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後後114 デブリン退治?
しおりを挟む「あやつは私より余程生きているのに、まだまだ食べ足りないんだな、、うまいもの、食材を見つけ足りない。」
とシューレがマクベスを評する。
あー、放浪が足りない、と、、
「そういうことだ。まぁ、うちの大陸のほうが食材に恵まれていることもあったがな。でも美味い食材を広めるのは私らの趣味か仕事のようなものだ。」
続けるシューレ
「お前らの大好きな醤油、あの大豆も最初はまずいやつを使っていたんだぞ?
まあ、豆腐はそっちの大豆のほうが味があって良い、という者もいたが、、前の大豆があまり売れなくて作る者がいなくなって淘汰されちゃったけどね、、」
・・・・・・むぅ、、食ってみたかった、、美味い豆腐、、
ぴく、ぴくく、、大田さんが目を覚ましたようだ。
シュッと寄ってすかさず不味い方の唐辛子をクチにぶち込むシューレ!
また逝く大田。
・・・・・・
あ、目を覚まさない、、、やっぱ腐っても精霊のほうが優秀なんだなー
なんだー、美味い唐辛子あるんじゃん、ということで、なんかに使えないかなと街を徘徊することにして、やっと数話ぶりに宿の食堂を出ることが出来た。
早速発見、市場の近くだからね!
串焼き屋台。
「コレだな!」泉さん
「ですねぇ」俺
串焼き買って、マナ唐辛子かじりながら串焼きを食う。
「なかなか、、」
「まぁまぁですね」
「うむ、この粗野な感じも良いが、やはりなんだな、手をかけたいな、、更にうまくなりそうだ」
市場の中に椅子とテーブルがいくつも置いてある場所がある。そこに座る。周囲には食い物を作って売っている屋台、飲みのもの屋台だらけだ。
「粉唐辛子を塩と胡椒と一緒に擦り込むんでしょ?潰したニンニクの汁もすりこんだほうがいいかな」俺
「そこいらだろうな、もしくはそれらのタレに少し浸してから焼く。肉は薄めするけどな」シューレ
ニンニクに負けないーハーブが有れば入れてみてもいいが、、、
鳥肉だとハーブ優先かなぁ、、
などと似たようなことを考えるシューレとガク
その後は、ごった煮。これはかじりながらのほうがいい。似ちゃうと辛味飛ぶからね。煮てもサイカプシンは残りそうだけど、、
西洋風野菜とベーコンのスープには、薄く輪切りにして5-6こ浮かべてみるのもいいか。
豆腐、やっこ、これも輪切りで3つ4つ乗せ。
味噌汁系、潰して入れるのが良さそう。
トースト。バター塗って砂糖振って卵焼き乗せて薄く輪切りの生唐辛子を一口ごとに1かけら食うくらいに乗せる。
まぁ、これは好き好きだな、慣れないとおかしな感じしかしないだろうし、、
(タイは果物に砂糖と唐辛子の粉を付けて食う。その変形w)
「そういうのがあるのか、、果物食う時にさえ唐辛子、、、デブリン族にはとてもいんじゃないか?砂糖食うのやめろってもできないだろう?」シューレ
まぁ、、でしょうねぇ、、
いっそのことご飯茶碗にいっぱいの唐辛子を毎日食わせりゃかなり一気に痩せるのにww
「無理言うな、、」シューレ
ですよね
「味付のない生唐辛子など誰が好んで食うものか!」
そっちか、、、たしかにそうですな、、、
「んじゃ、唐辛子をメインにした食べ物をかんがえよー!!第一回デブリンのための、宇宙を綺麗に!デブリ防止唐辛子料理開発大会!!」
「はい!エナジードリンク!!」魔法使いA
「なかなかいい案ですな」司会(俺)
「サウナの中でしか食べられないような料理とかできないかな、、」俺
「なかなか発想が良い」シューレ
「・・・・南国料理に、ナムトックってのがあったな、、ありゃ、辛ければ辛いほどうまかったなぁ、、、まじ、美味かった。あっち行かなければ食えないけどな、、」泉さん
「あ、ああ、、、、、くっそばっか辛いけど、もうおもいっきりクチに掻き込んじゃうよね、、、なんかのはっぱや生野菜ばりばり食いながら、、、うまかったなー、、、思い出してきちゃったよ、、、くいてぇ、、」俺
まじくいてー、、最低でも唐辛子10本分いれて。(粉唐辛子をメインに使う)
ちょっと待ってろ、、とシューレがいい、消えた。
シュン!という音とともに、大量に皿を、、っ超スーパー給仕みたいに10枚位料理の乗った皿を持ったシューレが現れた。
ことん、ごとっ、と、テーブルに置いていく。
おおお!と、泉さんが声を上げるのは、当のナムトック。
!!!うっひょう!!俺はタムソムが好き!これは、ちょっと唐辛子でパパイヤが隠れるほどで、どっちがメインかわからにほどになっちょりますがっ、食えるからいいやw
ほら、食っていけどんどん、、お許しを出すシューレ
「「「「いただきいまーーす!!」」」」
いつの間にか大田さんも来ていた。
「さっき、辛いのに慣れたんで、この程度平気ですね!♪」大田
おう、明日の朝、地獄を見るだろうよ、、
・・・・・
なるほど、、そうつぶやいて、シューレが考え込む、、、、
嫌な予感?でも俺らじゃないな、被害者はw
やってみるか、、、とシューレがつぶやいた次の瞬間、街が停まった
そこここで、ずしん、ずーん、どさっ、など、重量級のなんか硬くはない何かが倒れるようなおとがする。
うん、見たくないなー、と視界に入るそれらを強制的に脳に情報が届かないようにしてみるが、、無理だったw
見たくないものを見ないで生きている人ってものすごく多かったんだけど元の世界、どーやるんだろ?あのスキルいーよなー、、
立っているのは、デブリンではないふつーの者達のみ。勿論獣人も例外ではなく、マジデブリンになりそうなのは、泡吹いて倒れている。
「・・・・・唐辛子か?」泉さんがシューレに訊く。
「ああ、すりつぶしてな、、この街のデブリン化した生き物全ての喉にな、、」
「「ちっそくするわ!!」」俺&泉
「大丈夫だ、気道は確保している」シューレ
そうゆーもんだい?(俺)
まぁ、、なら、大丈夫なんじゃねーか?(泉)
むう、、泉さんがそう思うならそっちが正解だろう、、、江戸人の常識のほうがまだ人間に近いと判明しているからな!あっはっは!!
俺らは残りの美味しいものを食べ続けた。若手連中はひーひーいいながらも、美味いとわかるらしく、熱いコーヒーとか茶とか飲みながら食い続けている。
うん、明日の朝、がんばれ!!
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