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後後57 海戦?蹂躙?

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「それでは行ってきます!」
試験済みで安全なはずだが、俺が最初に行く。
領主様最初は全員で却下した。いずみさん、おっさんだが母体は少女なので却下。なので俺が最初に転移門をくぐる。
生まれてはじめてなのでドキドキ♪w

・・・・・・・
一歩かよ、、、
ほぼ何も感じなかったし、、、

「おい、そこどけ、」泉さん

感動に浸って後の人の邪魔にしかなっていなかった俺の件ww

「ごめんごめん!」と即座に避け、
泉さんも避け他直後に領主様出てきた。

「なんじゃあっけいないものだな?」領主様
「ですよねー」俺禿同意

「ようこそ旗艦武国へ!」司令官が領主様と俺らを迎えてくれた。

司令官に付いていくと、艦橋へ。

「「ほほう、、」」領主様と泉さん

確かに眺めがよく、前方に武国艦隊が配置している。

この旗艦の左右前方に、蒸気船が一隻ずつ、砲を積んだ先遣隊の船だろうと思える帆船が左右に3隻ずつ配置している。
多分この後ろには29隻の輸送船だろう。

「南方のと農国の艦隊は?」領主様
「それぞれ南と北に配置しております。逃げたのを狩って貰います」
それはそれで楽しそうだなとかぼそっと言う泉さん。ようは何でもいんだろ戦闘できりゃ。

そろそろ見えてくると思いますよ、敵艦隊が。と領主様に説明しているのをそのまま領主様の後ろで聞く俺ら。

「敵艦隊前方12時、敵艦数、、30以上、、敵艦前方に、砲は確認できません!」
と、どっかからの伝声管から声がした。

「敵は、主砲持っていないんだな?」領主様
「そのようですね、、。主砲、副砲、両門とも(主砲も副砲も2門ある)照準敵艦隊の中心の艦、照準でき次第撃ってみよ。」司令官

1分位後、
どどーん!!どどーん!!
砲塔を左舷に旋回して撃ったので、船が右舷に傾く。が、すぐ安定する。
すげーな?木造船なのに?あれだけの砲の発射にこれだけで済む?

ちょっと場所を抜けて、艦橋の端の方から主砲をよく見てみる。

帆船の帆柱の上から見ているのだろうか?
どこかから、主砲、右30m,後ろ150m着弾。副砲、そのまま。副砲一隻轟沈。と声が入る。
「副砲そのまま次弾発射。主砲照準し直し次第発射。」

なんか敵艦は固まっているのかな?

ドドーン!
副砲だ。主砲はまだ。

ドドーン!
主砲、砲身が後退!!
「駐退機があるのかよっつ!!!!」思わず叫ぶ。

画期的な発明だが、めんどくさいしかなり強くうまく作らんと砲が持たなかったりする。
ヲタ(大田)さんだろうなぁ、、
大したもんだ、、、つか、、恐ろしいな、、

で、照準決まった主砲も一度にかならず敵艦を轟沈させ、、、

数回の砲撃後、敵艦隊はばらばらに逃げ出すだけだった。

先遣隊だった主砲を積んだ帆船6隻と旗艦はそのまま進む。
中型蒸気船は北と南に別れてそれぞれ逃げた敵艦を追う。でも敵艦の逃げた先にはそれぞれ南方軍と農国軍が待ち構えてるけど。

「まぁ、、4キロくらい先の敵を命中させられるんだ、一方的だよなー」
俺は泉さんのところに戻って言う。
「キロ?」
「向こうでの一里ですかね」
「ほう、で向こうは?一里の半分の半分くらいしか届かないはずです」俺
「なんじゃ、蹂躙だな」
「数も多くない。多分北山領に行っていた船をやられたのが西にとって致命傷?」

「まぁ、白兵戦になっても、というか、白兵戦のほうがこっちは有利じゃないか?」泉さん
「だろうな!」領主様
「「でしょうな!」」司令官と副官

「どっちにしても敵側に勝機皆無じゃん」俺

このまま敵艦隊母港に向かい、対陸上砲撃で壊滅させます。
と司令官の説明があり、
「それまでゆっくりしてください」と、個室に案内された。



「ほう!結構いい部屋だな!」
「ですねー、あの貨客船以上ですね」
東の国(南方諸国旗国)から武国に戻る時に乗った船だ。

「手荷物置いて、すぐ甲板に出てみよう!」
ノリノリになっている泉さん。戦闘艦だからな。


甲板。砲塔周囲のみ鉄甲板になっているが、他は木製。だが、かなり厚い?
主砲に行ってみる。

「これが、さっきどっこんどっこん言ってたんだよなあ!なんかすげぇな!」
男のロマンは江戸末期武士にも通じたのか、、

「かっこいいっしょ?」俺
「ああ、、どうあがいても自分でやれない敵を殺るには、いいなぁ!!」
そこかー


その後、後ろ甲板の副砲を見てから、下に降り、食堂に行ってみる。
食堂は舷側に沿ってあり、明り取りの窓が多い。
火を使うから、なるべく甲板に近いほうがいいし、戦闘中は食堂に職員もいなくなり無人なので砲撃受けてもさほど被害にならないから舷側なのかな?

武国人は基本全員戦闘員ですw

その後、昼食を他の兵たちと一緒に取った。
ご飯が出た。干物を焼いたもの、、唐辛子が幾分掛かってる?軽い船酔いの人にいいかも?
俺らは一度乗っているせいか、今回は全く船酔いにならないでいる。

船長や司令官、領主様も一緒に同じ食事。そういえば、戦場では一緒だ、と言っていたっけなぁ、、

明日には陸が見えると思う、と船長が言っているのが聞こえた。
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