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後後203 2番めのお姉さん

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「帰ったぞー!アニャータっ!!」
・・・・
「アニャータさーん?!!」
・・・・・
「あにゃーたぁああああ!!!でてきてくれよおおおおお!!」
・・・・
「あにゃあたあああ!!・・・・わるかったおおおお!!」
・・・・・・
「あにゃーたー!!私がわるかった!ごめんよおおお!!だからでてきてくれよおお!!」
玄関ロビー入ったところでなんか喚くアニャータ姉No2

がちゃり!
玄関扉が開く
「あれ?お姉さん、おかえりなさい!」
あーにゃぁあたぁあああああ!と、なんか半分崩れ落ちながらアニャータにすがりついて泣く姉No2
わるかったよおおおお!!ごめんよおおお!!
とか、
無視しないでくれよおおお!捨てないでよおおお!!
とかいっている。

アニャータを見る。
(何のことなの?)俺
(さあ?でも、たまになんかこうなっているときありましたね、、、なつかしい)アニャータ
・・・その程度なんだ?

後から入ってきたお義父さんお義母さんも、あらあらとかあっはっは!とか言っているだけだから少しまずそうだが、度々あったようなんでいーんだろう。最後に泉さんが入ってきて、、面白くなさそうに見ている。あ、これツマラン展開になるってことか、、、

泣きべそかいている姉No2をあやしながらアニャータは居間に連れていく。お邸の居間だからね?広いよ?日当たりいいし、でも暑い時分はひさし出してるようだし。
その、のんビリルームのふかふかソファに姉No2を座らせる。ちなみにこのソファ、皮。てかてかの。布とかだと爪を研ぎたくなるようですね?そういう”研ぎたくなるあれこれ”は、邸の中で見たことがない。

「あっはっは!ちゃんと爪切りがある方ね!」とお義父さん
「ヤスリで削ってますよ?」とお義母さん
それでいんすか?

アニャータがソファに寝転がっている姉の爪を切ってやってる。
それからヤスリを掛けてあげている。

その後、部屋からブラシ、、毛並み用ブラシを2種類持ってきて、姉の背中をさすってやってると、、、ぼふん!姉が猫に!!
さすり方にコツがあるのかな?

で、ブラシを掛け始める。姉、ほどなくいびきをかきはじめる。
へぇ、、お姉さんは日頃から毛並みの手入れをちゃんとしている様子。いつもよりは早くアニャータは油を使い始める。あのドラぢるだ。

丁寧に丁寧に毛と皮膚に染み込ませる。
ペタペタ感が完全になくなったらしく、仕上げのブラシを掛け始める。
小一時間かけたろうか、、

う、ううーーんん、、、
「あ、アニャータ、、、アニャーター!!!」
がっし!!と抱きつく姉。

そのまままた寝入りそうになる、が、眠気に抵抗する姉、だが眠気も負けては居ない!攻防は続き、、、姉敗北、、アニャータのブラシは眠気に加勢しているからな!!


夕飯時。
匂いにつられ、というか、もう睡眠を満喫だったのだろう、姉起き上がる。

猫の洗顔。うみゃうみゃいいながらなので、まだ寝ぼけているのかな?

はた!と自分の毛並みに気がつく。
????
「おや?こんなに毛並みよかったっけ?」

「おはよう、先程アニャータがあなたにそれはもう丁寧に丁寧にブラシをかけていたわよ」母
「え!アニャータがっつ!!、、アニャーター!!」
「はーい!」
と厨房の方から出てきた。

またまたガバっとアニャータに抱きつく!
「あーよかったああーーーよかったっつ!!!夢じゃないっつ!!もうどこにも行くなよーー!!」
・・・・

なんかめんどくさいことになりそうな感じがするガク
勿論アニャータもめんどくさい予想していた。

先に姉が虎達の元に帰れば問題ないんだが、、そううまくいくかどうか、、

ぎぎぎぎぎ、、と音をたてながら、のように、首をこちらに回す姉No2
目が合う。
睨む姉。やっぱそーきましたね

「おまえ、誰だ?名を名乗れ!」
重複していますよ?

「彼はアニャータのおむこさんだ!!」お義父さんが何もクッションを入れずに諸原氏

「脚下だっつ!!」姉
だろうなぁ、、

「あらあらあら、、だめよーもう決まったんだからー」容赦ないお義母さん、先見えないのかなぁ、、この夫婦、、つか、姉を追込で楽しいのかも、、

やだやだやだやだやだやだやだやだ!!!
せっかくきれいになったのにっつ!!!床を転げ回る姉No2!!当然こうなった。

俺がダッと駆けたらアニャータも同時だった!
2人して姉を持ち上げ、ソファーに押し付け、アニャータが粗いブラシでついたゴミや埃を落とし始める。
落としたあとから俺がアニャータに渡された中目のブラシを掛けていく。姉は体から力を抜きはじめている。
最後、アニャータが仕上げブラシを掛ける。

「ねえさん!だめでしょ!せっかく美しくもっふもっふにしたのにっつ!!!」アニャータ
「・・・・そうか、、アニャータがやってくれたんだよな、、ごめん・・」
素直だね?

「でも許さないからな!結婚なんてっつ!うちにいるなら、まぁゆるしてもいいけど、、」姉
「・・でも、ねえさんも虎さんのところにお嫁にいくんでしょう?」アニャータ
「・・でも、、でもっつ!!帰ってきた時にアニャータがいなけりゃっつ!!!」

もしかして、、
(おう、他の姉2人も可能性あるな?)
(でも長姉は王都でしょ?そこに行くことができるんだから、、)
(こいつだって泣く泣く虎のとこ行ってるだろ?)
(・・だよな、、・・まじっすか、、)

「えっと、お義父さんお義母さん?あの、、あとの2人のお姉さん達も、、、こんな、、、なんすか?」
「あっはっはっは!うちでは皆アニャータが大好きなんだよ!!」
「ええ、アニャータはオオモテなの!!」
そんなのに、、一人で旅に出すか?
アニャータは一人で武国、東武領、小館村に来たのだ。まぁ、領都から小館に来るには領主様もしらないうちに勝手に来たんだけど。

「報告シマーっす!!長女ミーシャ様、3女ニャーチカ様、明日お戻りになられると連絡が入りましたー!!」
と、メイドがとても楽しそうに大声で報告した。

泉さんはものすごく嫌そうな顔をした。あ、これ、すんげーつまらん展開になるんだ、、
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