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後−24 ナンダコッチャ
しおりを挟む「おい、学、起きろ、、着いたぞ。」
うーんん、もう食えない・・・
「昭和定番の寝言など言ってんじゃない!!」
ハッ!!なぜ泉さんが昭和を知っているのだ!!!!
まー、犯人はヲタ(大田)さんだろうけど、、何をどうおしえているんだろう?なぜこんなのを覚えるんだろう?
今度密かに覗いてみよう。
・・・
「やっと着きましたかーー、いやーこの馬車のんびり出来た。ダッシュビールじゃなんだかんだあまりのんびりしなかったっすからねー」
「まぁなー、結果もイマイチろくでもなさそうだったしなぁ、」泉
「あ!!御者さーん!!ちょっといいっすか?ダッシュビールの人気の人狼の宿って知ってます?」
「ああ、アレな宿ね、、ある意味有名だからね、、、」
「うちらが少し改造したんで、結構面白くなっているかも知れませんよ?よかったら利用してみてください。流石に食い物はかなりまともになっているし、武国料理もあるし、風呂もかなり良くなっているし、、」
「へぇ?わかった、向こうに行ったら寄ってみるわ」
「もし今度どっかで会ったら、結果教えてくださいね?結構気になるw」
「おうわかった。んじゃ、面白い事教えてもらった礼に、ココの街だとー、中央市場の近くにある”なんでも無い宿”ってのが、おもしろい、ぞ!」
「・・・・・ふつーのおすすめの宿、無いっすか?」俺
「普通のか?いいのか?ふつーんで、、?いいの?面白くないよ?」
宿に何を求めるんだろうこの人・・・
「ええ、怖いんでふつーんでお願いします」
「ほう、、仕方ないなぁ、、そこから二軒ほど手前のところに山芋とイノシシの看板が掛かっている”ドッコイの宿”ってのが普通でメシウマだな。」
「ありがとうございます!!」
なんか、ここの連中って、、ネーミングが?
「ちなみに、御者さん、お名前は?あ、俺は学っていいます、武国出身」
「俺か?俺はマッコイ・・
お!普通の名前?!
「・・・クジラーって名前だ」
へ??「え?」
「だから、マッコイクジラーだよ?」
・・
「・・ふううーーんん、、?・・・どうも、、マッコーイクジラーさん、、」
「いや、マッコイクジラーだよ?」
「ああ、すみませんマッコイクジラーさん、、、」
「おう、気をつけていけよ!」
「はい、どうもー」
あの人もこの街の人なのか?!!!
「泉さん、聞いてた?」
「おう、、聞いていたぞ?何かあったのか?」
・・・・「日本に居た時にクジラ肉食べたことあります?」
「ああ、何度かな、、銭無い時に肉くいたかったら、あれしかないからな」
「あの肉がマッコークジラっていう種類のクジラなんですよ」
「へぇ?似ているな、あの御者の名前と。」
「怪しいでしょう?」
「そういえば、この町の名前聞いたか?」泉さん
「いえ?」
「ナンダコッチャだと」
「は??」
「だから、この街の名前が、ナンダコッチャ、だ」
「なんのこっちゃ?」
「違う、ナンダコッチャ、だ」
「へぇ?
で、”なんでもない宿”がおかしな宿で、ドッコイの宿、、、」
・・
「「確信犯だな」」
ーー
ドッコイの宿
「こんばんわー、部屋クダサーイ!」俺、探りをちょいとって感じである
「いらっしゃい!二名様ですか、ふた部屋?」
「いえ、ひとつで。あと、メシウマって聞いたんで、飯付きであるならそれで」
「はい、今晩の飯と明日朝のですねー」
「風呂はあります?」
「外出て右に少し歩くと、右側にあります。目立つからわかりますよ」
どーも!
対応は餌には引っかからずに普通だったので、第一段階はクリア!
部屋はふつーである。あまし心配しなくっていいかな?
「どーします?飯先?風呂先?」
「メシ食って、少し安んで腹こなれたくらいに風呂行って、帰りにどっかで一杯引っ掛けよう!」
了解!
「あ、ついでに”なんでも無い宿”を、表だけでも見ていきましょうね!」
二軒先のはずである。
晩飯は、普通に美味かった。安心できる飯だ。
安心出来ない飯ってなんだか怖いが、ありそうだから仕方がないよな?なんだよ「面白い宿」ってよー?怖いよね???
飯は、、なんか旨いんだろう、おかわりしてしまった。どこがどーってのがわからないが、お変わりするほどの飯だった。
御者がメシウマだと言ったのがよくわかる。
さて、部屋に帰り小一時間寝てから風呂に行きますかー
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