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16 もうそろそろ王都の学校に入学しなければならない件

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学校いくので持ってくモノの用意しときなさいって母指令が来たので部屋で何持ってこーか?とかやりだした俺達。
「めんどくさ、、」
「うん、こっから通学でいいじゃん」
「「「それだっつ!!!」」」

だだだだだーっつ!!4人は走って居間に行く。

「お父様!!僕達この邸から学校に通います!!!」×4

へ?という顔になって、それから一瞬考える顔になってすぐに渋い顔になって、普通の顔に戻った父。百面相父。
「あー、、まぁ、、今のお前たちならまぁ、、そんなこと容易だろうけど、、でもな、それがバレたら一生飼い殺しだろう。こき使われておわるぞ?。だから基本、いざという時を除いて、大きい魔法は使わないこと。いいな?」
まぁ、、いざとなったらお前たち連れてこの国出ればいいだけなんだけど、、とか怖いことぼそっと最後に言っていた。

ひそひそひそ・・
(なんだ?ほんとに使えないの?人前で使わないマナーとかじゃなかったの?)
(みたいだなぁ、、7-8歳の子供が使える魔法を使えないって、、どうよ?)
(でも、俺ら、ほら俺達の女神様に恩恵与えられてるから、、、)
(まぁ、、そーだけど、、んじゃ、ここの大人は誰一人恩恵受けていないの?)
(神の見放した世界?)
(((だなぁ、、)))

「・・・・う、うっほん、、、、まぁ、、言いたい事はいろいろあろう、、が、、お前たちの将来が掛かってるんだ、気をつけなさい」
「「「「はいっつ!!」」」」

ーー

「俺達会議ぃーーー!!!ぱふぱふぱふぱふぅーーー!!」
「「「わぁーー」」」ぱちぱちぱち

「で、どうよ?」いきなり振る俺(一郎)
「ああ、姫様はもう知っているし、あの子自体がこっち側だから問題はないな!」四郎
「おう、父と母も全部とはいわないが、なんかだいたい知ってるー、みたいだし、ウチの使用人さん達もだいじょぶってことでいいのかな?」
「いんじゃね?」
「でさ、もし知られたらどーなるのよ?」
「偉い奴等が権力乱用して俺らを逮捕して監禁して魔法か薬物で奴等の言いなりにさせられちゃうんじゃね?」
「まぁそこらへんだろーなー」

「んじゃ、俺らがさっさと軍団作って、姫様から正式に騎士として認められれば、王以外手出しできないんじゃね?」
「ああー、あと教会ってどうよ?大体こういう場合、教会は権力のスクツ(巣窟)だろ?」
スクツ、、ぷw と、誰かがw

「いんだよ!、そっち系だとその読みが正しいのっ!!」
「まぁまぁ、、本音言えば俺らはそんな教会関係ない。俺らの神はあのお方お一人のみっつ!!なので、なんかあったら瞬時にぶっつぶせるほど俺らが力つけとけば問題ない。なので、必要なのは俺達の強大なちからだ。」

「ああ、いろいろ言うじゃないか、力の無い正義は意味がない、って。」
「おう、だな!世界を蹂躙できる力を持ち、世界を正しく抑えてれば、ベストだな!」
「だなぁ、、そうすりゃ布教活動はとても楽になる、、」

「「「それだっつ!!!!!」」」

決定!俺らが世界を支配できるように成る力を付ける、圧倒的な力を!

ーー

それからの毎日は競争のように鍛錬し始めた俺達。
父母どころか、使用人達まで俺らを心配する。
でも俺達を押しとどめることはできないのだ!!

午前中に剣と魔法の特訓して体力魔力を使い切り、昼飯食ってお昼寝。
その後、また剣と魔法の特訓して体力魔力を使い切り、よろよろしながら風呂入って、晩飯食ってそのまま爆睡。
寝ている時も、4人は脳内ネットで繋がって、夢の中で魔法の鍛錬。その後、脳内仮想世界で戦闘や政治や経済などで”闘う”ことを続けた。


冬が終わり、学校入学が近くなってきた。
母に、入学がもうすぐなので明後日かし明後日には王都に出発するわよ。と言われた。

「馬車で?」俺
「え?そうだけど?」母
「・・・転移で行きたい、、」
「まぁ、面倒だからね、、できたらそうしたいけど、無理でしょう?」
「できたら、いいの?馬車はいる?」
「向こうで借りるほうが楽だけどね。」
「あと、何か持っていくもの、って?」
「さほど多くはないけど、木箱で10程度かな?」
「向こうでの滞在は?」
「知り合いにお家借りたわ。学校と下町の間くらいの便利な所。あなた達が向こうで滞在するところ。うちのメイド副長があなた達の面倒を見るからね。で、彼女が向こうで数人、必要な人を雇うから。」
あ、外から人?まずいなぁ、、まぁ、あっちに行ったら副長にゴーレムあげればいいっか、、

「その程度ならいっぺんに転移できるから転移でいこうよー、ねー、かあさんぅー!」
「???できるっての??」
「その程度なら、まぁ、、余裕?」
・・・・・・
「まぁ、、あなた達だから、、、でも、行ったと来ない家だし、、道端や前泊まった宿にいきなり出るのもまずいし、、」
「え?行けるよ?」
「・・・・どうやって?」

「母さん、遠見できるでしょ?その家、今どう?」
えっと、と言いながら見てる、、傍から見たら放心してる感じでなんかあほっぽw
で俺も見る。
「うん、誰もいないね。あ、でも掃除してあるねー、、家具もあるし、、部屋多いね、家と言うより小さな邸?」
「あら、、遠見しながら喋れるのね、やっぱりあんた達ねぇ、、」
もうレッテルになっているw

んじゃ、と母の手を掴む。
転移!

シュン!
「え・・、」
周囲を見回す母。勿論遠見で見ていたそのぷち邸の玄関先だ。

ガちゃ、、あ、カギ掛かっている、、
母の手をとって、シュン!!

ドアの内側に。
「やっぱキレイに掃除されているねー、、いいねこのうち!」
・・・・・
「まぁ、、、あなた達だから、今更だけど、、、、今更だけど!!!」母

「いーじゃん、うちからうちへの転移なんだから。」
「でも、、どうしよう?外部の者を数人雇わなければならないのよ?」
「うん、それは、、
シュン!と、母の手を取って外に出る。
で、庭で探して、親指大の良さげな石を見つけ、ふきふき、、色々魔法掛けて、更にむにゃむにゃ、、魔力纏わせること10回ほどで行けた。
興味深く見守る母。何やっているのか半分くらいは理解出来ている様子。

その石を庭の地べたに起き、
「いでよゴーレム!」
ずずずずーー、、

「髪型と髪の色を変えてみました!」俺

え?、、あらほんと!あなた達、いえ、、あなたにそっくりね!!と母が魔法使いの顔で。
えーそーですとも、、目だけはなぜかふつーにならないんだよっ!!

「へぇ、、面白いわねぇ、、、どうやるの?石をコアにするため、いろいろぶち込んだのはわかったのだけど、、あと、魔力纏わせたのは、いつでもすぐに使えるように?」
「流石コーチ!!お見通しですな!!!」
「ま、まぁねっ!!!」

母がちょろいのは、少し複雑、、、
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