166 / 409
後後40 峠の宿屋南部版 やっぱメシウマだったが、秘密在り?
しおりを挟む「ほう!昇りでもこの速度か!」泉さんの喜ぶ速度
「いくら4頭引きっても、大丈夫ですかね?」
「ああ、この大きさの馬車の半分近くの軽量化して、しかも各部の摩擦など極力減らしているんだろ?ウマは軽く感じてるだろ」
「ええ!お客さのの言うとおりでさ!ウマがきつく感じたらすぐあっしにわかるんで、そしたら速度おとしまさあ!」御者。耳いいな?
「ほれ!」と得意げな泉さん
「それにお客さん達、荷物が殆ど無いのが随分たすかってますわ」御者
「ソー言えばそーだな。」
「メシスキーさん、荷物は?」
「仕入れたのは全て送ってます。少しだけ持ったって大した違いにならないんで、いっぺんに送るほうが痛まないですよ。
それにしても、、今日はどこまで行くんでしょうかね?」
「ああ、今日は峠まで行ってみるわ!こんな距離走るの初めてだわ!はっはっは!何事も挑戦だ!!あっはっはっはっは!!!」
速度ハイになってる?
「いやはや、、3日分を一日で!すごいですな、、早馬で飛ばすのと変わりないですなぁ」
「あー、ウマでこの距離は、乗りたくないなぁ、、」泉さん
「俺はそのまえにグロッキーです」
「鍛えろ」
「無理」
・・・・
「学者さんが、結構馬に乗るんですか?」
「あー、いやー、、」
「こいつ、学者とか言いながら戦場に引っ張り出されたり戦後処理させられたり、結構荒事もこなすんですわ、あっはっはっは!!」
わらいごっちゃねーっすよ、、、
「つーか、引っ張り出すのは領主様と泉さんでしょ!!」
「あっはっはっはっは!!」
っこいっつ!!
「あ!思い出した!!!」いきなりメシスキー!どうした?ハイから爆発へ?
「あなた!あの数年前の領内闘技会で優勝してた!!あの!!」と泉さんを思いっきり指差す!!失礼なw
「あー、そんなことあったなー」
「泉さんあれでデビューでしょ?あれなきゃ戦場とか行けなかったでしょ?」
「あー、そーか、あれで実力認められ、何でもさせてもらってるんだなー」
やっと自覚、少しだけ?
「はぁーーーーー、、、なるほどなぁ、、なるほどなぁぁぁーー、、」
いきなり納得しだす。
それが納得できる理由なの?
流石武国人だけあるなー。
俺にはまだイマイチわからん、、、
「あ!あ、あ、あああああ・・・」
窓の外を眺めていた泉さんががっかり声を、、、
「どしたんすか?」
と外を見ると、あ、、宿が遠くに去っていくー
「今日は昼抜きですねー、、つーてももう昼とうにまわってますけども」
そう、早すぎて昼前後の場所なんぞ都合よく店があるわけがない。
「お客さんすみませんねー!馬達がノリノリなんで止まれねーんですわ!わっはっはっはっはっはっはっつ!!!!」
いや、あんたのノリノリが馬に感染ったんじゃないのかな?
戦場や野宿では食べなくとも平気なのに、こういう平時には食わないとへばる泉さん。俺の膝枕でふて寝。
腹時計3時間くらいで馬車は峠のてっぺん近くに来て、ようやく速度を落とし始めた。
気付く泉さん
「お、、やっとメシか」
それかい、、まぁ、、だよねー
宿は峠の頂上の南側斜面緩やかなところにあった。
「北側は寒いんだろ」泉さん
宿の周囲の木々の背は高く、風が強くないことを物語っている。
「いい場所みたいですね」
「ああ、そうだな、ここなら居心地良さそうだ」
と馬車の前で離していると
「わかりますかね、ここはいーですよー、いーですよーここは。温泉も出ますしねぇ」宿の主人?おじいちゃんっぽい人、、妖怪ではないよね?
「おお!温泉か!久々だな!!」
「あーですねー、、いつ以来だろ、、プチビーレ?」
「今日も世話になります」メシスキー
「ああ、もう商売おわったんかい、、まぁ何もないけど、ゆっくりしてください」ようk,、宿の主人
まずはゆっくり温泉に入って、それから食堂に行った。
山鳥の焼き鳥。串焼きではなく、大きめのもも肉、の皿と、胸肉の皿
「どっちにします?」
「うーん、、もも肉食いたい」
泉さんにもも肉のあるほうの席に着かせる。
で、燗酒をもらって、メシくながらちびちびやりながら、おかずをつつく。肉以外は漬物、味噌汁、山菜ときのこのおひたし。どれもこれも丁寧に美味しく作られている。
「うまいっすねぇ、、、」
「ああ、この宿一軒のみなんだから、ほどほどでも客は来るのに、ここまでやってるのが好きだな俺は」
「ええ、俺も。あの、北山領から農国への峠の宿と同じですね」
「あ、ああ!あそこな!そうだよなーあそこも一軒だけなのにうまい飯出していたなぁ、、も一回行きたいなぁ」
「ほう、そんなに美味かったんですか!」メシスキー
「ああ、この旅で一番最初にであったうんまいメシだった!しかも宿賃も安くてなぁ、、、ありゃ仙人がやってる宿かよ、ってくらいでなぁ・・・・・あ?」
「・・・・・へんなフラグ建ててないでください、もうたっちゃったモノは仕方ないけど、、、」
で、泉さんが席を降り、とととと、、と調理場の宿のじいさんのところに行く。
ほどなく戻ってきて、、
ひそひそ(あー、、ここも、あの宿も、、知り合いだとよ、、なんでも200年位前からだと、、)
(あー、やっぱ、、、、なんだかなぁ、、美味いと必ず?)
(この世界の食生活は精霊に支配されてるのか?)
・・・・・・・
「「ま、美味いからいいか!!」」泉さん&俺
当然酒は中級酒のみだった。深酒されて面倒になっても困るからね。
早めに寝た。
翌朝明け方に起き、もう一度温泉に入ってから朝飯食べて、、これも同じようにうまうま!お代わり!!どーせ今日も昼抜きだろーからね!
まだ朝早い時間に馬車は宿を出た。
0
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
戦闘狂の水晶使い、最強の更に先へ
真輪月
ファンタジー
お気に入り登録をよろしくお願いします!
感想待ってます!
まずは一読だけでも!!
───────
なんてことない普通の中学校に通っていた、普通のモブAオレこと、澄川蓮。……のだが……。
しかし、そんなオレの平凡もここまで。
ある日の授業中、神を名乗る存在に異世界転生させられてしまった。しかも、クラスメート全員(先生はいない)。受験勉強が水の泡だ。
そして、そこで手にしたのは、水晶魔法。そして、『不可知の書』という、便利なメモ帳も手に入れた。
使えるものは全て使う。
こうして、澄川蓮こと、ライン・ルルクスは強くなっていった。
そして、ラインは戦闘を楽しみだしてしまった。
そしていつの日か、彼は……。
カクヨムにも連載中
小説家になろうにも連載中
ファンタジア!~異世界転移した私は勇者を目指します~
ヤマタ
ファンタジー
突如眩い光に包まれた花咲詩織は異世界へと飛ばされてしまう。そして戦闘経験も無いのに勇者として迎え入れられた挙句、金髪の麗しい王女リリィと魔物討伐に駆り出されることになってしまった。
詩織は体に秘められた特殊な魔力と、伝説の聖剣で果敢に魔物に挑むが立ちはだかるのは強敵ばかり。果たして無事に魔物達を討伐して元の世界へと帰ることができるのか?心を通わせた王女リリィとの絆はどうなっていくのか?
これは平凡な少女詩織が本当の勇者としての伝説を残すまでの物語。
本作は王道的な展開有の異世界百合ファンタジー作品です。天真爛漫な王女のリリィと、元は一般人の詩織が共に成長し、絆を深めながら危機に立ち向かう様子を是非ご覧ください!
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました
Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。
実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。
何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・
何故か神獣に転生していた!
始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。
更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。
人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m
なるべく返信できるように努力します。
異世界に行けるようになったんだが自宅に令嬢を持ち帰ってしまった件
シュミ
ファンタジー
高二である天音 旬はある日、女神によって異世界と現実世界を行き来できるようになった。
旬が異世界から現実世界に帰る直前に転びそうな少女を助けた結果、旬の自宅にその少女を持ち帰ってしまった。その少女はリーシャ・ミリセントと名乗り、王子に婚約破棄されたと話し───!?
神によって転移すると思ったら異世界人に召喚されたので好きに生きます。
SaToo
ファンタジー
仕事帰りの満員電車に揺られていたサト。気がつくと一面が真っ白な空間に。そこで神に異世界に行く話を聞く。異世界に行く準備をしている最中突然体が光だした。そしてサトは異世界へと召喚された。神ではなく、異世界人によって。しかも召喚されたのは2人。面食いの国王はとっととサトを城から追い出した。いや、自ら望んで出て行った。そうして神から授かったチート能力を存分に発揮し、異世界では自分の好きなように暮らしていく。
サトの一言「異世界のイケメン比率高っ。」
異世界で神様に農園を任されました! 野菜に果物を育てて動物飼って気ままにスローライフで世界を救います。
彩世幻夜
恋愛
エルフの様な超絶美形の神様アグリが管理する異世界、その神界に迷い人として異世界転移してしまった、OLユリ。
壊れかけの世界で、何も無い神界で農園を作って欲しいとお願いされ、野菜に果物を育てて料理に励む。
もふもふ達を飼い、ノアの箱舟の様に神様に保護されたアグリの世界の住人たちと恋愛したり友情を育みながら、スローライフを楽しむ。
これはそんな平穏(……?)な日常の物語。
2021/02/27 完結
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる