上 下
105 / 409

後−32 メシウマ旅行記ではないが、 と、 商会発見

しおりを挟む

朝飯を食べているときに泉さんか言った。
「もしかして、ここに”商会”作ってるんじゃないか?」

なるほどな!普通の商会を作るのに不自然ではないし、情報が集まるし、何よりここに駐在する連中がとてもうれしい街。いや、これって大きいよ?
もう立ち上がって通常かどうできていれば、どんなバカが日本から赴任してきても、ローカルが廻しているから問題ないタイ現地企業への赴任と、
興味ない人間や仕事にはどんな金額や条件提示しても必要分最低限しか動かず超大変なロシアとか、
「もう、遊びにきたと思うしか無いよ」と絶望顔が印象的だったドバイだったかUAEだったかの駐在員のいる赴任先、
どこが運営しやすく、効果が出やすいか?つーとタイだよな?なにせどんな無能が来ても勝手にうごいているんだから。(注:そこまで出来ていない企業はなんかデッカイ問題在り。)

「そうっすね、もってこいの場所でしょうねー」
で、あとで探しに行こうという事になった。


これはコメディな旅で決してグルメ紀行ではないので朝食の説明とか不必要なんだけど、おいしいので自慢ということで一応説明するけど、
塩水鮭みたいな魚、、これも切り身を塩焼きで、、醤油なんかいらない♪、なにこれすっげーうまいの!多分、1mくらいの本体だったら、そのまま食べきる自信あるな!!
なんか、刺し身にしたら甘くてとろっと溶けそーで、トロのうまいとこと違った旨さでもっと美味いんじゃないか?とか想像できちゃうね。
給仕の子に聞いたら、夜になると刺し身も出すそうな。昼間に活きのいいのを釣ってくるそうだ。釣果があれば刺し身、でますよ?と。
で、
味噌汁?味噌なんだが、白身の魚の丁度いい大きさに切ったのが入っていて、丁度いい煮込み具合で、しかもその魚に合う葉っぱ類が入っているの、ホウレソウみたいだけどもっと小さくって、味あって、でも強くなく白身あい、、で少しだけ油揚げが入っていて、それもスーパーで売っているようなパチもん?みたいなやつではなく、もろ”油揚げだ!”って味のやつ。が、ほどよくわずかな油分を味噌汁に与えている。
あれだな、材料もそうだけど、この作り方、材料を理解してそれをひとつひとつ十分に活かしている総合、ってな感じのすごく調和の取れた美味さ!!
これだけでもご飯数杯いけるよね!!

こーなると、もう浅漬けなど普通に思えてしまうんだが、
もしほかの街でこの浅漬だけでメシクエ、ったら、うん、これだけで数杯いけるよ?
もう、野菜のあじ圧巻なんだが!それを完全に生かすだけの塩となんか特製だろういろいろ加えているだろうなんかの、かすかだが深い味、、

この間の料理人といい、、なんだ農国の料理人は?
こういうのが普通に宿の食堂にたまにいるんか?!!

まぁ、普通に味わえるのがすげー嬉しいけど、、、

「アレですね、武国というか、東武領の料理人達を、こっちに数年修行にだしてもらいたいですね」
「あーそーだなー、、でも皆帰ってこないぞきっと」
「・・・・そーですねー、、そだろーなー、、確実だなー」


あ、今気がついたが、この宿は紹介してもらった宿だった。このメシウマはやっぱ人気になるほどなんだな。
といっても前回のあれも、メシウマで紹介されたんだったな。

ーー

ぜってーデブるよな、この街に居ると、でも銭湯で強制ダイエットさせられるから均衡たもてるんだろう、、、
などと考えつつ街の商業区を徘徊。

あった、
「東武商会」って看板
なぜ?武国ではなく東武?

「ちわー!」と俺が先に入る。
「はいはい!」
と番頭さん?

おや?という顔になって
「泉様」

「おう、」と泉さんが前に出た。

「お伺いしております」
「ほう、でもよくわかったな?」

「このように、(番頭は懐から紙を出して)手配書が各地にくばられております。見つけたらほg,ごほん、接触を保って本国に連絡を入れよ、と。」
保護と言う名なのだが、まぁ泉さんを捕まえられる奴はまずいないよなー。

で、
むこうもいろいろ話したいことあるみたいだし、
こっちもいろいろやってほしいかなー?ってなことがあるし、本国のこと、東武領というか小館村のことも聞きたいし、、
と、お茶しながらまったり話しましょうというその番頭に連れられ、上の客室に行く。


程よい作りと調度品。
ふつー、ってやつ。
さすがだねー。
番頭さんも覚えにくい特長の無いごくふつうの顔と風体。もろ番頭さんという見た目なだけ。
トップクラスとかがここに配置されているのかな?

お茶は、美味かった。だが、この街では、中間?極普通、と言えよう。
流石だ!!
「超極普通!!」
をこれほど徹底できるなんて!!

「おう、学、さっきから極普通極普通を連呼してるけど、、」泉さん
あ?
「あれ?口に出ていました?」
「おう、しっかりつぶやいていたぞ?」
しっかりつぶやくって、まあわかる感じがするけど、、


「では、まず、あの西の国の騒ぎ以降で、武国の変化があったことこからお話いたしましょう」
と番頭さんは始めた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ
ファンタジー
異世界グリーンプラネットでの 魔王との激しい死闘を 終え元の世界に帰還した英雄 八雲  多くの死闘で疲弊したことで、 これからは『命大事に』を心に決め、 落ち着いた生活をしようと思う。  こちらの世界にも妖魔と言う 化物が現れなんだかんだで 戦う羽目に………寿命を削り闘う八雲、 とうとう寿命が一桁にどうするのよ〜  八雲は寿命を伸ばすために再び 異世界へ戻る。そして、そこでは 新たな闘いが始まっていた。 八雲は運命の時の流れに翻弄され 苦悩しながらも魔王を超えた 存在と対峙する。 この話は心優しき青年が、神からのギフト 『ライフ』を使ってお助けする話です。

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

異世界のんびりワークライフ ~生産チートを貰ったので好き勝手生きることにします~

樋川カイト
ファンタジー
友人の借金を押し付けられて馬車馬のように働いていた青年、三上彰。 無理がたたって過労死してしまった彼は、神を自称する男から自分の不幸の理由を知らされる。 そのお詫びにとチートスキルとともに異世界へと転生させられた彰は、そこで出会った人々と交流しながら日々を過ごすこととなる。 そんな彼に訪れるのは平和な未来か、はたまた更なる困難か。 色々と吹っ切れてしまった彼にとってその全てはただ人生の彩りになる、のかも知れない……。 ※この作品はカクヨム様でも掲載しています。

【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい

梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。

人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします

吉野屋
ファンタジー
 竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。  魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。  次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。 【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】  

プラス的 異世界の過ごし方

seo
ファンタジー
 日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。  呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。  乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。 #不定期更新 #物語の進み具合のんびり #カクヨムさんでも掲載しています

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...