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19 秘密基地のつもりが本宅に

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「ああ、私の特技だ。人の心を読む」
え?なに?何いってんの?
え?私だいじょうぶかしら?だいじょうぶかしら?だいじょうぶよね、、だいじょぶね?
おれ、、別に何も隠し事とかないよな?・・・よし、無い!!浮気もしたこと無いしっつ!!!
私、浮気なんかしないし!旦那一本だし!!

「お前たちの親、おもしろいなぁ、、」姫
「でしょう?」×4

「こんな者たちばかりだったら、もっと違っていたかもなー」姫
「だいじょうぶ!!」
「おう!これからこれから!!」
「だな!転移できるんだ、毎日来ればいいし!」
「父上、母上、姫様に一間ご用意しても良いでしょうか?」四郎
「「「「それだ!!」」」」×3+姫


で、二階の真ん中の部屋にした。挟まれて安全!左右に俺ら二人ずつの部屋。
次郎が少し壁を左右に広げ、俺らの部屋を少し狭くし、姫の部屋を広げた。
俺は遮音と物理と魔法の結界をその部屋に掛けた。良さげな石を拾ってきて、それに魔力充填し、常にその結界がかかっているようにした。部屋の扉には鍵穴どころかノブも無くし、姫か俺らの手をかざす事がドアの開閉させることになる。

母が部屋を確認した時、その結界の堅牢さに唖然としていた。
「これが、、女神様の、、恩恵?・・」母
「そーですよー」
「うん、一部だけど」
「まぁ、、ふつう?」
「姫様も信者になりましたよ?」四郎

「御札とか、、あるの?」母
「はい、、これに」と差し出す四郎
容易万端だな!!! 流石四郎だっつ!!!

ありがたく差し戴き、懐に納める母。魔法使いだけあって納得しやすかったのだろう。
二号信者げと!!!

ーー

翌日。入学前日。
ゴメイドのアリアが制服を貰ってきた。
ちなみに他の女子ゴメイドは、オラトリア、カンツォーネ、カヴァティーナ、オペラ、カヴァレッタ、ロマンツァだ。
男子は職業で別れているから特に名前つけていない。ゴ執事、ゴ庭師、ゴコックでw

ご執事に制服を着せてみた。
「うん、影武者!」
「おう、、代わりに学校に行かせられるなー」
「俺の分、作ろうかな」俺(太郎)
「あー、おまえはバレるもんなー」
わるかったなー、

「お前たち
「あんたたち、
「「ちゃんと自分で学校行きなさい!!」」父母

(でも、姫、ぜってーやるよな?)
(ああ、やらないわけねーよ)
(うん、多分初日からやるとおもふ)
(あ、やっぱ?それでこそ姫様だよな?)
「「「だなっつ!!!」」」

「だがしかし、影武者いるってバレたらまずいんで、やらせない方向で」四郎
流石四郎だ!

念話で姫様に中止を申し入れた。やっぱやるつもりだったようだ。
念話のしょっぱなに「明日姫の代わりに影武者に行かせるのを中止してください」と言うと、「なぜわかった!」が第一声だったから。
影武者いることをまだ秘匿したい、ということを理解し、姫は遊びを断念した。
で、あとでそっち行くから、あ、飯もよろしくな!と、ボスらしくなってきた。


姫を交えての夕食。
「美味いなー、ゴ、が作ったのか?」姫
「はい、でも本邸の技術複写してるんで、本邸の本物コックに近いですよ」
「いーなー、、」という姫のひたいに、、
「すんまぜん、」と言いながら、おでこを少しくっつけた。
データコピー!

「お!!おまいっつ!!!」
「すんません、姫ほどの能力ないんで、接触が必要なんで少しいただきました。・・・・で、、ひでぇな、、、」
どれどれ?と、他の3人が俺の額に額をくっつけ、それぞれコピった。
「「「・・・・・ねえな、、」」」

「なんだ?」父
・・・・・ぴとっ、、ぴとっ、、
と、父と母の額に俺の額をくっつけ、それぞれに渡した。
・・・・・・
・・・・・・
「姫様、、毎日、毎食、ウチで食べてください。友人の父としてのお願いです」
「私からもお願いします」母

「「「「姫!」」」」
「・・おう、、世話に成る。」
「「「「ばんざーい!!!」」」」

「あ、ここで影武者だ!!!」四郎
「「「「「「それなっつ!!!!!!」」」」」」
父と母もすぐに察した。

飯食いながら計画作る。
影武者が姫邸に姫の代わりに居る。
朝、俺らを迎えに行くという名目で影武者がこのプチ邸に来て、本物姫と俺らが馬車で学校に。ゴ姫はぷち邸に滞在し、副長や師範からいろいろ習う。
帰りは逆。

「「「「「完璧だ!!!」」」」」

姫の邸では姫の様子が少しくらい違っても「誰も気にしないだろう」ということなので、
俺と姫が転移で姫邸の部屋に行き、ゴ姫に指令を与えた。不測の事態になった場合は念話を姫に送ることとした。
その晩から姫はうちの子になった。

風呂が一つしか無いので、次郎風呂側の壁、邸の正面左側の壁だな、を外側に数メートル移動して少し拡張。風呂を2つにした。
当然一階二階のそっち側も広がったので、各部屋を調整。魔法で手に負えないものは、メイド副長に頼んだ。主に調度品とか。


両親にお休みを言って部屋に戻り、俺達会議。今夜から姫もまじる。
主に、姫の歓迎会をどーやるか?
あと、軍関係など、進展していることの報告は明日以降でいいでしょう、となった。
今日はいろいろあったので、早く休む。明日は学校なのだ。


一階居間。
両親ふたりきり。

「・・・・いい子よね」
「ああ、いい子だ」
・・
「冒険者に戻りたくなってきたわ」
「ああ、俺もそうだ。」
・・
「子どもたちを連れて、世界を見るのもイイわね」
「ああ、5人を連れて回るのは楽しいだろうな」
・・
「「その前に」」
「「ぶっつぶすか、、この国」」
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