318 / 409
後後192 ドラゴンじる
しおりを挟む日のいずる国の王様は小館村にいるので、お仕事さぼって居るように見えるが、違う。
魔力絶大なドラゴンなんで転移魔法使えるので、仕事を終えちゃー小館に来てる、、、というか逆かぁ、、小館の離宮に住んで、自国の王宮に仕事に通っている。
西の大陸のいとこたちの国ドラゴニア連邦から人材を借りたり頂いたりしてるので、最近は部下に任せられる仕事が多くなり、遊んでられる時間が多くなっのだ。
特に嫁を貰ったことが大きい。皆、王様には嫁といちゃいちゃしてとっとと子供みたいな、と。どんだけ国民をまたせてるんだよ!と、いうわけだ。いい国だねぇ!!
なので、結構のんびりできてる。
「あなた、ドラゴン汁が少なくなってきていますけど、」と王妃がヒ王に言った。
どらごんじる。
ほぼ知能の無い低級なドラゴンを、6方鏡の部屋に閉じ込めておく。と、ドラゴンは己のかっこよさにおののき、脂汗をかきはじめ、数時間後には床に大量の脂汗がたまる。ごく一部の者達はこれをドラゴン汁と呼んでいる。
結構オールラウンダーなじるで、切り傷擦り傷むしさされかゆみやあせもややけとにきびとびひいんきんむずむしウイルス感染症や虫下しにも効果抜群で、、ちなみにこの世界には蚊はいないし、ウイルスも見ない、、見えるもんじゃないけど。
くいものは腐るんでバクテリアはいるんだろうけど。
「ウイルス?いたよ?大昔な、ちょっとあってな、めんどくさくなて私が全て残らず退治した」とは、後日何かの件でガクが聞いた時の大精霊さまの弁。
生き物ほぼ全個体の中に生まれながらの抗体があるのでダイジョブだろ、と、全滅させたらしい。個々の形に対する抗体ではなく、細菌という種全体に対しての抗体だという。
「それもうみっけてるんだ大昔に、、なんかすげー進んでるな?」その時に居たガク。
魔法文明と物理しかない文明の進みどころは全く違うようだ。
さてドラゴン汁。
そういう作り方なので、かっこいいドラゴンになればなるほどじる生産量は多くなる。
ちなみにイケメンとカッコよいはほぼ≠である。なんとなく、ああわかる、と思った者は流石だ!!センスが良い!
ーー
「これ、新作のじるなんですが、、」
じるじる言っていると、なんかどっかの寒い国のガッツリ世界最強だったリムジンとか想像させるよね!
「ほう、、なかなかよいな、、」と、応えるはシューレ。シュールレアリズムの略ではないのでヨロシク。飯関係の名です。
「それでは今日から使って見るな」シューレ
ここは食堂である。そこのボスの言葉である。
くんくんと嗅ぐシューレ。指をつっこんで液体を指につけ、その指をしゃぶるシューレ。
「うん、味も匂いも前のと一緒だな、問題ない」シューレ
ほほう、、味も匂いも、なんか違ったら問題なところに使うんですか?どらごんじるを?
再度言う、ここはシューレの食堂だ。
つまり、そこらへんい客がいるとこである。丁度合間の空いている時間と言えど、ドラゴンおっさん達はもう朝から飲んでうるせーし、朝がおそい連中も朝飯を食べに来ている。
ちなみにガクや泉達は朝稽古後に来るから速い。
が、
今日は泉が稽古をたまたまさぼ・・休んでいたんで朝食は今の時間になっていた。
ヒ王もたまたま、、いや、彼等はいつもこのくらいの時間に朝食だった。
「なぁ、、ドラゴンジルってなんだ?」泉
「ああ、万能薬だよ。調味料にも使われる。」ヒ王
「ドラゴンの内蔵とかから作るのか?」熊の胆とかを想像している泉
「なんておそろしいこと!!」姫、わざとらしい所作でw
「あー、、ガマの油ってあるだろ?泉のいた世界に、、あれと一緒だ」ヒ王、なぜそんなこと知ってるんですか?まぁ長生きだからね!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガマの油を食事に入れるバカいねーぞ?」
「・・まぁ、、ドラゴンだから?」
「ドラゴン達だけでクエや」
「まぁ!でも健康になり、お肌もつやつやになるんですよ!ドラゴンより人の方が効果在るでしょ?今は若いからって、今のうちだけですよ?20にもなりゃ、もう、、」
うん?殺気が?
プロの人物カメラマン曰く、「10代半ばまでだね、そっから変わってくる」だそうです。
肌的には高校生でもうおばん入りみたいだそーです。早寝早起きが肌をよく保つ唯一最大の事だそーです。「そういう者(アスリートとか)とアイドルみたいな不摂生を強制されてるような者だと天と地の差、だそーです。
きをつけよう!!
「そうなのよ!私達のはだ、ぴっちぴちでしょ?」とはシューレの弟子たちであるそんちょ宅女性陣の面々。
「うむ、、」よくわからんが、ここは肯定しておかんとまずい場面だな、と理解している泉。
まぁ、今まで混入されれてて食っていたんだから、今更かな。しかも薬用効果高いというのでは、否定することもできないし。と素直な泉。
でもなんかやだけどね、、。
ーーーー
「なぁガク、ドラゴンじるって知ってるか?」
「なんですか、来たと思ったらいきなりその不穏な単語は」
ここはガクのトリミング小屋。
アニャータは人狼のトリミング中。
ガクは猫人のトリミング中。ガクがトリミングしているアニャータの毛並みが美しすぎるので、猫人達はガクを指名する。
モグラはブラシと油のサンプルがあるていど揃うまで一旦新開拓村に戻っている。
「あ、知ってますよ」アニャータ
ほう、、農国の者達も知っているんか、、、(泉)
「なにそれ?」ガク
「ドラゴンから取った万能薬です。塗ってもよし、舐めてもよし、飲んでもよし、調味料みたいに使ってもよし、と使い方も万能ながら、その効き目も万能なんですよね」
「どーやって作ってるか、知ってるか?」泉
「それは、、、、聞いたことありませんね?」
どうだろう?言っていいのだろうか?アニャータにショックを与えたくない泉だった。
が、ガクの驚く顔はみたいなー、と思う泉だった。
「・・・・・・アニャータ、、ガマの油って、知ってるか?」
「え?聞いたことありませんね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まじか」ガク
ニタリ!成功した泉!!
「で、なんかな、もう随分以前からシューレの作る食べ物全てにそのドラゴンじるは入っているらしい。食った者が健康になりほんの少し若返り、よいことしかないからだ。さすが大精霊だよな?」
「そうですね、大精霊さまらしいですねぇ」アニャータ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ガク
「どうした?ガク。顔から汗が滝のように流れとるぞ?、、、、、まぁ、、あれも、、今更だろ?」泉、黒い笑い。
くっつ、、、知りたくなかったことをっつ!!!!(ガク)
こーんな奴等っつ!!!
0
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました
Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。
実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。
何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・
何故か神獣に転生していた!
始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。
更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。
人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m
なるべく返信できるように努力します。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
『元』奴隷の少年と白銀の契約獣 ~転移者に育てられた少年の冒険譚~
楪 ひいろ
ファンタジー
奴隷だった名も無き少年は、必死の思いで光の差さない暗い森へと逃げ込んだ。
そこで出会ったのは、地球から転移させられた一人の女性。森の奥でひっそりと暮らす彼女に救われた少年は、大切な名前を貰った。
それから森を出ることなく穏やかな毎日を過ごしていた時に突如起こり始める異変。
救いを求める人の為に、『元』奴隷の少年は白銀の狼と共に外の世界へと飛び出していく。
----------
異世界転移したチートな能力を持つ人にその世界の子どもが育てられたらどんな人になっていくでしょうか?
そんな思いつきから初めた人生初の作品です。
作者の好きなこと詰め込んでいく予定なので、読んでいただけたら嬉しく思います。
主人公TUEEEEする予定です。
温かく見守ってやってください。亀更新です。
もふもふ×少年は正義ですよね。
たくさんのお気に入りありがとうございます(涙)
※お気に入り700突破!!!
こんなスローペースなのについにお気に入り数が700を超えました!
一つ一つの通知やコメントなどでとても励まされています!
これからも進めていきますので気長にお待ち頂けると嬉しいです!
11/12作品タイトルちょこっとだけ追加しました
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
神によって転移すると思ったら異世界人に召喚されたので好きに生きます。
SaToo
ファンタジー
仕事帰りの満員電車に揺られていたサト。気がつくと一面が真っ白な空間に。そこで神に異世界に行く話を聞く。異世界に行く準備をしている最中突然体が光だした。そしてサトは異世界へと召喚された。神ではなく、異世界人によって。しかも召喚されたのは2人。面食いの国王はとっととサトを城から追い出した。いや、自ら望んで出て行った。そうして神から授かったチート能力を存分に発揮し、異世界では自分の好きなように暮らしていく。
サトの一言「異世界のイケメン比率高っ。」
人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる