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後後244 調査に学園に行ってみる 5 作戦
しおりを挟む領主様はとりあえず置いといて話を進めなければ皆がココにいる意味ないので進める。
「園長先生、ご学友候補の皆さんにご説明お願いいたします」俺
姫様のご学友だからね、最初なのでそれらしくしないとね!
「うむ。さて、皆に集まってもらったのは他でもない。ちなみにこの他でもないという事を言う前には相手も肝心なことを知っているという前提なので、この場合は他でもないという言葉は当てはまらないということになるが
「はい結構です。俺が進めます。」俺
生徒たちはその園長の様子に特段何か思った顔をしていなかった。つまり、速攻で話しがそれるのは園長の持ち味(最善の選び抜かれたよく言った場合の言葉)であろう。放置しておいたらどこまで行くのだろう?見てみたかったが今日はパスだ!
「えと、皆さん華子姫のご学友候補としてここに集められました。」
皆を見るが、へぇ?とすらしていない。うむ、この豪胆さ!なかなか良い。
「あ、そこまでは前に言っていますから」園長
・・・・・くそじじぃ
「んじゃ話は早い。もうすぐ姫様とその・・・なんつーか、ご学友と言うにはおこがましいようなおまけ的何か?武力以外害悪しかねーんじゃね?というたぐいのおまけがついて、一緒に学園に入ってこられます。
でっ!そのおまけは姫様のお気に入り?つーか、結構息が合ってしまってて、姫様もそのー、アレだ、なんというかー・・」
「逝かれれしまってらっしゃるのですね?」お后様クーロン城じゃねぇクローンじみた美少女。
「大正解!ありがとう。そういうわけで、君達のミッションは姫様を将軍様の娘、この国の姫様らしく改良してもらうことだ。敵を懐にいだきながらの作戦なのでとても厳しいと思うが、そのおまけをもまともにしてもらえたら更にありがたいと思っておる。ちなみに、そのおまけを華子姫にあてがったのは、それこそ他でもない母親であるお后様である。」
この最後の部分だけは、皆ぴくっとうごいた。
「・・・ふむぅ、」
「これは・・」
「難儀な・・」
「がるるるる!」
え?
「何?何がわかるの?」俺
クローンが
「お后様、アノお方が与えた、というか、見出したんでしょう?そういう物体だから、どこまで難敵なのか得体が知れないのです」
(・・・・あの、将軍の嫁さんって、そんなんなのか?)泉さん
(知らなかったっす、もともとおかしいんですね?たまたまじゃなかったんだ・・・)俺
「・・・・・・・・・・・・領主様?知ってましたね?」俺
ハッ!
正気に戻った領主様
「ふむ、そう言われてみれば、一般から見たらそうなのかも知れないな。ほれ、儂と将軍は慣れているのではあれには。もう付き合いも数十年。」
そういう問題だろうか?
しかも、と続ける領主様
「最近、というかここ10年ほどはお前たちも参入して(え?俺来てもう10年?え?俺26歳?うそ!!!ヤッ!!おっさん禁止!!)からこのかた、何が普通なのか?まともなのか?ってことが意味なく思えてな。」
「えっと、それは・・
「うむ、俺もガクもおかしいと?」泉さん能面になってますよ?
「そういうわけでもないんだな、なんというか、常識って何?必要なの?みたいな、今までの概念って勝手に決めていただけでそれはこの社会に足かせになってたのではないか?と思えるところも多すぎてな」
うんうん頷く子どもたち。
そうなの?君らのほうがよく判ってるみたいだね?
「えと、君達は納得しているようだけど、君達の言葉で説明してもらえる?俺ら、当事者なのにピンとこなくってさ」俺
泉さんも頷く
生徒たち、視線を合わせてうなずき合う。
「では。おっさんたちの既成概念岩より難し。」
「狭量ほど社会を腐らすものはなし」
「でもここんとこ、特に他国の食事が入って来るようになってから、幾分希望が見えてきましたね」
「他国と比べて獣人の数の少なさが了見の狭さを表していますね。だから他国の食事も根付きにくい」
「その食事だって大半の大人達は試そうとすらしない。それは小心以外の何者でもないでしょう?今まではそういう試金石なかったからわからなかっただけで」
がるるるる!!
あ、園長と領主様死んでる!
「ありがとうございます!」
もっと言おうとしているのを強制停止した。じゃないとこの大人2人のガラスのハートに厳しすぎるようだ。
「悪いね、折角意見出してくれてるのに。おっさん達、精神弱いみたいで・・」俺
「「「はぁ・・・・」」」でっけえ溜息
がるるるるる!!
「でもまあ次世代がこうだと知って、安心できたよ」
「そうだな。この国も次の世代で他国に並ぶな」泉さん
「まぁ、ボクラは努力を惜しみません」すんごく賢くまじめな子
「お年寄り達には早めに悠々自適な余生を過ごしてもらうようにしたいですね」
排除しますよ、って宣言聞いちゃったよ・・・さすがお后クローン!
「温故知新という言葉もあります。なので昔から続いていることの中には、私達がまだ理解できない合理的理由や、長い経験の結果得られたものも少なくないと思います。それらを見極めるのも大切ですね」姪
「「確かに・・」」賢者とクローン
「んじゃ、賢者君、クローンさん、めいごさん、わんちゃん、華子姫をよろしくね。あと姫にくっついているおまけは博子って言うんだけど、外来なんだよ。外来でもおかしなほうの外来で。」俺
賢者・・ふむ、、なかなか、、と呟く少年
消去法で自分がクローンと呼ばれたとわかったらしいお后様の少女時代そっくりさんは、クローンの意味がわからないようだ。当然だけどな!あとで説明しよう。
あ、泉さんも判ってない様子、つーか、皆か。
姪は姪だと判ってる様子。
わんちゃんは、今俺の足にかみついています!!!いたいのーーー!!
「では、ご学友軍だ・・
「まった、あと2名の紹介!」
学生コスしているおっさんおばはんの紹介しないと。
「この、不自然極まりない学生風何かの2名は、学園長に命令されてこうなったので、本人達が逝かれてるわけではありません、少しだけです。なのでふつーに相手してあげてください」俺
すこし・・と、双方反応。学生チームが、幾分そういう気があるということなのか?と疑問を持ったのに対し
無理あるコスの2人は
「少しもねーよ!」と抗議する」
「18歳とか半周り以上サバよんだの誰かな?」俺
「「・・・・・・」」
「少しだけなのか?」と、学生側から疑問のつぶやきが上がった。
ほれ、墓穴ホルから
四捨五入したら30歳の2名は、しまった!、と顔を歪めた。
「まぁ、その少しなお二人は、姫の教官になります。お稽古ごとから武芸学業まで担当します。ご学友の皆さんも一緒に協力しあって、姫さまの健全化を目指しましょう!」俺
うむ、無理やし少しにおしとどめてあげたぞ?
でもいたいの、わんちゃん、少し緩めて欲しい・・・そんなに強く噛み続けると顎痛くなっちゃうよ?
「よし、んじゃ姫さま改革チーム立ち上げということで、皆でケーキを食べに行こう!」泉さん
まだ心に多数の刃が刺さりっぱなしのおっさん2名の首根っこを持って立たせ、一緒に連れて行く。
別に財布というわけではない。
この2名はチームのバックアップとして無くてはならないからな!
俺は重い右足を引きずりながら、皆と歩いてシューレのお店に向かった。玄関出る時に、
「あ、この子、引きずられているから服が汚れちゃう」俺
「なっちゃん?そろそろ許して上げなさい?」
「くぅーん・・」
離してくれた、が、人語は喋らないのか?
歩いて当社比10分程度(時計は無いので)だが、皆気にせず歩くようだ。よかった、馬車じゃなきゃやだとかいい出すのが居なくて。
だが実は女子達は、これからケーキを大量に食べる予定なので、幾分減らしておかないと。と思ってただけだった。
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