎて全裸の男死刑囚のうち一人が倒れ動かなくなった。他の奴らも死を予感し脅えている。

フルーレティは空をどういう原理か、羽もないのに空を飛びながらターゲットを選んでいる。
そして一人を捕まえた。

「まずは貴様からじゃ、さっさと四つん這いになれ!
串刺しじゃ!」

「許して、いやだあぁぁぁあああっ!!!
ぎゃああああぁぁぁっ!!」 

全裸の男がフルーレティにうつ伏せに蹴り倒され尻に氷の剣を差し込まれる、男が悲鳴をあげアナルから血が溢れてもやめはしない。やがて尻から貫通し口から剣が出て来た。

「ほれ、咲き誇れ!
「フリーズソーン」」 

「……ぁ……ぁ………」

体内から氷の棘が植物のように咲き誇り男は血塗れで死んでしまった、即死だった。マイクを持つメイドは興奮していた。

「出たぁ!!
フルーレティ様の必殺技、巨大な氷の棘がアナルの中で咲き誇る「フリーズソーン」!
あの滑稽な死刑囚の姿をご覧ください!
アナルから口まで氷の剣が貫通し、体は氷の棘だらけ!
強姦の罪の死刑囚には相応しい末路だぁ!」

ティファの実況と盛り上がる客席、それを見た死刑囚が何人か氷の剣を抜いて構えていた。流石に死に様を笑われるのは不快だったのだろう。

「ふざっけんな!」
「あんな死に方はいやだ!」
「しかし、戦場で常に無傷で勝利する化け物だろ?倒せるわけがねぇ!」

フルーレティは剣を構えた15名を見て、ニヤニヤしながら低空で空を飛び逃げ回る彼らを追いかけている。どうやら剣を取った奴らをターゲットに決めたようだ。

「剣を取った事だけは誉めてやる、故にお前達だけは辱めて殺しはしない!」

フルーレティが氷の剣を一振りすると冷気の斬撃が飛んでいき囚人達の体に直撃する。彼らは全身が凍って動かなくなって、最期は氷が割れて死亡してしまった。

フルーレティが天井に目をやると、凍り付いた天井にある「つらら」が残った剣を持った死刑囚に飛んでいく。
剣で防いでもあまりのつららの数に体中滅多刺しになり全員倒れ動かなくなって死亡した。

「さぁ!残りもはや10名となりましたぁ!
フルーレティ様に脅えて立ち向かわなかった死刑囚共には、
いったいどんな罰が待っているのかぁ??」

実況のティファは10名と数を把握している、氷に化けたライラックは表情はないが嫌な顔をしていた。

(生き残る為なら、氷や雪に化けるしかねぇってのに…後つらら、剣ってのもありか…)

「ふふ…まったく、汗臭そうな氷じゃ、バレてないとでも思っていたのか童!」

飛んできたフルーレティに脇腹を靴で蹴り上げられ、吹き飛んだ。

「ぐああぁぁぁっ!!!」

ライラックは雪の上を転がっていく、やがて止まったが脇腹は今もヒリヒリする。

「くっ、ここまでか…」

「貴様を今すぐ処刑しても良いんじゃが、特別に時間をやろう。」

フルーレティが立ち上がり氷のディルドをモニターによく見える位置に10個、出現させた。
ペニス型のディルドは地面から刺さり、上を向いている。


客席の地面に座らされているユウトはフルーレティが作り出した氷のディルドを見てドキドキしていた。隣の椅子にはミリーが座っている。

「何あれ…マリンの時のより大きい…」

「ふふっ、ひょっとして興奮してアナルが疼いて来ましたか?マゾゴミ」

「はい…興奮して来ました」

全裸のユウトが素直に答えるとミリーに頭を撫でられていた。

「だったら、後で牢屋の中で可愛がってあげますよ」

ユウトは耳元で囁かれ
顔を真っ赤にしてしまった。

「ありがとうございます、ミリー様」

アナルをヒクヒクさせながら、
死刑囚殺戮ショーを見守っていた。



フルーレティは死刑囚共に向かい口を開く。

「今から全員で、この氷のディルドに腰を落とし腰を振るのじゃ…
早くイった3人までなら、特別に生かしてやってもよいぞ?」

それを聞いた実況のティファが、マイクに向かい話し出す。

「なんと!フルーレティ様が死刑囚3人を生かす可能性が出てきました!
並び立つ氷のディルド、その中で最も早く射精をし、ベスト3に入った者だけが死刑を逃れられる!
さぁ、死刑から逃れられるのは誰なのか!」

しかし、実際にはそんなルールは無いのだった。
調教師と司会実況が客を楽しませるため、死刑囚共を操るための嘘だった。
実際には何があろうと必ず処刑されてしまう事になっている。

会場から歓声が上がり、死刑囚共は氷のディルドの上に腰を落とし挿入した。そして必死になって腰を降り始める。

「クックックッ、哀れな姿らじゃ…
しかし女々しい童共にはお似合いの姿じゃな♪
ほれ、もっと腰を振らんか、ペニスを上下に降って雌らしい、いやらしいスケベ顔をするのじゃ!」

会場には男の呻き声のようなものが響きわたり、彼らは必死になって腰を上下に動かしている。
アナルが切れて血が出ようとも、氷で冷えて冷たくなろうとも、裂けて血が出ようとも関係ない。

死刑囚共は生き残るのに必死だった、俺、ライラックもアナルなど使った事は無かったのだが生まれてはじめてディルドをケツの穴に挿入した。

「はぁ、はぁ、はぁ」

ライラックの堅い尻穴に激痛が走り、血も出ていたのだが、止まることは出来ず泣きながら腰を降り続けた。

「まったく、この雌犬どもが、恥ずかしくないのかのぉ?
妾に脅えて、手も足も出ず、戦いすら放棄し、今や自分だけ助かりたいが為にアナルですら射精する家畜ども…
無様な姿じゃ、生きる価値が無いとはこの事じゃ、クックックッ♪」

フルーレティに罵倒されても、もはや聞こえてない様子で男死刑囚共は氷のディルドをケツ穴でくわえ込み腰を上下に動かしている。
やがてフルーレティが一人の男の前まで歩き立ち止まる。

「貴様はラムダと言ったか…もうよい、ディルドを抜いてこっちに来い」

フルーレティが実況のティファに目をやると彼女が説明を始めた。

「おーっとぉ、フルーレティ様、一人の男の前で立ち止まったぁ!
彼の名は「ラムダ」今まで王国内で女性をレイプし首をはねるのが好きだった変態サディスト野郎だぁ!
その犠牲者はなんと100名を超える!
正真正銘の殺人鬼だぁ!」

観客席からブーイングが起こり死刑コールが流れ始めた。

「今まで指名手配されてたとは言え、上手くフォレス平野を逃げ回り捕まることなく生き続けた男!
いったいどうやって逃げ続けたのか?
そしてフルーレティ様に目を付けられた彼はどうなってしまうのかぁ?」

フルーレティは魔法で氷のグロテスクなペニバンを生やした、そしてラムダにそれを見せ付ける。

「ひいぃぃっ!!!」

何がグロテスクかというと、そのペニバンはつららのような棘だらけ。
挿入なんてしたらアナルがズタズタになり血だらけになる事、間違いなしだったからだ。

「ラムダ、この責めに耐え抜き射精すれば特別に貴様を助けてやろう。
そこで四つん這いになり尻を突き出すのじゃ!」

「くそっ、今でもケツの感覚がおかしいのにそんなの入ったら…」

ラムダが文句を言いながら四つん這いになると、後ろから彼女が氷の棘だらけのペニバンをアナルにぶち込んだ。

「ぎゃああああああああああぁぁぁっ!」

ラムダの尻穴からは赤黒い血がポタポタと流れている、フルーレティはそれでも止まらず氷の剣をラムダの首に突きつけ、腰を降り始めた。

「動けば首が落ちるぞラムダ、ほら…おなごにこうするのが好きだったのじゃろう?
もっと助平な貴様の尻をズタズタにしてやろうか!
ほれっ、ほれっ、雌のような顔で泣き喚くのじゃ!」

ラムダは涙と鼻水を垂れ流し泣き叫んでいた、裂けた尻穴からは血を垂れ流し今にも倒れそうだった。
しかし倒れれば首の下には氷の刀があり切り落とされてしまう。

「くっ、うぅっ、うわああああぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ラムダは泣きながら悲鳴をあげて叫んでいた。フルーレティは満足そうに腰を振るスピードをあげてくる。

パンッ、パンパンッ、パンパンパンパンパンッ!!

ラムダの尻穴内の肉壁は傷だらけでボロボロだった、彼のペニスは萎え傷みしか感じてなかった。

「実はこの氷の棘ディルド回転式でな、スイッチを押すだけでミキサーのように中で回転するのじゃ♪
その感覚、味わってみたいと思わんか?」

奴は俺の首に氷の刀を突きつけ聞いてくる、悔しい、拒否できないじゃないか。
どちらにせよまず間違いなく死んでしまう。

「ふざけんじゃねぇ!
絶対に許さないからなフルーレティ!この氷の悪魔め!」

叫んだ、叫んでやった…

キュイイィィンッ!!

「ぎゃああああああああああああああああぁぁぁっ!」

案の定、そのドリルは俺の尻穴を蹂躙してきた。
肉を抉られ血が吹き出している。

(気を失いそうだ、熱い、焼ける、お腹の中が火事だ…俺はこのままフルーレティに殺されて死ぬのか…)

「死刑囚の分際でなんじゃその口の聞き方は、許さん…!
死を持って償えラムダ!」

飛んだ…
ような気がした…

実際には宙を舞ったのではなく首から下を切り離されたのだ。

フルーレティの氷の刀で俺の首は切り落とされ、そしてラムダは死んでしまった。

「死刑囚ラムダ死亡!
これぞ因果応報!
撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!
どうだ、思い知ったかラムダ!あの世で反省しろラムダ!」

ティファの罵倒に客席は大盛り上がり、ラムダが逝った事に拍手をしている者までいた。

 9名の死刑囚はラムダが首を切り落とされて死亡したのを目の当たりにして更にアナルオナニーに必死になった。

「おい童、何をしておる。」

死刑囚の一人、イータがちんぽをこっそり両手で握り擦っていた。ラムダより若く20代前半の青年。

「おやおや?
フルーレティ様の次のターゲットは彼か?
彼の名はイータ、王国戦士の一人、にもかかわらず周辺の村がA9塔の魔族に襲われ戦場になる度に村から金品を奪い、時には村娘をレイプして殺して逃げた男!
その罪はいまだ、王国にはバレていない!」

ティファの話を聞いたフルーレティが口を釣り上げて、彼の髪の毛を掴んでから氷の刀を首に突き付けた。

「くっ…許して下さい」

「ルール違反じゃ、イータ、死を持って償え!」

ブシュウゥゥッ!!

イータは首を切り落とされ首からは血飛沫が飛んでいた。
それを見た残り8名が慌てながら腰を振る。
一人が氷が溶けたのを気にしながら口を開いた。

「あぁっ、氷が溶けて来ました…」

「ならば、氷を作り直さねばな。
咲き誇れ氷結の木よ、
「フリーズツリー」」

フルーレティが魔法を発動すると、氷のディルドが氷の木のようになり内部から枝が彼の体を貫通した。

「…かはっ……ぁぁ…………」

彼は串刺しになって死亡した、見ていた七人は何もいえなくなり黙って腰を振っていた。

 「クククッ♪
女々しい奴らじゃ、妾が怖くてケツマンコで氷をくわえ込むしか出来ぬとは…傑作じゃ♪
さーて、次は誰を処刑してやろうかのぉ?
お前か?お前にしようかぁ?」

氷のディルドの上で腰を振りアナルオナニーしている七人が肩に手をかけられると青ざめた表情になり腰の動きが早くなる。

(最高じゃ、こやつらの表情、脅えきった反応、このままでは、妾も我慢出来なくなりそうじゃ…)

「童、
貴様が一番ケツマンコから血が垂れておるな…
嫌なのにくわえ込んで、血まで垂らして…
そんなに妾が怖いか?」

「はい、怖いです」

10代後半ぐらいの青年が泣き顔でフルーレティのほうを振り向いてそう答えた。

するとフルーレティはゾクゾクして更に悪い笑顔になってしまった。

しかし、
フルーレティは隣で呻き声を上げながら腰を振ってる50代ぐらいの毛むくじゃらのおっさんに目がいく。
フルーレティにとって死刑囚の中で一番耳障りなのはこいつの声だった。

「くっ…ケツの中が…
気持ち悪い…」

おっさんのケツの穴からも血が垂れていた。フルーレティは汚いものを見る目になり言いはなった。

「気持ち悪いのは貴様じゃ!さっさと逝け!」

フルーレティの回し蹴りを食らい、ディルドの上で腰を振っていたおっさんは上半身と下半身が真っ二つになって死亡した。

残る6人はその光景を見て凍り付いていた、蹴りだけで人間が真っ二つになったからだ。
今や誰もがフルーレティに適わないと諦め、青ざめた表情でディルドの上で腰を動かし出し入れする。

フルーレティは六人の周りをゆっくり歩いて回り、立ち止まって蹴る真似をする。
すると死刑囚達は悲鳴をあげて、動かなくなり涙を流していた。

「ほれっ♪
蹴るぞ、蹴るぞっ?
蹴られて死にたくなければさっさと射精するのじゃ!」

フルーレティが歩いて観察していると2人の美少年が目に入った、10代後半が2人横に並びディルドの上で腰を振り続けている。

(ふむ、この2人の美少年が最年少か、まったく、脅えきった表情をしおって…♡)

「おや?おやおや?

その2人の美少年は!
奴隷商人から貴族の親の金で魔族の女のみを買い集め、奴隷調教と虐殺を繰り返した鬼畜兄弟!!
しかも、王国の法律では彼らを裁く事は出来ない!!」

(ちっ、反吐が出るな…所詮死刑囚は死刑囚か…
殺されても当然の奴らばかりじゃ)

フルーレティはティファの死刑囚説明に嫌な顔になりながら2人の髪の毛を掴んで持ち上げた。
そして首筋に氷の刀を当てながら語りかける。

「童共、今から2人でシックスナインの体勢で互いのモノをしゃぶり合うのじゃ…
出来ぬなら殺すが、どうする?」

「「やります」」

兄弟の声が重なり、2人は感情の無くなった顔のまま、シックスナインの体勢でお互いのペニスをしゃぶり始めた。

じゅぷっ、じゅぱっ、じゅぶっ、じゅぷっ、じゅぱっ

兄弟でペニスをしゃぶり合う姿がモニターに映し出される。

「おっとぉ!?
鬼畜兄弟が互いのペニスをフェラし始めたぞぉ!?
死の恐怖の前にようやくプライドを捨てたか!
この変態サディスト兄弟め、フルーレティ様に串刺しにされてしまえぇ!」

「「「そうだそうだぁ!!」」」

実況のティファや客席に罵倒されて青ざめながら、表情を失った顔で2人はシックスナインを繰り返している。

お互いの性器をしゃぶりあっていると、ヒールのような靴でフルーレティが上の美少年の背中にかかと落としをする。
すると「ボキッ」と音がして背骨が折れて動かなくなってしまう。

「ぐああぁぁぁっ!!」
「兄さん、死ぬな!!」
「あぁ、骨が折れただけだ!2人で絶対に生き残るぞ!」

じゅぷっ、じゅぱっ、じゅるるるるるっ、じゅるるっ

彼らの台詞がフルーレティの嗜虐心を刺激し、2人とも連続で 蹴られている。

「ほらっ、妾の蹴りに耐えられるか?どうじゃ?
その表面だけの薄汚い兄弟愛を見せて見よ!さらけ出すのじゃ!」

「「ぐあぁぁっ!!」」

彼女の蹴りの威力は凄まじく、兄弟2人、腕や肩の骨が折れてしまう。

「はぁ…はぁ…」

「今からどちらか片方だけなら助けてやってもよいぞ。ただし、2人で相談して決めろ。」

すると、2人は何も言えず、黙っていた。そしてしばらくすると兄貴の方が口を開いた。

「俺が残る…」

暗い表情の兄が言った、弟は目を見開きキレたような表情で兄をにらんでいた。

「ふざけっ…」

ブシュゥゥゥゥッ!!!

弟が言い終わる前に血飛沫が上がり兄弟の命は終わっていた。フルーレティに2人共、剣で真っ二つにされ死んだのだ。

「やれやれ、所詮こんなものじゃ、ようやく四人じゃな。
お前達はいったい、いつになったら射精するのじゃ!!!
遅すぎるではないか!!」

フルーレティが大きな氷の鎌を出現させた、残った四人はディルドを抜いて走り出して逃げていく。

ライラックだけは三人と別方向に逃げて雪に化けた。
向こうの方で斬られて血飛沫があがる音がしている。

「はぁ…はぁ…
やべぇぞ…殺される」

しかし見つかってしまった。

「ぎゃああああぁぁぁっ!!!」

「後はお前だけじゃ!」

ブシュッッ!!

ライラックも鎌で斬られ血飛沫が飛ぶ、彼の遺体は雪の上を真っ赤に染めて動かなくなっていた。会場は拍手が鳴り響いた。

「「「うぉぉぉ!!!」」」

「素晴らしい!

まさに極寒地獄、
いや…氷アナル地獄!

本日の死刑囚26名!
すべて死刑執行されましたのでこれにてお開きとします。」

会場は大盛り上がりだ、実況のティファも大興奮で今日のショーはお開きとなった。

その時だった。
隣の客席に人が座った。

セネカだった。

「あら、やっぱりマゾゴミじゃない!
さっきは可愛かったわよ♪」

「これはこれはセネカ様、おかげさまでマゾゴミの奴、こんなに素直になりましたよ。」

「ふん、当然じゃない♪
アタシに不可能なんてないわ♪」

セネカは偉そうに胸を張って言っていた、あの2人の部下がいたら何かツッコまれてそう。

「セネカ様、先程は御調教ありがとうございました。」

ユウトが正座したまま言うとセネカは笑顔で俺の頭を靴で踏みつけて動かしてくる、多分撫でているつもりなんだろう。

「アンタ確か、ミュッドガル帝国の騎士なんでしょ?
だったら今度、誰か交渉出来る人と一緒に、エルフの里に来なさいよ。
お互い協力出来る事はあると思うわよ?」

「はい!
ありがとうございます!
ところでセネカ様は里ではどういう…」

「良かったですねマゾゴミ、セネカ様はエルフの里の女王ですよ。」

「え?女王??
先程、部下にいじられてたセネカ様が??」

ミリーに言われユウトが驚いた表情をするとセネカは凄く怒っていた。

「なによ!アタシが女王だとして何か文句があるって言うの!?
ふん!いいわよ!だったらこの話は無かった事に…」

「いえ、申し訳ございませんセネカ様…
貴方がエルフの里の女王様だとは、そんな凄い人だとは思わず無礼な口を聞いてしまってすみませんでした。
反省しています。
是非交渉の機会は与えて頂きたく思います…」

「ふん、わかればいいのよ♪連絡はこっちによこしなさい?」

メモ用紙に連絡先を書いて渡してくれた。これは思わぬ収穫だった、帰れたらマーガレットに報告だな。
明日の地獄で生きていればの話だが。

そうして俺たちは会場を後にした。
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