悪夢の実験場~ギーク王国誕生編~

焼き芋さん

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ストーリー

陰間茶屋に売られる翔太

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 それから先は酷いもので、食事以外の時に、紅葉達や見知らぬ女性に虐められ犯され過ごしていた。
 そして、ようやく僕の出荷の日が決まったようだ。
 この日から、新しい僕の職場が決まるらしい。
 ちなみに健一さんは数日前に旅立った。
 お互い死んだ目をしており、かつての面影など皆無だが、出来れば生きていて欲しいと互いに願っていた。
 僕は与えられた子供サイズの和服を着て待機していた。

「いくぞ翔太、お前の行き先は陰間茶屋だ、覚悟しておけ!」

 タニアという軍服の女に連れられて、僕は陰間茶屋とやらに届けられる。
 聞けば女唱が働く遊邸の逆、男唱だけが働きお客様にご奉仕する場所が陰間茶屋と、この国では呼ばれているそうだ。

 到着すると、外見は旅館みたいな大きな建物だった。
 そこの中へ入れられて、僕は女将と会った。

「お前が翔太かい、生きの良いショタは人気だから歓迎するよ」

 美人な着物の若女将だが、怒らせると怖そうな雰囲気の人だった。
 そして何より側近の女が日本刀を腰に差していてとても恐ろしい。
 脅えてるのが伝わってしまったからか、女将が僕の方に向き直り、そして言った。

「ああ、刀が怖いのかい?
大丈夫さ、逃げさえしなければ斬られる事はないよ」

 つまり、逃げれば斬られて死ぬということか…
 側近の女達は僕の感ではかなり強い剣士だと理解できる。
 もし切りかかられたら、スキルを剥奪された僕では瞬殺で間違いないだろう。
 その後、建物の内部を案内されるが和風の建物で部屋も和室が多かった。
 途中、中庭で信じられないものを見てしまい僕は言葉を失っている。

「頼む!勘弁してくれ!もう逃げたりしないから!だから!」

 木に張り付けにされ、全身が痣だらけの裸の若い青年、彼の周りに3人の着物の女が刀を構えていた。

「がっ!!はぁ!!!」

 うち一人に首から上を切り落とされ、青年は木に縛り付けられたまま即死した。

「ひぃぃっ!!!」

 僕はびっくりして悲鳴を上げてしまう。
 しかし彼女達は反応すらせず、青年の死体を荷車に詰めて、近くの川に捨てに行ってしまった。

「あれは、逃げ出した者の末路だよ、もちろん子供とて例外じゃない。
気をつけな?」
「は…はいっ…」

 泣きそうな声で答え、続けて別の部屋も案内される。
 僕は怖くて気持ち悪くて吐き気を覚えながらも、ここで生きていくしかないのだと覚悟を決めた。


 一方郁麿は、町を歩きながら考え事をしていた。

(グレイトを倒したと言うのに、心が晴れぬでおじゃる…いったい何故…)

 グレイトに最後に言われた言葉が刺になっており、郁麿の心は今もモヤモヤしたままだった。

(トップが黒姫様であるが故に、女尊男卑なところもあるこの国…戦争が近いと言うのに遊んでおる者が多いのは不思議でおじゃる…)

 それはおそらく、黒姫様のあの技「ブラッディ・ムーン」を見たからだとも考えられる。
 彼女の話が本当ならば、あの技は本来、国1つ消せる広範囲な技だそうだ。
 つまり、あの時は手加減していたという事になる。
 それであの威力なのだから、軍隊も余裕ぶっていて仕方がないのだ。

 (もうすぐ世界へ宣戦布告をするのは確実…しかし、その前に、黒姫様は我ら幹部クラスに力の譲渡を考えておられる…)

 対象には間違いなく郁麿も入っており、郁麿はその事を考えながら笑みを浮かべていた。


 僕はその後、陰間茶屋の中で他の従業員の男達五人と顔を合わせられ、少し話をした。
 聞けば彼らもまた、僕のように日本各地からさらわれた存在で無理矢理働かされているそうだ。
 指名数でランキングがあり、新入りの僕は最下位からのスタートとなる。
 ちなみに人気一位の男唱の姿は美しい女性にしか見えなかった。

「女将、あの、どうして女の人が…」
「おや、わからないのかい?
薫??いるかい?いたらちょっと来ておくれ?」

 すると、和室の部屋に誰かがやってくる。

 障子が開かれ、そこには黒髪の長い髪に、口紅をした着物姿の美しい女が立っていた。
 それはまさしく、人気ナンバーワンになっていた彼女の姿。

(綺麗なお姉さんだなぁ、胸もあって、顔も可愛くて、でも陰間茶屋って男唱しかいないってタニアさんに聞いたのに…いったいどうして…)

 僕は疑問に思いながら彼女に頭を下げると向こうも笑顔で微笑んできた。

「はい、若女将、なんでしょうか?」

 薫と呼ばれる女性はこちらへとやってきて、座布団に座る。

「新しく入った新入りの翔太だよ、薫のこと「女性なのにどうしてここにいるのか?」だってさ♪
教育係を頼みたいんだが、色々と、面倒を見てやってくれるかい?」
「ええ、承知しました」
「翔太…お前の部屋も教えた事だし、後は薫に客の取り方、お仕事の仕方、一通り教えて貰いな?
人前に出せるかどうかの判断は薫に任せるよ…
ただ、使えなかったらこのガキは処分するからそのつもりで…」
「はい、お任せください」

(処分?処分って…)

 僕は不安に思いながらも薫さんに手を引かれて彼女の部屋へと向かっていく。
 僕の手を引く力は強く、力を入れても抜け出すことは出来なかった。
 そして…薫さんの部屋の中に入ると彼女は突然凶変したのだった。
 僕は何故か、いま、薫さんに抱きしめられている。
 
「きゃーっ♪可愛いぃ♪
翔太君って言うの?ねぇ、ほっぺスリスリしていい?いいわよね?」

 何故かハイテンションで僕の頬をスリスリしてくる薫さん。
 彼女は興奮しているようにも見えた。

「やめて下さい、恥ずかしいです…」
「えぇ~?これからお仕事で、身も心もトロケちゃうぐらい恥ずかしい事するんだから、この程度の事で恥ずかしがってちゃ駄目よ?」
「やっぱり…そういう事をする場所なんですね…ここは」
「そうそう、翔太君はこれからぁ、男の人も女の人も満足させないといけないの♪
君のちんぽもアナルもお客様に差し出して、皆に満足行くまで使って貰うんだよ?」
「こ…怖いです…」
「怖くない怖くない♪慣れれば大丈夫よ~?
ちなみにさぁ、翔太君って後ろの穴、使ったことあるの?」

 当然ながら、今まで一度も、お尻など使ったこともなく、どうするのかすら理解できず、顔を赤くして首を横に振った。

「ありません…お尻なんて…うんこをする以外では…使ったこと」
「可愛いぃ♡やっぱり後ろの穴はまだなんだぁ♪
だったらさぁ…」

 僕は彼女に仰向けに押し倒されて、耳元でこう言われた。

「あたしに頂戴よ♪
翔太君のアナル処女♡」

 そんな事を妖艶な表情で言われ、ますます意味が分からなくなり混乱する。
 声も女声だし、胸の膨らみもある。
 だからこそ、まさか彼女が男だなんて事はないだろうと僕は信じていた。
 しかし…

「さっき、どうして女の子がナンバーワンなのか気にしていたわよね?
そう言われてとても嬉しかったわ♪」

「え?それって…つまりどういう…」

 和服を脱ぐと、彼女は胸の辺りから作り物の胸パットを取り出した。
 そして彼女が着物をめくると、女性用下着からは勃起した男性器が上を向いている。

(うわっ、大きい…)

 僕のと違いズル剥けの大人の勃起ちんぽで、その迫力に、僕は座ったまま後ろに後ずさりした。

「ねぇ♡これで信じてくれた?
アタシが男だって♪
男唱になるにはこの方が都合の良い事もあるんだよ♪」

 若女将の話だと、薫さんは売れっ子で常連客を持っているのだとか…
 男の客も凄まじい数なのだと聞く。

 「はい、信じます…でも、僕…お尻は…ちょっと…」
「大丈夫大丈夫♡ゆっくり覚えていけばいいからさ♪
来てくれたお客様の望む反応を見極めて、叶えてあげればいいのよ♡」

 そんな事を言いながら薫さんは離れてくれず、僕は倒れたままだった。
 そして彼は僕の下着の上から、包茎ちんぽを触りはじめた。

「あらあら、溜まってた?
翔太君ったら、こんなに勃起させちゃって♡
ほら、触られるの気持ちいいでしょ?」
「あ…あんっ…薫さん、そこ…らめぇっ…」

 見た目、男になど到底見えない美女に、ペニスを触られて僕はカウパーを垂らしながら頬を赤くして発情した雌のような顔をする。
 彼のテクニックは凄まじく、性に無知な僕を完全に弄び、ヤミツキにさせそうなほどの指先の動きを見せてくる。
 声を必死に我慢するが、たまに漏れてしまう。
 そんな様子に薫さんは「クスクス」と意地悪な笑みを浮かべて扱いたり触ったりするのを辞めなかった。

(あんっ、服の上から触られてるだけなのに…この人どうしてこんなに上手いの…
正直自分でするのより遙かに気持ちいい…)

「あっ、ああっ…」

 やがて声も我慢できなくなり自然に漏れるようになってきた頃…
 気持ちよくて感じてる僕の反応を見た薫さんは、顔を近づけて言ってきた。

「ねぇ翔太君、君Mでしょ、アタシに押し倒されても、男ってわかっても…こうやってちんぽ触られて抵抗しないどころか感じてるし♡」
「それは…薫さんがあまりにも上手すぎて…」

 僕は下着を脱がされて、和服の下は履いてない状態にされてしまう。

「あら、言い訳するつもり?だったら…素直になれない子はこうよ?」

 先ほどまで、下着の中で剥いたり戻したりされながら限界まで勃起した僕の包茎ちんぽ。
 亀頭の先からはカウパーが溢れ、ちょっと射精したのかと誤解されそうな量だった。
 薫さんは指先に僕の我慢汁を塗りたくると、亀頭を手のひらで擦るように刺激してくる。

 「あっ、あんっ、そこっ、らめぇっ…」
「ほら、正直に答えなさい?どうなの?気持ちいいの?言えないとやめちゃうわよ?」

 亀頭にすごい刺激がくる、本来なら辛くて辞めて欲しいと感じるだろう…
 しかし彼のテクは、痛みの中で快楽も与えてくるため、僕は痛いのに、続けて欲しかった。

「ひぁっ、んっ、剥けた包茎ちんぽを、薫さんに触られて…すごく気持ちがいいです…」
「そうそう♡素直に言えたね~、えらいえらい♪」

 彼は僕の頭を撫でてくれる、そして唇を重ねてキスをして来たのだ。

「んっ、ちゅっ…」

 先ほどからのプロ級の亀頭攻め、ペニス責めで、抵抗する心を折られたからかだろうか。
 唇を重ねられ、舌を入れられても、無抵抗でそれを受け入れた。

「舌、出しなさい?」

 言われるままに舌を出し、唇で挟まれ、キスをしたまま舌と舌が触れ合い、僕は彼を見ながら目がトロンとしていた。

「翔太君は今、女装した男に襲われそうになっているのよ♡
でも抵抗しちゃ駄目、何をされても嫌な顔ひとつせず、受け入れるようになれなきゃいけないの。
そうしないと、此処では生きていけないわよ?」

 怖いことを言われれば言われるほど…
 すべてを失った僕は恐怖のどん底に突き落とされた実感が沸き上がり、涙が溢れてくる。

「うっ…ううっ…」

 どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ…

 僕は涙を流しながら真っ白いザーメンを吐き出した。
 おそらくだが、人生で一番の量を吐き出して、彼女の手を汚してしまった。

「あはっ♡
翔太君ってば男にキスされて、男の手で出しちゃったね♡可愛いぃ~可愛いわ♪
ねぇ、これ、舐めて?」

 吐き出したザーメンがいっぱい付いた手を向けられる。
 僕はその指を、犬のように一本一本、口に含んで舐め取り始めた。

「ちゅぷっ、ちゅぱっ、ちゅぷっ」
「ふふっ…♡
いい?相手の命令は絶対、嫌な顔一つせず笑顔でこなすのよ?
例え何をされたとしても♪」
「ううう…はい、わかり…ましたぁ…ぐすっ、ううっ…」

 その言葉に頷きながら、僕は怖くて涙が溢れてくる。
 ギーク王国で生き残るために、その生き方を聞けば聞くほど怖くなってくる。
 「お客様には絶対服従」「何をされても逆らっては駄目」そんな恐ろしい生き方を指導され僕は恐怖で体の震えが止まらなかった。

 すると、そんな気持ちを見抜かれたのか、薫さんは僕の涙をハンカチで拭いてくれた。

「あら泣いちゃった?
もう翔太君ったら臆病で可愛いわねぇ♡
そんな顔されたら虐めたくなっちゃうじゃないの♪
でも、まあいいわ…今日はここで終わり!
添い寝してあげるから翔太君は自分の部屋で夜まで待ってなさい?」

 僕は一人、自分の部屋に戻らされる。
 和室の畳の部屋で、布団を敷いてそこで眠りについた。
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