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54話建設開始、そしてお買い物
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翌朝新しい家に向かう。マーヤさんには家の準備があるし、遅いから晩御飯は大丈夫ですと伝えたが、気にすることないさね!気をつけて頑張ってくるんだよと言ってくれた。
どれだけ良い人なんだろう。あまり遅くならないよう気を付けなきゃ!
着くと大量に切り出された木が置かれている。
これだけの木を切り倒したのに、周りの木が倒された感じがしないのがすごい。コリーの言ってたこと疑ってたわけじゃないよ?
それより、どれだけの大きさの家作るつもりなの!?
『来たか。木は準備したんじゃがの、ガラスがないと窓が作れんぞ。開けっ放しでもいいが、虫が入ってくるからの』
「そうだよね。虫はさすがに嫌だな」
『オシャレな家が良いからの!』
オシャレな家って、今まで奴隷商にいたコリーが言うとなんかすごく違和感を感じるんだけど。それよりガラスか。どうしよう。
『買いに行けばいいんじゃないの?』
「そうだね。お金はあるしそうしようか。それにコリーもついて来てもらえる?僕じゃどれが良いかなんてわからないし」
『ビューンって行く?』
「えっと、僕が酔わないぐらいのスピードでも良いかな?」
『いいよー!少しビューンで行く?』
「ううん。馬車の速さでお願い…」
ロッソはやりたことがあるからとお留守番しているようだ。ルピとコリーを連れて向かった。
どこで買えばいいんだろう。とりあえず日用品ではないけど雑貨ギルドへ向かった。
「すいません。ガラス板が欲しいんですけど」
「ガラス板ですね。小さなものは雑貨ギルドでもご用意がありますが、大きめの物になりますと、ガラス屋の方が早いと思います」
「わかりました。向かってみます」
紹介されたガラス屋に向かう途中途中で、あのお菓子が食べてみたいのじゃ。ルピお腹空いたと2人の注文を聞いていたら、着くまでにすごく時間がかかった…。
ロッソが怒るだろうから、ロッソのお土産も買っていこう。
「ガラス板を譲ってもらえるかの?」
「はいはい。ガラス板ね。どれぐらいのものが欲しいの?」
僕にはどれぐらい必要なのかも大きさもわからない。人影がいない建物の裏でコリーに人に化けてもらい、自分で注文してくれる?とお願いしておいた。
その間僕とルピはお留守番。
『主人や話しが付いたぞ。支払いが必要じゃ』
「これ持って行って」
『持ち逃げすると思わんのかの?』
「ルピとロッソが選んだ人がそんなことしないよ」
『ほっーほっほ。そう言われては持ち逃げはできんな。だが、あまり人を信用してはならんぞ』
昨日の夜のうちに作って置いたミニアイテムボックス財布をコリーに渡した。
この中に大金貨50枚入ってるし大丈夫でしょ。そんなにいらないだろうけど、足りないよりはいいはずだよね。
『終わったぞ。運ぶのはどうするのじゃ?』
「僕のアイテムボックスに入れればすぐなんだけど、ここでやれば目立つしどうしよっか?」
『荷台を貸してくれると言っておったから、人目がない場所に運んで入れたらどうじゃ』
「そうだね。じゃぁ、さっきのコリーが化けた場所まで運んできてもらえる?僕そこにいるから。重いだろうから、ルピもお手伝いしてあげて?」
ルピがお手伝いするー!と言ってくれたけど、コリーがあれぐらい平気じゃというので大丈夫なんだろう。
一一一ガラガラガラ一一一
『待たせたの』
「コリー⁉︎なにその量⁉︎」
待っていると、すごい大きな荷台に大量の大きなガラス板を載せて運んできた。1つ1つ割れないように布でくるんであるけど、そんなにガラス使うの!?
『これで全部じゃ。足りなければまた来ればいいからの』
「足りなければって…これ余るぐらいの勢いじゃない?」
『オシャレな家には必要なんじゃ。ほれ財布を返すぞ』
返されたお財布は大金貨が10枚以上減っていた。これ僕が買ってたらすごく目立ってたかもしれない…。コリーに任せてよかった。
いや、良かったのか?
人目につかないようにアイテムボックスの中にどんどんしまっていく。重そうなのに2人ともひょいひょい持ってるんだからすごいよ。
コリーが街に来たついでに、ギルドカードに登録とステータス添付もしておこうかな。コリーに説明し変相を解いてもらって、冒険者ギルドと教会へ向かった。
「おう!今日はどうした。なんだその可愛らしい爺さんは」
「僕の新しい従魔です」
「お前いつ新しい従魔なんて…てか、そんな爺さんが従魔なのか?」
『人間は見た目で人を見るから面白いの。大事なのは内面なんじゃがの。ほっほっほ』
内面って言うけど、何も情報がないから見た目でしか見ようがないと思うんだけどね。
ゲーハさんにロッソとルピが見つけてくれたと伝えると、お前らの従魔が見つけたなら面白い爺さんなんだろうと手続きをしてくれた。次は教会だな。
「まぁ!お祈りですか?それともお布施ですか?」
「えっと従魔登録をしに来ました」
「それはおめでとうございます!銀貨3枚になりますがよろしいですか?」
「はい。大丈夫です」
前もロッソが従魔になった時同じやり取りがあったけど、決められたセリフでもあるのかな。
案内された部屋に着き、コリーに手をかざすようお願いする。
水晶が光り、コリーのステータスが僕たちの目の前に現れた。
どれだけ良い人なんだろう。あまり遅くならないよう気を付けなきゃ!
着くと大量に切り出された木が置かれている。
これだけの木を切り倒したのに、周りの木が倒された感じがしないのがすごい。コリーの言ってたこと疑ってたわけじゃないよ?
それより、どれだけの大きさの家作るつもりなの!?
『来たか。木は準備したんじゃがの、ガラスがないと窓が作れんぞ。開けっ放しでもいいが、虫が入ってくるからの』
「そうだよね。虫はさすがに嫌だな」
『オシャレな家が良いからの!』
オシャレな家って、今まで奴隷商にいたコリーが言うとなんかすごく違和感を感じるんだけど。それよりガラスか。どうしよう。
『買いに行けばいいんじゃないの?』
「そうだね。お金はあるしそうしようか。それにコリーもついて来てもらえる?僕じゃどれが良いかなんてわからないし」
『ビューンって行く?』
「えっと、僕が酔わないぐらいのスピードでも良いかな?」
『いいよー!少しビューンで行く?』
「ううん。馬車の速さでお願い…」
ロッソはやりたことがあるからとお留守番しているようだ。ルピとコリーを連れて向かった。
どこで買えばいいんだろう。とりあえず日用品ではないけど雑貨ギルドへ向かった。
「すいません。ガラス板が欲しいんですけど」
「ガラス板ですね。小さなものは雑貨ギルドでもご用意がありますが、大きめの物になりますと、ガラス屋の方が早いと思います」
「わかりました。向かってみます」
紹介されたガラス屋に向かう途中途中で、あのお菓子が食べてみたいのじゃ。ルピお腹空いたと2人の注文を聞いていたら、着くまでにすごく時間がかかった…。
ロッソが怒るだろうから、ロッソのお土産も買っていこう。
「ガラス板を譲ってもらえるかの?」
「はいはい。ガラス板ね。どれぐらいのものが欲しいの?」
僕にはどれぐらい必要なのかも大きさもわからない。人影がいない建物の裏でコリーに人に化けてもらい、自分で注文してくれる?とお願いしておいた。
その間僕とルピはお留守番。
『主人や話しが付いたぞ。支払いが必要じゃ』
「これ持って行って」
『持ち逃げすると思わんのかの?』
「ルピとロッソが選んだ人がそんなことしないよ」
『ほっーほっほ。そう言われては持ち逃げはできんな。だが、あまり人を信用してはならんぞ』
昨日の夜のうちに作って置いたミニアイテムボックス財布をコリーに渡した。
この中に大金貨50枚入ってるし大丈夫でしょ。そんなにいらないだろうけど、足りないよりはいいはずだよね。
『終わったぞ。運ぶのはどうするのじゃ?』
「僕のアイテムボックスに入れればすぐなんだけど、ここでやれば目立つしどうしよっか?」
『荷台を貸してくれると言っておったから、人目がない場所に運んで入れたらどうじゃ』
「そうだね。じゃぁ、さっきのコリーが化けた場所まで運んできてもらえる?僕そこにいるから。重いだろうから、ルピもお手伝いしてあげて?」
ルピがお手伝いするー!と言ってくれたけど、コリーがあれぐらい平気じゃというので大丈夫なんだろう。
一一一ガラガラガラ一一一
『待たせたの』
「コリー⁉︎なにその量⁉︎」
待っていると、すごい大きな荷台に大量の大きなガラス板を載せて運んできた。1つ1つ割れないように布でくるんであるけど、そんなにガラス使うの!?
『これで全部じゃ。足りなければまた来ればいいからの』
「足りなければって…これ余るぐらいの勢いじゃない?」
『オシャレな家には必要なんじゃ。ほれ財布を返すぞ』
返されたお財布は大金貨が10枚以上減っていた。これ僕が買ってたらすごく目立ってたかもしれない…。コリーに任せてよかった。
いや、良かったのか?
人目につかないようにアイテムボックスの中にどんどんしまっていく。重そうなのに2人ともひょいひょい持ってるんだからすごいよ。
コリーが街に来たついでに、ギルドカードに登録とステータス添付もしておこうかな。コリーに説明し変相を解いてもらって、冒険者ギルドと教会へ向かった。
「おう!今日はどうした。なんだその可愛らしい爺さんは」
「僕の新しい従魔です」
「お前いつ新しい従魔なんて…てか、そんな爺さんが従魔なのか?」
『人間は見た目で人を見るから面白いの。大事なのは内面なんじゃがの。ほっほっほ』
内面って言うけど、何も情報がないから見た目でしか見ようがないと思うんだけどね。
ゲーハさんにロッソとルピが見つけてくれたと伝えると、お前らの従魔が見つけたなら面白い爺さんなんだろうと手続きをしてくれた。次は教会だな。
「まぁ!お祈りですか?それともお布施ですか?」
「えっと従魔登録をしに来ました」
「それはおめでとうございます!銀貨3枚になりますがよろしいですか?」
「はい。大丈夫です」
前もロッソが従魔になった時同じやり取りがあったけど、決められたセリフでもあるのかな。
案内された部屋に着き、コリーに手をかざすようお願いする。
水晶が光り、コリーのステータスが僕たちの目の前に現れた。
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