197 / 409
後後71 隣の女王国
しおりを挟む「いやー、長ーく会っていなかったんでなー奴らに。たまには顔出さないとへそ曲げるだろう?」ド王
そうなの?なんか向こうは手下的?
「ふぉふぉふぉ!ガクも行くんだろ?早く着替えてこい?」日
「え?ボク、今回お留守番ですけど、、」
「・・・・・・ぬわぁぬにぃいいいいいい!!!!・・・・そりゃないだろう?」日
「だって誰かが皆をみていなけりゃならないし、、」
「いとこ殿?」日
「チッ、しかたねーなー、、たけしぃ、、少し数日あけるだけだからよー、だいじょぶじゃね?」ド
「まぁ、ド王がいいってんならいいけど、、、」領
もうそういう仲かい、、
部隊での副官は引き上げ部隊引率のために司令部に返しちゃってんで、残るものたちの中でもっともベテランな者、、
「んじゃ、吉田、おまえ、臨時部隊長な?皆!吉田が今日から私が戻るまで全軍を指揮する、ちゃんと言うことに従えよっつ!!」
「「「おーっつ!!!」」」そこにいる全員
「ほれ、着替えてきーや♪」日
くっ、、なんか負けた気が、、、
でも行けるので嬉しい♪
ーー
馬車の中。馬車は走っている。
泉さんが青い顔している。
割と平気な顔の領主様。
外では野上達が嬉々として高速で走っている。
そう、高速馬車である。ド国の。
「速い」だけ、である。
小館村製造の改造馬車のように、高速安定性とか無い。
普通の馬車を、すっ飛ばして走らせているだけ。
「あ、ひでーなー、道が悪いから車輪でかくしてるんだぜ?」ド王
そう、道もかなり凸凹。なので、この馬車のように車輪がでかくなかったら、この速度では転覆していたろう。
なので
揺れが激しい。
で、
「もうだ、め、、ガク、、」
俺はすっとバケツを泉さんの口元に
えろえおろろろろーーーー、
水筒(竹筒)の水でうがいさせ、梅干しを泉さんの口に放り込む。
「立ってると、かなりマシだぞ」領主様
ふらふらと立ち上がり、窓枠に掴まりながらひっくりかえらないようにする泉さん
・・・・・「あ、ホントだ、、なんか、マシ?」
領主様は頭上の羽目板を外し、前を見えるようにしてやった。
「ほれ、前の方を見てろ。遠くを見るのがいい」領主様
「おお!なんか、気分いい?馬に乗ってるのと、そうかわらん?」
だんだん、よくなっていくのかな?
・・・・
小いっときほど経つと、
羽目板外した隙間から御者台に出る泉さん。
少し経つと、泉さん、慣れてきたのか、話し声が車内にも聞こえる。
「おっさん、よくこんな速度で走ってられるな?」泉さん
「ああ、慣れってのは怖いものでな」御者
「こんな速度で、、、ひっくり返ったこと、ないのか?」
「あっはっは!そんなこた、何度もあるよ!!」
あるのかよ!!(泉&ガク)
「ガク、ウチの馬車使えばよかったな」領主様
「ええ、荒れ道っても、このくらいならうちので走破できますよね」俺
「なんだなんだ?何を隠しているのだ?」日王
「隠していませんよ、ウチの馬車は特製なんで、こういった荒れ道でこのくらいの速度で走っても、それほど揺れないし、ひっくり返ることなんか無いんですよ」俺
「ほう、いいものを隠しているな?」ド王
「だからかくしてなんかいませんって!、あとで戻ったら一台あげますから!」領主様
「おう!楽しみだ!」ド
「・・・いいなー、いいなー、ガクぅ・・」日
・・・
「領主様、、どうっすか?」俺
「勿論、日のいずる国王にも一台進呈しますからっ!!」領主様
やった!と日王
まぁ、もう侵攻先ないし、あとは最後は海辺に出て迎えに来てもらうだけだし、、
もし西の残党がいたとしても、野上達のみで十分だし、、
と思う、領主とガクであった。
太陽た中天を過ぎて少し経った頃、
馬車が速度をおとし、、店の前で止まった。
「おう、ここで昼だ。」ド王
え?食うの?・・・この揺れ、この後も続くよね?
領主様と泉さんと俺は、団子と茶だけにした。
2人の王は、ものすごく食っていた。
何気に御者さんも定食おかわりしていた。
人間だよね?獣人?
食べ終わったのを見計らって聞くと、人間だという。
「慣れだよ、慣れ!」だそーだ。ほんとかなぁ?
ーー
向こう時間だとしたら3時頃か?
「まーちが、みえるぞー」 御者台から泉さん
窓から顔だして見ると、たしかに街らしき、、
「あれが王都ですか?」とド王に訊く
「ああ、あれがプチドラ国王都だ」
・・・・・・
すんげーな、手抜きも半端なくなってきたな?
「もしかしたら、やはりご親戚とかですか?」領主様
まさかな?
「よくわかったな?俺の一番下の妹だ」ド王
「どら・・み、とか・・?」俺
「ほう!よくわかったな?ドラミエールだ!」ド王
よかった!もろじゃなくって本当に良かった!!だよなぁ、、もろなんてできないよなぁ、、
誰が?
町中に近づいたので、爆走はやめ、普通の速度になった馬車。あー怖かった!
王の馬車がよく転覆してる、って笑って言える国の資質って、どうなの?
馬車はそのまま王城に入っていく。
「流石女性の城だけあって、花とかキレイですね!」
前庭は殆どが花壇になっている。花盛りだ。
「食ってもうまいんだぜ?ここの花」ド
台無し、、
ここの花摘んで、女性に贈って、送られた女性がいきなりむしゃむしゃ食い出す、とか、なのかな?こっちの風習。
あ、領主様も同じこと考えている、笑いこらえているよ、、、
「おおオリフィェーヌ!あなたはこの花のように美しい!!・・むしゃむしゃむしゃ!」俺
ブーッ!!!だぁーはっはっはっは!ず、ずるいぞ、ガク、、、おまえ!
「オリフィェーヌ!!」
だーっはっはっはっは!!
「花は愛でるものだよオリフィェーヌ!!」
がーっはっはっはっは!!
ボクッ!!! 殴られた、、、
「いいかげんにせい!」
馬車は、でかい玄関前の馬車回しに着く。
バン!!!
「お兄様!!!」
たたたたたた!と走ってくる、、、、、、、すげーな?よく軽々と走れるよな?(俺)
おう、、身軽だなぁ、、、多分、中身、筋肉だな(泉さん)
ドレスだからであろうか?ゆとりを持って作られているドレスだからだろうか?
ものごっつ横幅あるでゴンス!
兄が中腰で待ち構える
ドッゴーン!!
衝撃で城が揺れる!
がっぷり4つに組んだ2人!!
「はっけよい!!のこったのこったのこったぁああ!!」
行事、日のいずる国王
いいのか?(泉)
いーんだろうな?(領主)
まぁ、、親戚同士だし、、(ガク)
0
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
異世界転生はうっかり神様のせい⁈
りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。
趣味は漫画とゲーム。
なにかと不幸体質。
スイーツ大好き。
なオタク女。
実は予定よりの早死は神様の所為であるようで…
そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は
異世界⁈
魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界
中々なお家の次女に生まれたようです。
家族に愛され、見守られながら
エアリア、異世界人生楽しみます‼︎
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました
Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。
実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。
何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・
何故か神獣に転生していた!
始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。
更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。
人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m
なるべく返信できるように努力します。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる