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後後10 アスカにて  韜晦王

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「おみやげです。」
王様の前に武国甘味の包を広げる。
もう王様に対する行為じゃないね、そこらのおっさんや会社の上司なみの普通度、、許してくれてるんでいんだろーけど、、まぁ俺は仮の相方だし?w

くんくん、、(獣人はとりあえず嗅ぐ、まずは嗅ぐ、でも嗅ぐ、、、、ああ!嗅ぐや姫って!!獣人、、あ、誰だこんな夜中に、はーいただいまあけまーすdlgfjlkb,』p-/;;ふじ;`mf;@こ!!)
「ほう、小豆の菓子か、、、こっちのじゃ、ないな?」
「ええ、武国の者が店だしていたんで、上手かったからおみやげにと思って」俺
メイドさんに番茶を頼む。
「番茶と一緒に食べるといいです。けど、、番茶あるんすかね?今から買いに行くのかな?」
「いや、うちは、結構番茶ぁーでな、、ほれ、貧乏な時代が長かったら、あーゆーのが身に沁みついて、体に合うんじゃよ、ほっほっほw」

なにそのわざとらしいジジィ語、、番茶にあわせてじじぃ?
ばんちゃぁー、もいまいち、、
キレがない??

「どうしたんすか?でっけぇ悩みでもあるんすか?」俺
・・・・そこまでだめだった? 落ち込む王
「まぁ、美味しいもの食べると元気出るから!!」

「いや、こーゆーのは、、さほど高くないというかはっきりいって安い酒と似合ったりするんだなまたこれが、、」

泉さん、さっきなんかメイドさんと話していたと思ったら、、
熱燗の徳利を泉さんの前に置くメイドさん。ぐいのみ3つ。

2人にぐいのみを配り、酒を注ぐ泉さん
「んじゃ、まぁ、、うまいものに!」
「「んまいもんに!!」」



「お?、、、、んー、、今はまだアレだが、、慣れたらこれ、イケそうかなぁ、、いけるかもなぁ、、」
「ん。おはぎも、、はい、、」とおはぎをはんぶん切って王の皿に分ける泉さん
「俺のバナナクレープも半分どーぞ」と王の皿に載せる

「・・・・いつの間にクレープ?」王
「いいから、食べてみてください、、」
もぐもぐもぐ、、ぐびっ・・・うえぇえええ
「・・あわねぇぇぇぇ、、、」
「でしょう?不思議ですよねー?!!」
・・こいっ、、(王)

「・・・おまえ、、自分で食べてまずかったからわしにも食わせたな?」
「いやだなぁ、、食べてみないとわからないでしょう?味ってのは純粋な好みなんだから、もしかしたら王様これ大好きになるかもねー?とかいう可能性もなきにしもあらずでしょう?好意ですよ!こうい!!」

「いたずら、という”行為”だな?」
う、、、
「メイドA!悪いけど、あのワイン持ってきてー」
・・・・・しまったー!!もともとびんぼーだったが、今はそこそこ金持ちなんだったーーー!!!(俺)

ふひひっ♪ 王の勝ち誇った笑い、、
くっそー、、敗北を認める俺、、
「くっ、、、こ、今回は俺の敗北を認めよう、、、状況の把握が甘すぎた、、、」俺
「だよなぁ?はっはっはっは!!」

負けを認めたのでワインを分けてくれたw
赤いすこし渋めのワインで、そのクレープは美味しく食べられました♪
俺が一口食って美味い顔をすると、、いずみさんはふつーに俺からクレープとワイン奪って全部食った。


「あーうまかった!」王
「チープな土産しか買えないんですみませんね、、でもうまいっしょ?」俺
「あー、ふつーの物はいろいろあっておもしろい。不味いものに当たらなきゃ美味いものに出会えた時の喜びはない。うまくて当たり前の世界は、ひとをろくなモンにさせんし、、。
だから私は街をぶらつくのが好きなんだぞ?」
あー、なるほど、、(泉、俺)

「街の者達も、それほど畏まらないっすよね?だから出やすい?」
「まぁ、、最初の頃は大変だったわ、もう皆立ち止まって頭下げっぱなし、、、今のようになるまでかなりかかったなぁ、、、」
竜人の「かなりかかった」って、、、、

と思う俺の表情を見て、
「うん、100年単位w」
ですよねー!(俺、泉)

「まぁ、、この国最強、というか、、世界最強?の竜種の竜人。
しかも、毒なんか効かないし、、マグマも飲んじゃうってんだしなぁ、、」泉さん

「あっはっは、マグマはなぁ、、、」
「そうっすよね、まさかね!」俺
「まずいからね、、あれ、、」王

「「そこかいっっつ!!!!!!」」俺・泉、お約束を果たす



「一応、聞きますが、、弱みとか、怖いものって、あるんすか?・・まんじゅう以外で・・」俺

「うーん、まんじゅう以外か、、、それは難しい、、・・・・・・相方?」
・・・・・・
「気持ちはわかります、、でも、、ギャグに振るか、本気で話すかにしないと、中途半端は、、ねぇ?」俺
「うん、わかってた、、だよね」


「龍はネズミが怖いとか、聞いたことあるような無いような、、」泉さん
「ああ!なんか、あったよーななかったよーな!!」俺
日本ふかしばなしだったかなぁ、、マイル出版とかいうとこが出してる童話だから実話だかうそっぱだかの、、

「?そーなの?」王
・・・・・・・・・
疑惑だな?(泉)
ええ、疑惑ですね?(俺)

・・・・・・・・王、とぼけるが、、自分でわかっている、そのトボケがまったくうまくいっていないのを、、

「まぁ、、いいでしょう、、ボケの者にそーいうのは似合わないんで」俺
「ま、そーだな、、、、、」
「いずみさん、そういう思わせぶりの”、、、、”はやめたげないと怖がるでしょっつ!!!」
「お、おう、、だいじょぶ、何もしないから、、、ちーちちちちち、、、」と低く手を出して伸ばした指先をちらちらうごかす。

「いずみさん、まじで王様それに対応したボケかましたら、王様じゃなく、その臣下たちから俺達討伐されちゃいますよ?」
「あ、、王様だったな、、、やばいやばい、、、韜晦がうまいんだもんなぁ、、役者じゃのう、、」泉さん

「ほっほっほ、、お主も、それなりではないか?・・・」王

「「ほっほっほっほ!!」」王、泉

・・・・・・・・・(俺)



それから風呂を浴びてホコリを落とし、晩飯を食べ、晩酌して寝た。

ベッドに入ってほどなく、、
「おい、ガク、、」
「なんすか?」
「まじ王様っての、忘れるよな、アレの相手していると」
「ええ、どっかの馴染みのおじさん相手している感じになっちゃうんですよねー」

「あー、、あーゆーのも、、年季なんだろうか?、、資質なんだろうか、、なんだかなー」

「でも、多分、他国の王とかと会うときとか、王様らしくすると思いますよ?」
「一編見てみたいよなぁ、、、でないと、どーしても、、なぁ?」
「ですよねぇ、、」
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