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後後79 最後の国に
しおりを挟むその後は予想と言うか予定?通り。
翌朝、馬車が1台増えています。
超美人のドラティーヌ王様一行の馬車が加わりました。領主様、また小館の高速馬車取りに行ったようですw
なんかの桃太郎?団子省略したバージョンか。
また大体1日くらいで次の王都に入り、、、
こんな近いんだからしょっちゅう会っているんだろうな。ドラ、飛べるし、転移使えるし、、
馬車使うのは、「久々に馬車で旅したかったから」とかいう理由でしかないんだろうよ、、、
「おう、よくわかったな?」
なぜヒ王様が、うちの馬車にいるのでしょうか?
「だって一人だから寂しかったんだもん」ヒ
「お付きの人を連れてくればよかったのに、、」俺
「相方いるのに?」ヒ
・・・・・・・・・別モンだろーが、、でもなんか追求するのがかわいそーに思えたんでしないでおく
で、王宮に入って、
「今後のために、一緒にいろ、」
とド王に言われ、俺と泉さんは王様連中と領主様の集団のなかに混じった。異例なお付だなw
王達の会談とかいうんで、さぞかし、、とか思ってたんだが、、
おっさんおばはんの会話?親戚同士が久々に集まって、、とどう違うのか?
(おう、これ見てて、俺もその違いが全くわからん、、)泉さん
という証言もでてきたくらいだ。
お国のおなまいは、ドラ西国。
王様のおなまいは、ペドラー・ドラニーシ・フィリップス。ド王の弟。
ド王とタイプが違って、紳士紳士している。中年初期とでもいうのかな?しかもそれめったに見ないいい意味ので中年。更にひとの姿がイケメンで!性格も優雅でおっとりしているように見える。でも竜だけどね?
ここの国内は、、あれだ、ここら一帯通貨が統一されているんで、経済は同一になってると同じなんで、やっぱ豊かでおいしいご飯。
なのでご飯といえば晩餐会で、
竜なんで、やっぱ立食晩餐は欠かせない様子で、結局宴会っぽくなって、、
うーん、3日、全く同じ光景みている気がス!
ペドラー王、奥さんとお子さんおり、奥さん(王妃様)竜じゃないけど、竜みたいなもんだそうです。なので長生きだから安心とかペ王が言っていた。
ヒ王情報によると、海の方の精霊系のなんかだという。
ああ、ここで回収に来たのかな?意表を突く手抜きだ、、見習いたい手法である!
いや、、
意表を突いて、海で長生きで、、つーんでウミガメ人かもしらんな!!
で、もー飽きてきたんでとっとと。
ペ王のお付にやっぱ2人付いて、
ペーターとパリッタ。
青年ペーター、うん羊飼いではないから。同年齢かな?女性のパリッタ。
うーん、、、、、この場合マリッタとかマリエッタだろう?と思うが、、パ行にしたかったのだろう、、というのと、
それのほうがフランスっぽくない?とかろくでもない思考だったんじゃないかな?
誰が?w
でもパリッタは、ないよねぇ?
んで、次。
翌日夕方には
ドラ西中国に到着。
もう国名については言うまい。
ド王兄弟のいとこ。日のいずる国国王とは違う系統のいとこさん。
おっさん、、ド王に近い年齢かな?見た目、だけど。
やっぱ似たようにガチムチ系。ド王は静かなガチムチだけど、この
ドラグラー・ドラニーシナカ・フィリプリア、という王様(名字違うんで多分ド王の母方?)、
がはははは!という笑いを振りまく、普段は人の良いおっさん系。
城の使用人達同士でも結構笑いが聞こえるんで、国自体結構いい感じなんじゃないかな?いいねー!
多分。
いや、日のいずる国国王さまがあれなんで、同系統の笑いだったら怖いんだけど、でも、ソーだったらこの人今俺の横にいないだろうし、、まぁ安心だろう、この国も。
奥さんはペ王の王さんのお姉さんらしい。お子さん多数だという。やっぱ亀かな?
当然のごとく夜は宴会で、、、
ーー
馬車の中
「泉さん、準備は良いですか?」俺
「おう、もう意識は十二分にっ!!」泉さん
中王(ドラ西中国国王)の馬車が増え、王様御一行馬車コンボイは最後の国に入る。
「きゅーけーい!!」野上達が馬車コンボイに告げて回る。
お昼ゴハンを取るようだ。
「今日は少し距離あるんですかねー、昼を取る、ということは」
「ああ、城に着くのは夕方ころだろうな多分。」泉さん
一軒のみの街道の宿屋の食堂
領主様は中王とペ王と一緒に食事中。
豆ですな?
おう、さすがだなー。と泉さん。
さて、
中王のお付は
田中さんと西沢さん。名に関し、何も言うまい。
ペーターとパリッタと一緒に食事する。
情報収集である。
「みなさん、ツッコミ姫って聞いたこと在ります?」
「ああ、あの子でしょ?」
「うん、あの子だねー」
「私もなんとなくどこかで耳にしましたよ、あそこの国の、、、」
「まぁ、、永いからねー」
いや、、どんな感じなのかな?を、、
と聞くと、
ドラゴン達がここいら一帯を平定する以前に、このドラ西キタ国の所にあった、
キタコレ王国の王女だったらしい。
本家コレ王家が滅亡しちゃったんで、北にあったキタコレ家が今残るのみ。
ドラ西北の国内国として存在してるんじゃないかな?今でも、、とペーター。
「なんか、随分前の話だから・・・」と。
で、
ツッコミって、どっから?
「名前じゃないの?」
「俺は、戦争のときには真っ先に敵軍の中に単身突っ込んでいく、って解釈してたが」
どーゆー解釈?詳しく聴きたいが、今度教えてもらおう、、
「俺は、ボケ役が居なくなって久しく、、もう突っ込む気力もなくなり、日がな縁側で茶をのんで日向ぼっこしているって聞いたな、、」
・・・・
「私はそういうのとまた全く違ったこと聞いたけど、、、一体、こういう話、何処で誰が流すんだろうね?(いやそこはあとで考えるとして、聞いた話をはよう!!)、、あ、えと、、今でも元気に突っ込みまくり。
ただ、善き相方がいないんで、おひさまや風や草木にも突っ込む元気がありあまり、、とか、、、」
「それはそれで、問題どころじゃねーんじゃないか?」泉さん
「いや、泉さん、皆さん、考えても見てください、、そのつっこみ狂犬の目の前に、おいしそうなボケ肉与えたら?」
(ガク、お前も大概だよな?)泉さん
(おしかりは後で♪)
皆、ご納得。
気付くと、食堂の中はシンと静まり帰り、俺の声のみが響いていたようだった。
やべぇ
(だから言い方って)泉さん
・・
・・
・・
カチャカチャ、と、食事が再開されたようだ。
誰も一言も発すること無く、食事は進んでいる様子。
皆、それぞれ、自分の中でいろいろそーぞーしてるんだろうか、、、
その中での中心人物、、、
にまにましてるかな?とかおもったが、、、
(なんすか!あの平静なお顔ったらっつ!!!)
(まぁ落ち着けガク、まだ何もわからん状態だ、、ホントにボケ老人状態だったら?ともありえなくもないので、まだ期待していないだけだろう。借りにも俺らの大陸最強の王だぞ?)
(そりゃそーですけど、、待ちに待った相方、に、なりそーな、、)
(まだ全くわからんのだからな?)泉さん
まーそっすけど、、
一番期待しているのがガクであった。
その後、馬車は高速で突っ走ることはなく、通常走行で粛々と進む感じ、、、
泉はおもった。
王達は、もう向こうに連絡をとり、なんらかしらのアクションを起こしているのだろう、それを待っての、この速度なのではないか?と。
一方ガク。もう、結構先走り。
早く会わせたくって仕方がない、という顔をして、そわそわ落ち着かない。
馬車にブースターでも付けさせないとダメだとか、なんかブツブツ言っている。
泉はそんなのを放置し、窓の外に目をやる。
ここも、農地は豊かにみのり、みるからにうまそうな作物が育っている。
たまに見える百姓たちも、仕事に精を出し、真剣に、楽しんで、仕事をしているようにも見える。
俺の故郷がこんなだったら、と思わずには居られない。
江戸末期の東北。
日がかなり傾いた頃、その最後の国の王都に入り、、
王城が道の先に見え始めた。
が、
中央の噴水のロータリーの十字路で、王達の馬車の列は、左折した。
泉が窓から外を覗くと、王城より2周りほど小さいが、それなりな邸が、道の先に見えた。
泉は無意識に身構えていた。
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