上 下
231 / 409

後後105 ゲロを吐きながら食居続けるのが決まりな料理

しおりを挟む

それから中央市場を見て回り、いろいろ買食いした。
「素材がいいな、、」とシューレ
「だろ?だから居着いたんだよ俺は」
なるほど、、(シューレ)

まぁ、そうかも知れないけど、、素材の良さは、ある程度行けば一緒じゃないかなぁ、、、
と農国を旅した時のことを思い出すガク。

各村、肉も野菜も皆美味かった。素材は良かった。でも、それぞれ違った。土地土地で違うのは当然だった。
で、それぞれの土地で、素材を上手く活かして料理していた。
なので、料理の仕方と素材の個性がベストマッチでその結果、「農国のメシはどこでも美味い」となっていたのだ。

「まぁ、ガクの思った事が現実に即しての最善の解だな」
とシューレ。
でもな、と続ける。
「その、武国メシに合う素材をうまくどーにかして、もっと美味しくするってのも、なかなかおもしろいもんだ。」

なるほど、、
シューレ食堂には和食(武国飯)以外にも洋食(農国、日のいずる国の飯)も多い。南方料理はまだだが、いつか加わるんじゃないかな?
いずれ、食い物の神になるんじゃないか?シューレは、、

「いやぁ、、それほどでも、、えへへへ」シューレ
・・・・・

市場ではマクベスは至るところから声を掛けられていた。精霊というよりは、よく来るおにいちゃん(おっさん直前)みたいに扱われている?
「おう!俺、よく食材買いに来るからなー。そんときいろいろ話すからな。だから皆も仕入れる時によりより物を仕入れてくれるようになってる。」
なるほどな、、もともと良かったんじゃなく、良いものが出回るようにマクベスが育ててたんだなぁ、、

「ああ、そうなのかもなぁ、、。そう言えば、、来た当初は、、ここまでいいもんばかりでもなかった、、かもな?覚えてねぇ」
当初って何百年前なのかべつに訊きたくないからいーやw

マクベスも俺の心を読んで勝手に答えてくれるから便利である!♪ww

市場を出て、マクベスがおすすめする店に行く。

がらがらがら、、
「おっちゃん、きたぜー」マクベス
・・・「おー、、今日は大人数だな」
「おう、久々にたまたま友人に会ってなー」

ほうかほうか、、んじゃうまいもん食わせんきゃなぁ、、と言いながらお茶を入れてくれるおっちゃん。
卓を2つくっつけてくれる。

「んじゃ、あれ、行くか?」おっちゃん
「んー、、あまり長いのもあんだから、みに、、、いや、プチでいいや、、」マクベス

ここは俺の世界で言うと、街の昔から在る食堂、みたいなとこだ。
横開きのガラス戸、土間、しょぼいテーブルと椅子は長年使い込んだ手沢の染み込んだもの。
・・・・・長年?、、、ながねん?

(泉さん、この椅子、何年ものだと思います?)
(・・100年は経ってるように見えるかな?)
(大田さんは?)
(俺にはわからんが、、数十年は越えてるよなぁ、、)
(((・・・・・・・まさか?)))

「ねぇマクベス、というか、おっちゃんに直接訊いていいかな?」
「お?なんだい?難題じゃなきゃいいぜ?」おっちゃん
・・・・・・・・
「つっこむのはさておいて、、おっちゃんも、マクベスと同じ種類なの?」
「なんか、、えらい言われようしている気もするが、、、まぁ、そーゆーこった」
・・・・・・・

「まぁ、つるむ者も少なくないからな」シューレ
・・・・「いや、、だって、、農国とか日のいずる国とかのは、、皆単独犯だったっちゃ」
・・・・・・俺ら犯罪者?とマクベスとかおっちゃんとか、、

「人間もそれぞれだろ?」シューレ
まぁ、そーか、、、
そうなのか?・・
まぁ、、いっか、そなんだろう、、、

泉さんを見ると、気にしていない顔しているけど、、ぜってーなんか不満がってるよな?って感じ見せてるw
だよなぁ、、人懐っこさほぼなしだったからなぁ、、食い物しか見てなかったし、、

まぁいいか、と。
シューレはマクベスとおっちゃんに食事のことを聞いていた。難しくてわからんかったw
おっちゃんは厨房になんか怒鳴って指示だしていた。
従業員いるんだねぇ、、修行してるのかな?シューレ食堂とかみたいに。

で、ほどなくおっちゃんは奥に戻っていった。
すぐ若い子が酒と肴を持ってきてくれた。
小半時ほど後、スープが来た。

少し経ってから魚料理、その後野菜炒めっぽいの、その後肉を炒めたっぽいの、その後、チャーハン、その後、
「いったいいつまで出てくるんですか?」
ととてもとても訊きたいので訊く。

「あ、だいじょうぶ、満漢全席じゃないから7日ほどもかからん。ミニも4日ほどかかるんでやめて、プチにしてもらったから」とシューレ
ああ、ゲロ吐きながら食い続けなければいけないっていう罰ゲームな、、
と、他を見渡すと、、大田さんが青い顔している以外は、皆うまそうに、、、うまそうに!食ってるよ?どこに入るんだろう?

俺は「ちょっと外走ってきます」と、はや歩きより少し速い速度の、かるーく流す程度の走りで腹をこなすために小半時走った。

戻ってくると品数が倍くらいになってて、テーブルが4つ連結になっていたw

「おう、早く食え、まだ食べてないものあるだろう?もったいないぞ?うまいぞこれ、、」シューレ
だろうともよ、、でも入れ物がちっちゃくってなー俺のは!!

幾分いれてからまた走りに出ようとしたら、
「ほれ、」
とシューレが粉薬をくれた。
??
「消火剤、じゃない、、消化剤だ。飲んどけ」

あ、ニッキみたいな香り、、口に含んでから水を飲んだ。
・・・みるみるうちに?
うむ、、さすが大精霊様のお薬、、、

「いや、それ、、、なんでもない、、いい、、」シューレ
・・・・
訊かないほうがいいんだろう、、俺のために!!

で、大田さんにも上げてくださいって、あげて貰った。

翌日の夕方、、やっと食事は終わった、、、、

宿に帰ったら宿の娘さんかんかん!ではなかった。おっちゃんが気を利かして宿代を見習いにもたせてくれたらしい。
その晩は宿に泊まった。当然だ他に行く場所ないからな。風呂行く気にもならない、、今ココで風呂入ったら、風呂がえらいことになるだろう、、多分若手達もリバースるだろう、、
リバース湯、、、

シューレと泉さんはケロッとした顔で自分らの部屋に行った。
シューレはともかくも、、泉さん、すげーな??チートな胃袋なのかな?

もうここまでくると食通モノでもなんでもねーよね?
ああ、あの農国の「うまいだけ」だった食通モノ時代が懐かしい、、、

ほんの少しだけ北京ダックの気持ちが判る気がしたガクだった。
(参照:北京ダックの育て方)

翌日、朝風呂浴びて、軽く朝食の粥食べて、また寝て、夕方起きて、晩メシを外で軽く(ガクと大田)、ほかの連中は普通に、食べて風呂に行って、軽く飲みに行って、、寝た。

翌日朝、マクベスはいなかった。
「用事が在るって行っちゃったぞ。また来るってな。どっかであうだろ。」シューレ

「んじゃ、行くか、、」と朝食後、シューレは皆を飛ばした。移動は飛行に戻ったようだ。

人が点くらいに見えるから、下から見ても俺達は点くらい、つまり鳥だとでも思うだろうな。
結構早いけどね、、バリアなかったらあれだ、、頬の肉がぶぶぶぶぶぶぶとか震えるくらいになってるだろう。
つうか空気をすおうと口開けたらえらいことになりそうな速度である。
ちなみに150程度ならどうにか吸える。(にほんではやらないよーにw)

太陽が中天くらいになったとき、シューレは下降していった。
湖がある。そのほとりに少々でかめの街、、農国のブートッチを彷彿させる街だ。

(魚かな?)
(ああ、魚が美味いとマクベスが言っていた)

マクベス曰く「魚の美味い湖の街」。なんか奴は街の名前とか覚えないそうだ。苦手なのかな?


決して、地名がめんどくさいとかいうのではないとここに明言しておく。前の街の名が出なかったのも偶然。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

異世界転生はうっかり神様のせい⁈

りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。 趣味は漫画とゲーム。 なにかと不幸体質。 スイーツ大好き。 なオタク女。 実は予定よりの早死は神様の所為であるようで… そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は 異世界⁈ 魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界 中々なお家の次女に生まれたようです。 家族に愛され、見守られながら エアリア、異世界人生楽しみます‼︎

料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓
恋愛
 隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。  どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。  巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。  転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。  そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...