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後後88 なんか、領都をはじめて真面目に見てみた?
しおりを挟むただ、セロがあった。あのバイオリンが人の背丈ほどの大きさになたやつ。
オーケストラのベースみたいな、いや、もっと多彩に音出るけどさ。ソロで一曲できるからなー。
ギターがなかったのは、街で買えるからかな?
一本あるといいのがギターだよね。
ということで、んじゃ後はグレゴリーさん宜しくお願いいたします。と言って邸を出てきた。
領主様はご不満顔だったが、いいのだ。俺が居てもあまり意味がない。仲がいい同格の者で話ができるだろう。
あっちは上の方々、俺は(さぼりたい)現場タイプだからね!
せっかく来たのだし、帰るのは夜通しでもいいし、宿に泊まっても良いし、、街をぶらつこうと思い立った。
お、ケーキ屋さんというか喫茶店兼だな。
匂いが、、いいかな?
と、覗くと、、あれ?
なぜシューレが居るのかな?
「おう、来たのか?ケーキの匂いにつられて?」
まぁ、正解だけどさー、、
「いつの間に?」
「つい先日、まだ試験的にやっているだけだ。街の者達が、このクリームとスポンジをわかるかどーか?ってのを知りたくてな。
まかせろ!と、表に出て
「さあいらはい!大聖霊様のケーキはいかがかね?あのケーキ大国農国でさえ食べられない大精霊のこの世で一番うまいケーキ!!この味がわかれば大したもんだ!!
農国一番のケーキ職人の師匠が、この大精霊様だ!
さあ、今のうちだよ!あるだけで仕舞いだよ!」
こんだけで人山の黒だかり、、あれ?
席はすぐ埋まった。相席もさせた。あとはもう持ち帰りで買って行ってもらう。
「買っていくんじゃ、どーだかわからんのじゃないか?」シューレ
「まぁまぁ、、気に入ったらまた買いに来るでしょ?そこで判断してください」と俺。
「金払ってこそ、旨くなければまた来ない。持ち帰りなら家族の分も買うでしょう。そこそこの額だ。ちゃんと味わうでしょうよ」
「そんなものかなぁ」シューレ
「あ、領主様んとこに農国の貴族の人がお客さんで来ているんで、誰かに持って行かせてもらえません?」俺
「お前が行けば喜ぶんじゃないか?」
「いや、捕まって戻れなくなるから、、」
ああ、なるほど、、と、シューレは奥の人に10個ほど持って行かせてくれた。
それから閉店(売り切れ)まで盛況だった。
シューレはこの店の奥で夜まである程度作り、夜になったら村に帰り、村のチームが昼間に作っていたケーキをこの店に転移で持ってきて、朝まで作り上げるようだ。
「寝ないの?(スクレみたいに、、)」と聞くと、
「別段みたい夢もない」とのこと。
やっぱ精霊は夢を見るためだけに寝るんだなー。
「いや、みたいだけじゃないぞ?なにかに固執していて夢にまでみたいというときは、夢でなんかのお告げみたいのがあることもあるんだ。実用的だぞ?」シューレ
実用、っていうのかな?お告げ、、
まぁ、そこまでのお告げなんだろうな、、なんか、やっぱ羨ましいかな?
ガク、おまえも一緒に転移で帰るか?と言ってもらったが、「ウマが居るんでー」と遠慮した。
「まぁ、、ウマと一緒でもいいけけど、せっかくだから乗りたいよな。」
まぁ乗らなければのらないに越したこと無いんっすけど、、
「まぁそういうな、馬がかわいそーだろ?乗れ、乗って帰ってやれ」
馬は、こっちに来たんだから、帰りもガクを乗せて帰るんだ、と待っているという。その期待を裏切ったらかわいそうだろ?
とシューレが言ったが、、、
ふーん、そーなんだ、、
そこまで考えるんだねー、馬。つーか、乗せるの好きなんだ?
「気にいってる者は、だがな」
お?気にられているの?へぇ、、
と、こう、心が読まれるのは日常茶飯になっている件?まあ、どーでもいいけど。
で、
シューレの店を出て、まだ夕方なのでー、市場にでも行くかなー、とそっちの方に、、
あ、そ~言えば、さっき俺いっこも食ってなかったなー、、、残念だったなー、、、久々に、、、まぁ、ドラゴニアの方で食べたからいいかー、、、いっかぁ、、
シューレのほうがうまどーだったなー、、、
などと思っていたら、香ばしいくも甘ったるいしかも醤油系?の匂いー
串焼きでゴンス!
「おっちゃん、何の串焼き?」
「ごぶの
「いらねー
「嘘だってばよ!誰がそんなの食うんだよ!売るんだよ!!」おやじ
「いや、、あったぜ?」
「・・まじ?」
「うん、西の大陸だけど、、」
「へぇ、、行きたくねーな」
「うん、俺ももう多分二度と行かないと思うけど、つか、行かせないでね?神様!!」
「・・・大丈夫か?なんか、すげートラウマとか、持ってんの?」
「おう、、ありがとう、、、ダイジョブ、、ちょっとね、、ちゃんと言っとかないと、フリだと思うお方が上の方にねいるらしくってね、なんか。」
「・・・・・・なんか、大変なんだな?」
「まぁ、、んじゃ、まともな肉ならその串焼き一本」
鹿肉だとのこと。
その場で食ってうまかったので10本ばかり買う。
あ、
まんじゅうやら団子、うまそーな、、
草団子とみたらし団子と草餅と豆餅買ってその場で食う。
かなり美味いかな?
10個つづ包んでもらう。
結構なお荷物です。でも背負袋(ナップザック、これも外来だろうなー)買ったので没問題。
とか思っていたら、なんか、中国人らしき一団が、、、へ?、、、ほやほやの、外来?
中国人って、見た目でなんか違う。よくわかる。喋って無くてもわかるんで、なんだろう?服のセンスとか?
あ、でも、、昔うちのいなかの街で困ってる中国人風の人に、外国からですか?何か困ってますか?と手助けしようとしたら怒られた。
俺は日本人だっ!って。よく言われてるんだろうなー、と思わせる怒こり方だった。
すっげー中国のど田舎の男の子顔の人なんだもん、日本の田舎から結構そういう人が出てきているよね?都会に。間違えちゃうよ、そのものだもん、、、今でも思う、俺は悪くねぇ、、
(実際、幾つかの国ふらふらしてる時によく間違えましたw俺悪くねー!ww)
なので一応話しかけてみたら
「あー、私達劇団やってるの!今、外来のお話なのよ。夜の部まで休憩あるので、食事に出たところ。貴方外来なの?」
「わかりますか、、」
「まーねー、、じゃなきゃ、よほど外国ばかり旅していた人、かな?っ感じ」
どっちもですが、今となっては、、、
で、やっている場所と夜の部の時間を聞いて別れた。
へぇ、、田舎の領都だと思ってたけど、演劇とか来るんだー。
楽団もできそうだし、、へたしたら音楽院とかつくりそうだし、、
パリ?
方向性がそっちになったら、いいなー
ぼんじゅうぅぅる♪
じゅってぇぇむぅぅ!!
しぶぶぷれー、
いや、、アモール系はいいや、、、
超面倒くさくなりそう、、、
だが、
演劇が楽しみである!
なんか、中国からの外来の話なのかな!?おもしろかしい外来だったろーな!!いろいろやらかしてくれたんだろーな!!それらがなんか神話かなんかになって演劇とかになったんだろーな!!
などと、勝手に創造(想像)して自己盛り上がりしてた。
茶を買って、広場のベンチに座って、おみやげにしようとしたけど、演劇見るんでこっちに泊まってこーと決めたんで、買った串焼きを按分(5本)食って、団子とかも半分食ったら、、く、、苦しいでござる、、
串団子系10本、草餅とか日本の倍の大きさ×10個、串焼きは40センチくらいの竹串に子供のこぶし大の肉が5つ、くらいの大きさ。これが、こっちの世界の平均。この領都ではそれに準拠した商品がお客に提供されている。
って、何堅苦しくいってるんだろう、、腹が苦しいからかな?
なんか味噌汁とかあれば、結構こなれそうなんだが、、、
豚汁でもいいか、、つか味噌系のが、なぜかしらぬが消化を助けている気がする、、、
そういえば、
ボボ・ブラジルとほぼぶた汁って聞き間違いしやすいよね。
当時大問題になったって、じいちゃんが言っていた、、、
腹ごなしついでに味噌汁売りを探そう、、、
と市場の中によたよたと行く。
程なく見つかる、、なんだ、広場の入り口に、飲み物屋台にまじってあるんじゃん、、、
味噌汁は飲み物です、ってあたりまえか、、
「ぼぼぶらじるいっぱいください」
「へい、ぶた汁いっちょ!」
広場のベンチに戻ってゆっくり飲み、具を堪能する。
ぶたっても、オークとかみたいだけど美味いのでおk.
さて、
もうそろそろかな?
聞いた場所は、テントではなく、
演劇場?
というか、多目的ホールか、、、
でけえな?演劇場くらいある。でかい映画館以上あるよ、、
へぇ、、この領都も、なかなかなんだねー。
どれだけ領都に興味を持っていなかったのか?というのがよく判る今日のガクの行動。
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