上 下
261 / 409

後後135 ゴッドハンドトリマー♪

しおりを挟む

ガクのプチ屋敷は午前中は小さい子達の勉強に使われている。
ぷち屋敷なので部屋は多くなく、でっかい広間一つと厨房とトイレ兼水浴び場所だけだ。
あと庭があり門がある。門があるので一応屋敷。名目でも王宮付き学者なので。

で、先日はじめて始めたもふ、、んじゃないトリミングが、なんか好評なようで、多く来るようになった。
でも夜にさばける人数なんか5人がいいとこ。夕方早めに夕食行き、日の沈む前から始めても、夜半までで5人。
なので、午後からやってほしいという声も上がっている。

ガク自体は午後からやったって嬉しいだけだ。疲れはしない。大田さん相手にしている方が万バイ疲れるわ、と。

そんちょに言って、トリミング小屋を作ってもらうことになった。とリ小屋ではない。
熊がはりきってくれたので、熊が踏んでも潰れないくらいに頑丈な広く、しかし暖房完備なものを作ってくれた。

で、小屋完成後からガクは、昼飯後から夕方まで。夕方に風呂に行き夕食を食べた後にまた再開。夜半まで。となった。
一日10人くらい。
ガクにトリミングやってもらい、その後自分で手入れしてれば半月は保つ。
おっさんたちは遠慮してるんでまーいーとして、
女はビを追い
男は武を追う
が助かっているガク。

子供優先、その後大人。
こどもちっちゃいから割と早く済む。毛並みも最初からすごくいいしね!!
日頃あまり手入れしていないおっさんが時間かかる。つーか、手入れしてないんだから来るなよ?というか、嫁にイケイケ言われて来る様子だけど。

半月もしたら村民(モフ獣人)はほぼぴかぴかになった。
その後、居候な獣人達。
兵なんで大柄。なので日に7-8人が限度。
そんでも10日もかからずに終わった。

ガクのトリミングが終われば、あとは普通にトリミングしていればかなり保つ。小館のトリミングできる者達は上手いので、半月以上保つ様だ。上手いものは一月もたせる。
なので、ガクの負担がヘリ、助かっている。

更に、今まで普通だと思っていたのが、かなり「違う」とわかり、トリミングできる者達のちからの入れようが変わり、上達する者はみるみるそれなりになっていった。
もちろん気の入れようがガクまでに行くような変態はいないんで、ガクまでには至らないが、2ヶ月くらい保たせられる者もで始めた。

モフ神の村、は名実ともに復活したのだった。


で、
「おめーら何しに来たんだよ?」ガク
「えっとー、、、トリミングのついでに強くなりに」北、農国、の人狼兵ら。
うん、向こうに居たときからこんな感じってわかってたから!!


離宮に来た将軍様や領主様もびっくりしてた。
あらためてみてみると、やっぱりすごいもんだな、、と。

「才能ではありません。愛と努力です!!」
言い切るガク。

まぁ、そーかもしれん、、と思う、将軍たち含めて皆。
ガクのモフに対する昔を知っていたのだ。あの熱意、在りえないほどのなにかを!

ーー

いずみ村。

モフ神さまが現れたって?
うそ!神様だろ?
うん、最初現れたからモフ神さまって知れ渡ったんだろ?
ああ、まぁそうだよな、それしかないよな、、
で、効果は?
ぴっかぴっかだと!!
もっふもっふだと!!
ふっわふわだと!!
・・・・・
どうしよう?

で、一気に行くのも村が混乱し、お仕事の役目(領都警備、村の警備)が果たせないので、それに支障ないように行く順番を決めようとなった。

一回に5名。帰ってきたら次の5名が出る。となった。
でも熊とか、普通の大きさの狼2人分以上あるよな?
鳥とか爬虫類はダメなんじゃね?と。行かない。やっぱ”毛皮”だろ?って。

ちなみに、ガクはモフる暇なんぞ無い。
以前子供隊のみ(+大人数人のみ)だけで済んでいた時は、終わった時に感触を楽しんで少しモフってたが、今はもう量をこなすのが精一杯。
全部一通り終われば落ち着く!と自分に言い聞かせて。

で、終わったー!と思ってたらいずみ村から来るし、、最初の子達もそろそろ毛並みが落ちてまたトリミングする時期だし、、
エンドレス、、、

「もっと、トリマーを!!」ガク

いや、いるんだけど、ガクほどのが居ないツーだけで、、
そんでも、今現在の上手さだと、それ以上いないんじゃない?くらいのが数名でてきたんだけどね?
その数名に言わせりゃ「ガクさん、ゴッドハンドだよ」と。


ま、自分の好きなことで忙しのはいいことだ!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

異世界転生はうっかり神様のせい⁈

りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。 趣味は漫画とゲーム。 なにかと不幸体質。 スイーツ大好き。 なオタク女。 実は予定よりの早死は神様の所為であるようで… そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は 異世界⁈ 魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界 中々なお家の次女に生まれたようです。 家族に愛され、見守られながら エアリア、異世界人生楽しみます‼︎

料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓
恋愛
 隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。  どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。  巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。  転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。  そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...