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後後194 進展しない2人。強制進展させる2人+1人
しおりを挟むさて、
今日も朝食後からトリミングを始めているガクとアニャータ。
「せんせー夫婦はいいね、いつも一緒にいられるから」
とか、トリミングしてもらっている者達の2人に1人は言う。
否定するのもアニャータになんだし、、とか思って「はぁ、、」とか「えへへ」とかしか返事しない。
ガクは否定しないので、アニャータも否定はしない。
でも正式に結婚しているわけじゃないので、肯定もできない。
アニャータ的にはとっとと決めたいなー、とか思っているし願っている。
ちなみに、ガクは、もしこれが元の世界に居た時だったら恥ずかしいと思って思わず否定とかしてアニャータの心を傷つけていたろう。が、こっちの世界でもう長いガク。そういう意味不明の恥ずかしさなんぞとうに消え失せている。
アニャータも、もともとこっちだ。なので、事実に近いことだし否定する明確な理由も無いのに否定する理由は無いので、否定しようと思うことすらなかった。
「ふむ、、、このまま放置というのもなんじゃろう?」シューレ
「おう、、なんかアニャータが少し気の毒かな?」泉
ここは小館村シューレ食堂。シューレと泉のヲッチチーム、作戦会議中である。
テーブルには一面に広げられた戦場の地図ではなく、シューレお手製ケーキが所狭しと、しかもミルクティーのポットまで乗っているんで皿が落ちそうである。
なんかここんとここそばゆいほどほのぼのが続いているので、シューレ的には気分が乗って作ってしまったらしい。
をっちゃー同志である泉に供してあげた、ってわけ。
「なんかとんとん病死だなー」泉
「不吉な奴め」シューレ
「間違えただけだ、俺がじゃないぞ?」
ふむ?
「こういう時こそ領主殿ってやつではないか?」シューレ
「丸投げか、、いいかもな」泉
いきなり丸投げする泉!!
シューレも一瞬唖然としたが、即行、ベストだな!と理解した。
2人ともある部分ではめんどくさがり屋、生粋のをっちゃー気質持ち、なのだ!!!
「自分でやりたい!」事以外はめんどくさがる2人が、押し付けようと心に決めながら領都の領主邸にシューレの転移で行った。
「これこれこーというわけだ」シューレ
「で、わしに全てを押し付けようと、、」
「「うむ!!」」
この素直者達めっつ!!少しは申し訳ないとか思えっつ!!と思いっつも、まぁ我が子同然のガクがやっとどうにか決まりそう、ってんで、しかも相手が農国の公爵のお気に入りの身内だってんだんから、これ以上は無いな?でも農国にガクを取られちゃう可能性もあるけど、、、まぁ大丈夫だろう、、仲間の泉とシューレがこっちにいるんだから、、
あれ?もしガクが向こうに行っちゃたら、、泉もシューレも向こうに行っちゃうんじゃね?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・困ったね?
「いやいやいやいやいや領主殿?ガクはモフのために人生があるんだろ?」
領主の心を読んで面白がっていたシューレ、
「そうだが、、?」
「小館以上のモフってあるのか?農国に」
・・・
「知らない?」
「ねーよ!」泉
「そうなの?」領主
「たぶん」泉
「だめじゃん、、」
「いや、ガクに小館のあの仔人狼達を捨てられると思うか?」シューレ
「、、まず、無理?」領主
「「だろう?」」
ひとまず安心かな?まぁ言いくるめられたかも知れないけど、これ以上考えても詮無きこと、、だしい、、とか思う領主。
「よし、んでは儂が結婚指揮をとろう!」領主
「早々に、よろしくな?」シューレ
「ああ、なんかアニャータが少しかわいそうでな、ガクもそういうのまだ口に出していないらしい」
「あほうかあの朴念仁は・・・」
と、自分の過去を棚に上げて言う領主、(その件については機会が有れば)
「あー、早くガクの子どもたちを見てみたいなぁ」泉
で、
3人ともしばし妄想に浸る
ロシアン猫人の仔である。当然そっちだ。
もし5匹?人?ほど生まれたら、、
ガクの顔が崩壊し、もふもふまくりまくっている事以外想像できない3人。
「「「ばかみたいだな」」」
でもその感触を想像するだけで
「「「なんとうらやましい」」」
少し嫉妬でムカッとする3人w
「まぁ、よい、ではくれぐれもお願いいたします。」
ガクのことなので丁寧になるシューレ
「いや、儂こそかたじけなかった。ありがとう。我が子同様なので、出来る限り”盛大に”やらせてもらおう」
「「おう!!」」
その”盛大に”が、もろ”晒し上げ”だと判った泉とシューレ!!!
ここに将軍と后が加わり、、農国の王らも加わり、日のいずる王夫妻達の乱入は目に見えているし、、、
「「「あーっはっはっはっはっっは!!!!せいぜい盛大になるがよいっつ!!!!」」」
どんだけになるか想像もつかんわっつ!!!と、期待に期待し胸がまんぼーの浮袋以上に膨らむ3人だった!!
その頃
午前のおしごとを終え、シューレ食堂で昼食を食べているガクとアニャータ。
「結構慣れてきたねアニャータ」
「ええ、ガクさm,、ガクさんがよく教えてくれるから」
「いや、アニャータの努力だろ」
「ありがとうございます、でもやっぱり指導がいいから」
「いやいやいや」
(あーうぜぇ、、)他の客
ガラガラガラ、、「来ちゃった!です!」もぐら
「あ!てめぇ、またそんな汚してて、、ちゃんとブラシかけてなかったな?!」ガク
「いえいえ、今穴から出たばかりなので、」
扉の外にでかいあな、、店の前に出てくるなよ、、
と思ったそばからその穴に落ちている客
店の箒を借りて店の前に出て土を払い、粗いブラシをかけてみる、と、、
「あ、ちゃんと毎日ブラシしてるんだ、、わるかったな」
「いえいえ!ちゃんとやってます!!なのであとでまたトリってください!」
・・・・略しすぎ、、
「んじゃメシクッたら風呂に行ってきれいにして小屋に来い。やったげるから」
「はーい!!ご飯クダサーイ!!モグラようのたらいごはんでーす!!」
と店の中に入っていった。
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