上 下
204 / 409

後後78 伝説の?嘘くさいのが、、まじっすか?

しおりを挟む

「なんか、君たち、すごいよね?」吉丸
・・・・・どこがだろう?

「ドルゲとドスコと床に座って酒盛りしているから?」
と、泉さん達のほうを見ながら言う

「いや、、まぁ、、そういうのも含むかも知れないけど、、なんというか、、僕らと違う世界に生きている感じかなぁ」
吉丸

「んー、、、外来だからかな?」俺
「やっぱり、、なんかあるかな、とかはマシマルと言っていたんだよね」
「そう?やっぱわかる?」
「まぁ、、なんか違うかな、くらいだったけど」
ふーん、、、
泉さんはともかくも、俺は一生懸命一般人の中に溶け込むようにしたつもりだったんだがなー

ガクには、周囲から浮きたくない、という強迫観念が、こちらに来た当初はまだまだ残っていたのだ。
ただ、何しても、それは単なる個人の資質と見られるだけなので、この世界では浮くとか浮かないとかいう概念はほとんど在りえないと、感覚的にわかってきた、少しづつ。
なので、今はそんな概念を失っている。いらない概念は自然に捨て去られ、どういうものかということさえ消去されるのだ。
一種のスキルアップでもあるし、それはまた一方では生物としての防衛本能でもあった。


「王様たちに対する態度も、、」
「あー、だってヒ王様、俺をツッコミ役にするんだもん」
「上司の領主様にも、、」
「うーん、武国仕様?領主様もうちの将軍様に同じ感じだよ?他の部下たちも同様だし、、」
へぇ?と少々びっくり顔の吉丸。

「合わない人には?」
「うーん、接触しないかなー。大概そういうのは悪人だったから、泉さんが潰したけど」
「・・・・・・」

「・・外来、、って、、無敵なの?」吉丸
「んなわけないでしょ!オレなんか弱いよ?!!武国じゃ肩身狭いんだからっ!!」
まぁ、、泉さんは大将クラスだけど、、、

「精霊とかは?」
「農国に行ったとき、泉さんが発見した。なんとなくだったみたい」
へぇ、、、なんとなく、、??

「今回も発見しただって?」
「・・・・発見というか、、拾った?。・・・・で、ヒ王様が飼い主になってくれた、、ヒ王、泣いてたけど、、」
イマイチ理解できないが、訊くと面倒くさそうなので、放置がいいかな?と思う吉丸

「大精霊とか、、」
「あー、シューレ、、、あれも、、なんか修羅場になりそうな気配がしたので、回避したらあーなっただけだし、、、」
シューレとフィジニ、できるだけ離しておくのがいいよなー、ほとぼり冷めるまで、と思っただけだしいー。うちにいさせりゃまぁ、ごまかせるだろうし、、そのうち誰かと番(つがい)にさせられりゃーいーかなー、とか?

「ほかの国の王達とかは?」
「うーん、南部連邦の王様とか、、だけかな?」
「北の国とか近いんじゃないの?」
よく調べたね?
「うん、会ったけど、あまり話さなかったな。部隊に訓練付けてくれってお願いされただけだった」
ふーん、、、

「で、そことも同盟組んで?」
「ああ、そうだった、組めば転移門使って教官派遣するから、って」
「で、最終的に、あの大陸すべてが軍事同盟結んだって?」
「え?そうなの?・・・・ああ、そう、、なのかな?でも、それを具体化する詳しくやるのは俺ら関係なかったし、、」

「すごいよね?」
何が?

「いや、うちの村のモフ☆モフっ子達が凄いからそこまでになっただけで、俺らはたまたまそこにいただけ。あんだけ部隊の名が、、村の名が広まってりゃ、どこでも教練希望するでしょう?」

うーん、、なんかそれだけだと決定的度にかなり不足感があるんだがなぁ、、とか思う吉丸。
だがそれがなんだかよくわからんのでもーいーか、と思った。


だが、この流れ、、
妖精がどんどん増え、親玉が出た。
しかも最強ドラゴン(ヒ王)一匹のみだという設定だと思ったら、他の大陸に仲間(ほかの種類)何匹も、、
ガクは、
また、ボケ神様の過去のボケのツケが、いつどこで吹き出るのか?と思うと、不安だった。

もうこれ以上キャラださんでほしいと願っている老人も存在した。歳なんで覚えられないんよ、、、打ち込みだけにさしてください、、とか願いはじめている。
まじ頼むよ、、、
【無職プー】も後半戦が大概めんどくさかったのに、、フェードアウトキャラがいなかったんだもん、、



それどころではなかったのが、領主様。

「なにい?本当に存在するんですか?!!そんな、、なんといったらいいのか、、、、そーゆーアレなお名前の?」
「ああ、本名がそれに近いんで、呼び名がそうなっている」
「でも、、中身は?性格は、その名の通りなのでしょうか?それとも、名だけがたまたま、、とか?」
「うむ、、一応、そっちも確認させたのだが、、、そのものズバリ!とか言われてしまった、、」

ふーむ、、、いいのであろうか?
どーせ噂だけだろう、とかタカをくくって安請け合いしてしまったのだが、、本当に出てくるとか、ありえんだろう?
アレとソレを混ぜ合わせたら、どんなんなるのか全く見当が付かない。

「・・・・で、、もし、、その姫と、、アレを、引き合わせたら、、、大丈夫ですかね?」
恐る恐る訊く領主様w

「・・・・我らの全員の危惧も、全く同じでな、、、どうしたもんか、、、」

まじかー、、しかも、なぜこんな早くに?
有名なの?そっちでとても有名だったとか?
そりゃ、「あー、あのうざい姫?」とかで勇名を馳せているのかもしらんが、、、
わしらが別の大陸だったから今まで助かっていたのか?それとも、、


「結婚したら、うちの大陸に来るんじゃん、、、」
どーしよ、、、

こりゃ、泉とガクに丸投げするしかないな、、そうだ!それがベストだ!!数々の難関を切り抜けたあやつら!今回もどーにかするであろうことよ!!

「あっはっはっは!!承知したしました、我が方、我が騎士と我が聡明な学者であるガクが、その件を引き受けることができるでしょう!!」領主様

いいのかな?勝手に請け負って?
ここらへん、やっぱ将軍様の親友で全く似た者だった。


どこかで誰かがのたまっている。
おう、増やすのはあと1人だけな?!!
あ?お付?、、、しかたねーな、んじゃそれ2人だけ、ソレ以上はもう覚えきれねーぞ!!

こういう場合、優秀な編集がいると、キャラ共が勝手に暴走するのを抑止してくれるんだけどね、素人には不可能w


誰が何を言っているんじゃ?
と怪訝な顔をするも、すぐに泉とガクを呼びにやる領主様

宴会場(ちがいます晩餐会です)より呼ばれた泉とガクは、困った顔をしている王様達の前に呼び出され、
自分達が罠に掛かった可愛いウサギちゃんでしかない、ということを理解した。

「で、今度はどんな困ったことなんですかね?」泉さん、ドス利かせた声で尋ねる。
「・・・・そう怒るな、、、問題処理能力は我が国随一ではないか、お主達。頼むよ、、、」領主様

では、わしが言おう、とド王が一歩前に出る。

「あのな、お主達が探していた、ほれ、あのオカシな名の姫、、存在したんだわ、、、」
「「まじ???ですか??」」

皆を見ると、おおきくうんうん頷いている。

「よかったのかまずかったのか、、」ガク
「そう、そこなのだ、、例えば、、、そうだな、、猛毒に違う種類の猛毒を、、いや、これだと語弊が、、、うーん、、台風に台風を、、、うーん、いまいち、、蚊の大群にアブの大群、、でもないなぁ、、、」ド王
「いや、なんとなくわかりますからダイジョブです、、」ガク

「呪いにかかった者に、その呪いを解除する呪いを掛けてみる、とかでしょうか?」ミニドラ女王様
なかなか品のある比喩?
ブラック極まりないけど、、

「うむ、、下手したら最悪、ってのがいいとこ突いているな」泉さん

「なので、うまーく、引き合わせてみてくれんかの?」領主様
「「・・・・・・・・・・・しかたないか、、」」

そーいった方面でヒ王と仲いいのはやはり泉とガクである。特にガクはヒ王が密かに魂の友人、相方、とか思い込んでいるくらいだ。

泉はガクとコンビを組んで長い。絶妙になんかをどーにかしてしまうことがよくある。大概勘のみでの結果のようだが。よって多分毎回博打としか言いようがないのだが、、、


「で、どこに居るんですか?新相方は」泉さん
「・・・・、そう、げんk,、けほん、なんだろう?へんなこと言いかけた、、、えっとだな、、儂らが行く最後の国に居る」

ひそひそひそ
(これ、最後の国の女王とかじゃね?)泉
(それくさいっすね、、でも親戚じゃないの?)ガク
(いとこだからいんじゃね?しかもドラだし、、)
(あー、そっか!)

なんか差別臭い物言いされてるかもしれない、とか思った王達一同。

さて!
鬼が出るか?蛇が出るか?!!なんだよそれ両方共ダメじゃん!!

不味い食材もかけ合わせで旨くなるもんだ!!
それをやるのがプロというもの!!!

泉、ガク、の処理人!!プロとしての意地を見せられるか?!!!

嘘だけどっ!!なんだよ処理人ってっ!!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

異世界転生はうっかり神様のせい⁈

りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。 趣味は漫画とゲーム。 なにかと不幸体質。 スイーツ大好き。 なオタク女。 実は予定よりの早死は神様の所為であるようで… そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は 異世界⁈ 魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界 中々なお家の次女に生まれたようです。 家族に愛され、見守られながら エアリア、異世界人生楽しみます‼︎

料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓
恋愛
 隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。  どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。  巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。  転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。  そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...