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後−8 ゲルセイ小隊と狩りに
しおりを挟む宿食堂で朝食
「あ、、あー、、、」泉さん
「ゲルセイです、、」
「そうそう、ゲルセイ君、どしたのだね?ゴルダで、また休暇?」
周囲にやはり数人連れが居る。
「まー、やってることは似たりよったりだけどー、どっちかってーと遠征?訓練のための遠征かな?」
・・・
「まーよくわからんが、ご苦労だな。どこで何を狩るんだ?」
「軍事情報ですよ?でもいっか、、」
いいのかよ
「この北部の山に入って、猛獣、熊ですな、を一人一匹狩るという課題を、この新兵達ができれば、訓練終了。ってなわけです」
ほう、、
「とてもおもしろそうじゃないか、俺も連れてけ。」泉さん
「・・・部外者は、、」
「訓練してやるから。この”あの小館人狼子供隊を作った学先生”もつれてってやるから、どうだ?」
・・・・・・
「仕方がないですね、、内緒ですよ?」
尻尾が出ているよ、ぼふぼふ振っているよ!
やだなーー、、でも泉さん一人だけ行かすと何しでかすかわからんしなぁ
久しぶりにケーキから離れるからいいっか、、、
朝食後に出立するという。
「いそげ、ガク!!」泉さん
まぁ、荷物など対してないからね。ただ、食い物が
「食い物持ってかなきゃまずいよな?」
泉さんがゲルセイに訊く。
「あ、別にいいっすよ?毎回獲物は狩るから」
・・・
そーだった。狼なんだよな、便利♪
ただ、
俺らは人間だった!!
奴等は変態して走っていくのだ、風のように!!
なので
乗せてもらったw
俺はゲルセイに。ゲルセイはガタイがでかいんで俺くらいならどうにか。
泉さんは新兵の中でも最もガタイがデカイ者に。
「うっひゃっほーーーぃ!!!」泉さん
「馬よりたのしいなぁーーー!!な、ガク?」
・・・・・・
乗りにくい、、、馬でさえ苦手なのに、、、
しがみつくのがやっとな俺
現場
「ここから先が縄張りです。この木の上の方に傷あるでしょう?これが印。熊の手の高さです。なので体調3mはありますね。」
ほうほう♪とにこにこ顔の泉さん。
「いや、泉殿は狩れないですよ?これ、うちの子達の訓練ですからね?」
釘刺すゲルセイ
しょぼくれる泉
「そうしょぼくれない、、皆合格したら、その後狩り放題させてもらいますから、」俺
「そーですよ、終われば自由ですからね!」ゲルセイ
ぱぁーっと明るい顔になる泉
戦闘狂は単純である
んじゃ、、
とごそごそヤブの中に突っ込んでいく泉さん
「なにやってんですか!!」俺叫ぶ
「あー!勢子だ!追い出すから狩らせろ!!」とどんどん見えなくなっていく。
ほどなく、
ドドドドドドドドーーー!!!
巨大クマがこっちに向かって爆走してくる、
なんかへん、獲物に襲いかかるて感じじゃないね?
??逃げてくている??
・・・
ゲルセイは獲物の大きさを見て、
狩らせる兵士を指定し、「行け!!」命令を下す。
タッツ!!!シュン!
いきなり鼻っ面を爪で切り裂く!
棒立ち熊!腹を爪で切り裂く!連撃!!
腹を下にしてドサッと倒れ込む巨大クマ。
でもまだ動いている、叫んでいる。
剣を咥えて、後ろから熊のクビに剣を刺す。
「よし終了!合格!」
「おーい、おわったら奥にはいってこいー!次の縄張りここだぞーー!!」泉さんの声
で、
次々と泉さんが縄張り発見しちゃ熊を追い出してきて、新兵が狩る、って流れ作業w
「俺何もしていないのに疲れたわ、、」ゲルセイ
「ああ、俺も同じー、、いつもこんななの?」俺
「そんなわけあるかい!いつもは日に2人くらいが狩れるくらいだ、だから終了まで数日かかるわ。
こんな一日で終わったことないわ!!」
だよなー
一旦、帰るか、、となったが
「えー、俺が狩り放題じゃないのか?」泉さん
「もう遅いからどーせ野営すなきゃならんでしょ?なら乗せてもらえば今からでも宿に帰れるでしょ?」俺
「ああ、で、俺らも、おかげさまで?数日空いたから、付き合うから。明日朝飯くってからまた出直そう、な?」ゲルセイ
宿で晩飯食いながら明日の相談。
向こうでは皆人間形態で剣を持って、泉さんの狩りを見学。ある程度みたら、人型チームとして熊を狩ってみる。
チームプレーの訓練。狼形態だと一匹で狩れちゃうんで、弱い人型で。
で、最終的に狼形態で、「子供組的索敵殲滅方式」をやってみる。
「極秘だから、絶対他に漏らすなよ?お前の上司や同僚にもだめだからな?あと、こいつらにも口止めしておけよ?」泉さん
ゲルセイ、まじにびくつきながらも期待に目を輝かせていた。
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