19 / 22
19.
しおりを挟む
硬く熱い陰茎がナカを擦り、亀頭で子宮口と直腸の奥を穿たれて達した陽菜の下半身に力が入り、膣内と直腸内に入っている二本の陰茎を締め付ける。
射精を促して蠢く膣壁と腸壁の気持ち良さで、眉間に皺を寄せたギルは息を吐いた。
「はぁ、前も後ろも、吸い付いてくる。俺を、待ち望んでいたのか」
快感で蕩けた思考では取り繕うことはなく、陽菜は素直に首を上下に動かして頷く。
「うん。ずっと、あっ、一週間、コレが欲しかったの。太くて硬くて、気持ちイイから。はぁはぁ、ギルのもこんなに硬くなっているよ」
たとえ互いに恋慕の感情も無くても、ギルが自分の許へやって来るのはエナジー採取が目的だとしても、体の相性が良い相手とのセックスは気持ちが良い。
「ギルも、したかった?」
目的は違えど会える週末を待ち望んでいたと、ギルも同じ気持ちでいてくれたら嬉しい。
懇願の思いを込めて、快楽で蕩けた思考のまま陽菜はギルの顔へ手を伸ばす。
伸ばした指先にギルの指が絡まり、強く握る。
言葉を発しなくとも、それだけで十分答えになった。
「嬉しい」
表情は変わらなくても、ギルの目元がほんのり赤く染まっている気がして、陽菜は満面の笑みを浮かべた。
「くっ」
ぎりっと、奥歯を噛み締めたギルは片手で陽菜の太股を抱え込み互いの体を密着させ、陰茎を更に奥へと押し込んだ。
「あんっ、ギル、ソレ、気持ちイイ」
円を描くように腰を動かされると、肛門と直腸から子宮口へ快感が広がっていった。
陽菜の下半身に力が入り、膣と肛門が中に入っている陰茎を締め付ける。
「ヒナ」
動きを止めたギルの顔が近付くと、条件反射で陽菜は目蓋を閉じた。
唇に重なっただけの軽いキスは、リップ音を立てて離れていく。
「は、動くぞ」
一旦止めた腰を動かし出したギルは数回だけゆるく動かし、直ぐに子宮口を抉じ開ける勢いで奥を穿ち始める。
「あっあっああっ!」
一突きが強過ぎてお腹が苦しいと文句を言いたいのに、圧迫感を上書きする快感で文句を言おうと開いた口からは、甘い喘ぎ声しか出てこない。
ギルの激しい腰の動きによって、頑丈なはずのベッドも揺れて軋み音を室内に響かせる。
「奥、奥をそんなに突いちゃ、激しくしたら、すぐにあっ、イッちゃうよぉ」
容赦ないギルの腰遣いに翻弄され、軽く達した陽菜の目の前で火花が散った。
抽挿の動きに合わせて揺れる両乳房に触手が巻き付き、二つに割れた先端が硬く起ち上がり自己主張する両乳首に吸い付く。
「ああんっ、胸も一緒に吸っちゃ、ひぁんっ!」
力が入る太股を抱えなおしたギルが腰を動かし、泡立った愛液で濡れた彼の下生えがクリトリスを擦り、強い快感に襲われた陽菜は悲鳴を上げた。
「あっあん、あっもうダメェ」
「達しそうか? いいぞ、イけよ。俺もすぐに、イきそうだ」
息を荒げて顔を歪めたギルは腰を引き、ずんっと勢いよく二穴に陰茎を押し込んだ。
「イクッ、イッ、ああああーー!」
視界が真っ白に染まり、全身に力を入れた陽菜が盛大に達した瞬間、膣の奥からぷしゃっと愛液が噴きだす。
噴きだした愛液は膣の入口を塞ぐ陰茎にかかり、求めていたエナジーが放出されたことに満足したギルは口角を上げた。
「ヒナ、締め付けるな……ぐっ」
収縮する膣壁と腸壁の動きに逆らわず、陰茎を締め付けられる快感と込み上げてくる射精感によって溜息を吐き出したギルは、腰を押し付けて子宮口と直腸の奥へ向けて熱い精液を迸らせた。
「はぁはぁ……お腹とお尻の中が、いっぱい」
絶頂の余韻で脱力して握り締めていたギルの手を放した陽菜は、入ったままの二本の陰茎と放出された大量の精液によって膨れた下腹を撫でる。
射精を促して蠢く膣壁と腸壁の気持ち良さで、眉間に皺を寄せたギルは息を吐いた。
「はぁ、前も後ろも、吸い付いてくる。俺を、待ち望んでいたのか」
快感で蕩けた思考では取り繕うことはなく、陽菜は素直に首を上下に動かして頷く。
「うん。ずっと、あっ、一週間、コレが欲しかったの。太くて硬くて、気持ちイイから。はぁはぁ、ギルのもこんなに硬くなっているよ」
たとえ互いに恋慕の感情も無くても、ギルが自分の許へやって来るのはエナジー採取が目的だとしても、体の相性が良い相手とのセックスは気持ちが良い。
「ギルも、したかった?」
目的は違えど会える週末を待ち望んでいたと、ギルも同じ気持ちでいてくれたら嬉しい。
懇願の思いを込めて、快楽で蕩けた思考のまま陽菜はギルの顔へ手を伸ばす。
伸ばした指先にギルの指が絡まり、強く握る。
言葉を発しなくとも、それだけで十分答えになった。
「嬉しい」
表情は変わらなくても、ギルの目元がほんのり赤く染まっている気がして、陽菜は満面の笑みを浮かべた。
「くっ」
ぎりっと、奥歯を噛み締めたギルは片手で陽菜の太股を抱え込み互いの体を密着させ、陰茎を更に奥へと押し込んだ。
「あんっ、ギル、ソレ、気持ちイイ」
円を描くように腰を動かされると、肛門と直腸から子宮口へ快感が広がっていった。
陽菜の下半身に力が入り、膣と肛門が中に入っている陰茎を締め付ける。
「ヒナ」
動きを止めたギルの顔が近付くと、条件反射で陽菜は目蓋を閉じた。
唇に重なっただけの軽いキスは、リップ音を立てて離れていく。
「は、動くぞ」
一旦止めた腰を動かし出したギルは数回だけゆるく動かし、直ぐに子宮口を抉じ開ける勢いで奥を穿ち始める。
「あっあっああっ!」
一突きが強過ぎてお腹が苦しいと文句を言いたいのに、圧迫感を上書きする快感で文句を言おうと開いた口からは、甘い喘ぎ声しか出てこない。
ギルの激しい腰の動きによって、頑丈なはずのベッドも揺れて軋み音を室内に響かせる。
「奥、奥をそんなに突いちゃ、激しくしたら、すぐにあっ、イッちゃうよぉ」
容赦ないギルの腰遣いに翻弄され、軽く達した陽菜の目の前で火花が散った。
抽挿の動きに合わせて揺れる両乳房に触手が巻き付き、二つに割れた先端が硬く起ち上がり自己主張する両乳首に吸い付く。
「ああんっ、胸も一緒に吸っちゃ、ひぁんっ!」
力が入る太股を抱えなおしたギルが腰を動かし、泡立った愛液で濡れた彼の下生えがクリトリスを擦り、強い快感に襲われた陽菜は悲鳴を上げた。
「あっあん、あっもうダメェ」
「達しそうか? いいぞ、イけよ。俺もすぐに、イきそうだ」
息を荒げて顔を歪めたギルは腰を引き、ずんっと勢いよく二穴に陰茎を押し込んだ。
「イクッ、イッ、ああああーー!」
視界が真っ白に染まり、全身に力を入れた陽菜が盛大に達した瞬間、膣の奥からぷしゃっと愛液が噴きだす。
噴きだした愛液は膣の入口を塞ぐ陰茎にかかり、求めていたエナジーが放出されたことに満足したギルは口角を上げた。
「ヒナ、締め付けるな……ぐっ」
収縮する膣壁と腸壁の動きに逆らわず、陰茎を締め付けられる快感と込み上げてくる射精感によって溜息を吐き出したギルは、腰を押し付けて子宮口と直腸の奥へ向けて熱い精液を迸らせた。
「はぁはぁ……お腹とお尻の中が、いっぱい」
絶頂の余韻で脱力して握り締めていたギルの手を放した陽菜は、入ったままの二本の陰茎と放出された大量の精液によって膨れた下腹を撫でる。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説


愛してしまって、ごめんなさい
oro
恋愛
「貴様とは白い結婚を貫く。必要が無い限り、私の前に姿を現すな。」
初夜に言われたその言葉を、私は忠実に守っていました。
けれど私は赦されない人間です。
最期に貴方の視界に写ってしまうなんて。
※全9話。
毎朝7時に更新致します。

冤罪から逃れるために全てを捨てた。
四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)

なにをおっしゃいますやら
基本二度寝
恋愛
本日、五年通った学び舎を卒業する。
エリクシア侯爵令嬢は、己をエスコートする男を見上げた。
微笑んで見せれば、男は目線を逸らす。
エブリシアは苦笑した。
今日までなのだから。
今日、エブリシアは婚約解消する事が決まっているのだから。

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる