上 下
256 / 409

後後130 魔法使いとは

しおりを挟む

今日も元気に朝一番から鍛錬に。
鍛錬中、どーやったらさぼれるんだろうか?しか考えていなかった。
そんな奴、この中で俺しか居ないだろうな、、と思ってると、
あ、ツッコミ姫とも目があった。
なぜ姫が鍛錬に出ているのさ、それこそ堂々とさぼれるだろう?

あの目は
「そんなに旨く済めば今ココに居ないよ」と訴えていた。
となりで姿勢良く剣をビシッ!!とか振るっているおっさんを見ると、
一心不乱剣である。ドラゴのフラン剣。ドラン剣。
なるほど、こうやって新技名ができるのか!!

かのドビッシーは言ったそうである。
サボろうと思うから、願うから、だめなんだ。茶房オルトに行けばいいだけだろ?
さすがパン屋の隣のタバコやの跡取り息子である大山田ドビッシーだ。
ただ、残念がだこの村に茶房はシューレ茶屋しかないのだ。まだ建設中だけど。

そうやって無心で鍛錬に打ち込んでいたらw,いつの間にか気を練りはじめていて、
お、俺もそこそこできるじゃん?と、僅かに掌がこちょばよくなるくらい気が出ているの?みたいに。
「あ、」いつの間にかそばにロク狼がきていて、声を上げた。思わず見ると、なんか手からビーム出てた、一瞬で止めたみたいだけど、
「こまっちゃいますよね、えへへへ、、」
なんか失敗したように困った顔でこっちに笑いかけるロク狼。

「・・・・・すごいね?何?魔法使いになるの?」と訊いて見る。
「え?いやだな、人狼は狼ですよ?」
「いや、かんけー無いから?」

なんか魔法使いを、、、何だと思っているのか今度みんなに訊いて見ようかな

鍛錬後に多くが汗流しに風呂に行くので、そこでガクは少しリサーチしてみた。
ざっくり言うと、魔法使いの上位互換が大精霊、とか思っている感じ。
ハエが大きくなったらセミになる、みたいに思ってる感じ?
カナブンが大きくなったらカブトムシになると思ってるとか、、よくあるよね?
魔法使い族みたいなのが居て、大長老が大精霊みたいな?とか思ってるのかな?

そいえば昔うちに遊びに来てた2つ下のいとこの子が、「ぼく大きくなったらアメリカ人になるの」とか言ってたな。
その後中学入ったら金髪モヒカンになってたんで、「お!ほんとにアメリカ人になったんだ!!」とか言うと、
「いやだなぁ、、まだ覚えてたんスカ」と笑ってた。
アメリカ先住民と移住の白人とのダブルのつもりだと思ったのだが、、違ったようだ。
金色系ウルトなメンだったのかなぁ、、
よくギター持ってぎゃんぎゃんびゃんびゃん鳴らしてビーム!ビームっ!!とかネックの先でなんか撃つようなカッコしてたし、、、

(うん、それはそれでなんか他の話ができそうである。孤独なウルトな人は・・・とかいけるか?)

そのように、誰もがよく勘違いするもんである。
まぁめんどくさいんで訂正していないけど。
どっちも外見、似たようなもんだからね。

朝食時、泉さんにそれ話したら
「俺も今ひとつわからんなー、魔法使えるから魔法使い、ってなら日のいずるの獣人の多くは皆魔法使いになるんじゃね?」
「多分、魔法使いを職業としている人が魔法使いなんじゃないでしょうかね?」俺
「・・・・どういうことするんだ?」

「おーい、そこの魔法使い若い衆!どーなのよ!」と振る!
「えー?僕らは、、なんか師匠の下についてそのまま魔法使いってなっちゃったし、、この間のロボ作りでも大聖霊様がほとんどやっちゃったからろくに仕事していないし、、、ほんと、何させたいんでしょうねぇ?」
「・・このように自分たちでも仕事ねーよ、って言ってますが」
「・・・いざっつーときの、、、へそくりみたいなもんか?」
例えが微妙、、、

「あ!でも、ここで皆に魔法おしえているじゃないですか!!それが魔法使いの仕事かな?」B
「おう!そうだな!俺の師匠も俺達弟子に魔法を教えるのが仕事だったしな!!」C
D,Eおおきく頷く。

「まぁ、教えてもらって役に立ってる(火を付けたり、水出したり、少しだけ明かり点けたり程度)からいいけど、それが無きゃ「もうそれ以上は!」
と俺が止めた。まずいっしょ。

「オタスケマン的役割が、本来の魔法使いの立ち位置でしょ。」と思い出した俺。
漫画やアニメではどーだったか?を思い出していたらやっと辿り着いた。

「あーなるほど、、」と若手たちは納得していた。
メシを食う手が止まっていたんだが、その納得がうまくハマったらしく、がんがん食うの再開している。うむ、よしよし!

「時に、ウチの獣人たちって、素質在るの多そうか?」俺が若手たちに訊いてみる。
「あー、、ひとと比べればいいですねー」
その程度すか、、

「ロク狼がなんかすごいんじゃね?とか思ったが、、、」俺
????皆まだロク狼知らない様子。

「あー、気がかなり強いよなあいつ。でもまだ制御できないんだよー」泉さんが知ってた。
「ビーム、、出してましたよ?」
「え?、、、変身なしに?」泉さん、魔法少女の変身のことだ。
「ええ、スのまま」

なので、あとでロク狼を捕まえ、泉さんと若手たちで鍛えようと話している。
ごめん、でもロク!チャンスだ!!がんば!!
なんか生贄候補にしてしまった気持ちが強いガクである。

そーいや、この若手軍団、人間に見えるよな完全に。まったく尻尾出さねーし、、獣人じゃないのかなぁ?
人間に魔力かなり多いのなんてほぼ居ないって話だし、、農国の人も獣人の魔法使い出すとか言ってなかったっけ?違ったっけか?
まぁ、、自分でいいたくない種類なのかもしれないから訊くのもなんだし、、ま、いっかー

ばんばん魔法使える人型は、実は精霊とか、実はドラゴン、とかばかりしか知らないガク。
あと「特例」として魔剣使える泉さん。精霊も認める「特例人間」だ!  ww

そんちょが魔法使いのマネッコして村の皆をおちょくったときから(第三話)、今は目の前にホンモノの魔法使い達がいる。なんかとんでもなく灌漑深いなー、そう思うと。思い返してもあんときのそんちょにはムカつくけど!w

ま、いろいろあったね! (いや、まだまだ終わりじゃねーっす、と思う、、)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

『元』奴隷の少年と白銀の契約獣 ~転移者に育てられた少年の冒険譚~

楪 ひいろ
ファンタジー
奴隷だった名も無き少年は、必死の思いで光の差さない暗い森へと逃げ込んだ。 そこで出会ったのは、地球から転移させられた一人の女性。森の奥でひっそりと暮らす彼女に救われた少年は、大切な名前を貰った。 それから森を出ることなく穏やかな毎日を過ごしていた時に突如起こり始める異変。 救いを求める人の為に、『元』奴隷の少年は白銀の狼と共に外の世界へと飛び出していく。 ---------- 異世界転移したチートな能力を持つ人にその世界の子どもが育てられたらどんな人になっていくでしょうか? そんな思いつきから初めた人生初の作品です。 作者の好きなこと詰め込んでいく予定なので、読んでいただけたら嬉しく思います。 主人公TUEEEEする予定です。 温かく見守ってやってください。亀更新です。 もふもふ×少年は正義ですよね。 たくさんのお気に入りありがとうございます(涙) ※お気に入り700突破!!! こんなスローペースなのについにお気に入り数が700を超えました! 一つ一つの通知やコメントなどでとても励まされています! これからも進めていきますので気長にお待ち頂けると嬉しいです! 11/12作品タイトルちょこっとだけ追加しました

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします

吉野屋
ファンタジー
 竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。  魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。  次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。 【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】  

神によって転移すると思ったら異世界人に召喚されたので好きに生きます。

SaToo
ファンタジー
仕事帰りの満員電車に揺られていたサト。気がつくと一面が真っ白な空間に。そこで神に異世界に行く話を聞く。異世界に行く準備をしている最中突然体が光だした。そしてサトは異世界へと召喚された。神ではなく、異世界人によって。しかも召喚されたのは2人。面食いの国王はとっととサトを城から追い出した。いや、自ら望んで出て行った。そうして神から授かったチート能力を存分に発揮し、異世界では自分の好きなように暮らしていく。 サトの一言「異世界のイケメン比率高っ。」

処理中です...