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斎藤課長視点(変態注意!)
04.斎藤課長の幸せな日々
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週末休みになり、友人と買い物へ行くと言う麻衣子を駅まで送った後、隼人は弟の崇人の自宅マンションを訪れた。
仕事帰りの社会人向けの新作メニュー開発を手伝ってほしいと、崇人から連絡が来ていたのだ。
紺色のエプロンをつけた隼人が、鍋から取り皿へ取り分けた煮物を崇人へ手渡す。
煮物を一口食べた崇人は、味の絶妙さに思わず唸った。
「味はどうだ?」
「糞ムカつくけど、美味い。流石、兄貴だ。これなら店で出せそう」
「料理が出来る男は素敵だと、麻衣子さんが言っていたからな。家でも多少練習はしたんだ」
開発を手伝ってほしいと頼んでいたとはいえ、これから行くという事前連絡無しで突然家へ押し掛け、勝手に冷蔵庫を漁り料理を始めた兄へ寝起きの頭では文句を言う余裕も無く、崇人は呆然と見ているしか出来なかった。
持参した圧力鍋を使い、手際よく煮物を作った兄の有能ぷりに崇人は羨望の眼差しを送り、料理を始めた理由を聞いて引いた。
「麻衣子さん麻衣子さんって、性癖を受け入れてくれる女が見つかってはしゃいでいるようだけど、まだお試し期間中なんだろ? 兄貴は仕事外ではポンコツだから、俺が麻衣子さんに兄貴が本気で惚れていて落とそうとしているって話してやろうか」
ヘラリと笑う崇人へ、底冷えする目を向けた隼人は冷笑を浮かべた。
「余計なことを言ったら、俺に預けているお前の宝物“しいちゃんはおねだり上手シリーズ3、お兄ちゃんのスティックをぺろぺろさせて”がどうなってもいいのか?」
実家から引っ越す際、隼人へ預けて返してもらえず人(物)質となっているDVDのタイトルに、崇人の顔色は青くなる。
今は引退して絶版となった童顔セクシー女優主演のDVDを手に入れるため、崇人はどれだけの時間と労力と金をつぎ込んだか説明したのに、この鬼畜な兄はわかってくれない。
勝手に鑑賞した兄は「全く興奮しなかった」と酷い感想まで言ってくれる。
「くっ、卑怯だぞ! この変態が!」
「ロリコン巨乳好きのお前よりマシだろ」
「俺は2次元のロリっ娘が好きなんだ! 実物のロリっ娘触らないし話しかけもしないって! 足が好きとかいうヤバイ性癖持ちの兄貴よりは正統派だろーが!! ってか、俺の限定DVDを返せよー!!」
半泣きになった崇人の悲痛な叫び声と、隼人の笑い声が室内に響き渡った。
この日作った煮物は店のメニューに加えられ、注文した客たちからは「美味しい」となかなか好評だったという。
***
下着姿の麻衣子を浴室用椅子へ座らせ、隼人は浴室の床に膝をつく。
「動かないで」
左手で太股を押さえた隼人は、右手を器用に動かしムダ毛の流れに沿って女性用カミソリを滑らせていく。
ムダ毛を剃り落とし、剃り残しが無いか足の細部までを手の平全体で触ってから、クリームをシャワーで洗い流す。
シェービング用クリームを全て洗い流した後は、ボディ用の保湿化粧水を両手で丹念に取り塗り込んでいく。
「この保湿化粧水、評判通り使い心地は良さそうだね。ほら、ツルツルになった」
滑々になった脹脛に頬擦りをした隼人は、赤い顔をして口元を押さえた麻衣子の顔を見て愉しそうに口角を上げた。
「どうしたの?」
「なん、でもありません」
どうしたかなんて、問わなくても分かっている。
足に塗りこんだ化粧水は海外から取り寄せた『恋人をその気にさせる化粧水』なのだから。
含まれている成分は、人体に影響がある薬は入っていないことを成分表で確認し、舐めても大丈夫だという安全な物を選んだ。
意地悪な問いかけに答えられず、顔を真っ赤に染めた麻衣子は横を向く。
「もしかして、興奮したのか?」
「ち、違うっ」
慌てて首を横に振って否定する麻衣子が可愛くて、下半身に力を入れていなければガチガチに興奮した状態の隼人の隼人がパンツの中で爆発するところだった。
仕事帰りの社会人向けの新作メニュー開発を手伝ってほしいと、崇人から連絡が来ていたのだ。
紺色のエプロンをつけた隼人が、鍋から取り皿へ取り分けた煮物を崇人へ手渡す。
煮物を一口食べた崇人は、味の絶妙さに思わず唸った。
「味はどうだ?」
「糞ムカつくけど、美味い。流石、兄貴だ。これなら店で出せそう」
「料理が出来る男は素敵だと、麻衣子さんが言っていたからな。家でも多少練習はしたんだ」
開発を手伝ってほしいと頼んでいたとはいえ、これから行くという事前連絡無しで突然家へ押し掛け、勝手に冷蔵庫を漁り料理を始めた兄へ寝起きの頭では文句を言う余裕も無く、崇人は呆然と見ているしか出来なかった。
持参した圧力鍋を使い、手際よく煮物を作った兄の有能ぷりに崇人は羨望の眼差しを送り、料理を始めた理由を聞いて引いた。
「麻衣子さん麻衣子さんって、性癖を受け入れてくれる女が見つかってはしゃいでいるようだけど、まだお試し期間中なんだろ? 兄貴は仕事外ではポンコツだから、俺が麻衣子さんに兄貴が本気で惚れていて落とそうとしているって話してやろうか」
ヘラリと笑う崇人へ、底冷えする目を向けた隼人は冷笑を浮かべた。
「余計なことを言ったら、俺に預けているお前の宝物“しいちゃんはおねだり上手シリーズ3、お兄ちゃんのスティックをぺろぺろさせて”がどうなってもいいのか?」
実家から引っ越す際、隼人へ預けて返してもらえず人(物)質となっているDVDのタイトルに、崇人の顔色は青くなる。
今は引退して絶版となった童顔セクシー女優主演のDVDを手に入れるため、崇人はどれだけの時間と労力と金をつぎ込んだか説明したのに、この鬼畜な兄はわかってくれない。
勝手に鑑賞した兄は「全く興奮しなかった」と酷い感想まで言ってくれる。
「くっ、卑怯だぞ! この変態が!」
「ロリコン巨乳好きのお前よりマシだろ」
「俺は2次元のロリっ娘が好きなんだ! 実物のロリっ娘触らないし話しかけもしないって! 足が好きとかいうヤバイ性癖持ちの兄貴よりは正統派だろーが!! ってか、俺の限定DVDを返せよー!!」
半泣きになった崇人の悲痛な叫び声と、隼人の笑い声が室内に響き渡った。
この日作った煮物は店のメニューに加えられ、注文した客たちからは「美味しい」となかなか好評だったという。
***
下着姿の麻衣子を浴室用椅子へ座らせ、隼人は浴室の床に膝をつく。
「動かないで」
左手で太股を押さえた隼人は、右手を器用に動かしムダ毛の流れに沿って女性用カミソリを滑らせていく。
ムダ毛を剃り落とし、剃り残しが無いか足の細部までを手の平全体で触ってから、クリームをシャワーで洗い流す。
シェービング用クリームを全て洗い流した後は、ボディ用の保湿化粧水を両手で丹念に取り塗り込んでいく。
「この保湿化粧水、評判通り使い心地は良さそうだね。ほら、ツルツルになった」
滑々になった脹脛に頬擦りをした隼人は、赤い顔をして口元を押さえた麻衣子の顔を見て愉しそうに口角を上げた。
「どうしたの?」
「なん、でもありません」
どうしたかなんて、問わなくても分かっている。
足に塗りこんだ化粧水は海外から取り寄せた『恋人をその気にさせる化粧水』なのだから。
含まれている成分は、人体に影響がある薬は入っていないことを成分表で確認し、舐めても大丈夫だという安全な物を選んだ。
意地悪な問いかけに答えられず、顔を真っ赤に染めた麻衣子は横を向く。
「もしかして、興奮したのか?」
「ち、違うっ」
慌てて首を横に振って否定する麻衣子が可愛くて、下半身に力を入れていなければガチガチに興奮した状態の隼人の隼人がパンツの中で爆発するところだった。
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