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中−19 鍛冶屋で剣と小手と鎖帷子など

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 *** ほんっとにごめんなさい!!これも抜けてましたー!!!老人ボケだなーww ***



俺らが朝食に降りてきたときには、もう御者の皆は発っていた。ガラーンとした一階。
うまいんだけど、、なんか広い所でポツンと2人きりで食うのは、、

食後の番茶をすすっていると
「今日はどちらへ?」俺がアンデットだと勘違いしたオーナー氏
「んー、御者たちが、この街は2,3日いると面白いって言ったのでな、ただ、何がどう、ってのは訊いていなかったわ、あっはっは!!」泉さん
「あー、そうですねー、じゃ、市場にでも寄られたら?面白いものも見つかるでしょうし、、」
”し、、”が気になったのは泉さんも同じだったらしい。

朝早くからやっているので、今から行っても大丈夫ですよ、と教えられたので。更に、下町抜けていくほうが面白いですよ、と。

ウチラの宿は街の門の近く、街の東側だ。下町は南側。市場は中央。なので南まで下りてから戻る方向だ。
なんにせよ、知らない町だ。教えられたおもしろいところ、を回らない選択はないだろう?


「なんか、鍛冶屋が多くないっすか?」
「ああ、鍛冶屋街って感じだな、、江戸にはなかったが、浪速とかにはあったみたいだな。」
「はぁ、、泉さん風にいうと、着物や布地の問屋街とかは東京、江戸にありましたね俺の時代には」
「うん、研ぎ師が多いとことか、煙管細工師が多いとことかもあったな俺が居た時は」
「ここもそんな感じでの鍛冶屋街なんすかねー」
ふむー、、

あ、
「ドワーフですよ、、きっと、、あの人、、わかった、ここら一帯はドワーフの街なんですよ」
「ドワーフ、耳にしたことあったが、、なんだったか?」
「うー、、酒がすきで、、、
「よし!俺が説明してやる!」
おう!!びっくりしたー!!びっくりしたーーー!!
後ろから!!

「ドワーフってのは、この北の農国から来た奴等でな、儂らのことなんだが、、鍛冶職人が多い。ダントツ多い!
で、小柄で力持ち。ほれ、これ、筋肉隆々だろう?(力こぶ作ってる)で、闘うこともすきだが、何より酒がすき♪
旨い酒はもっとすき♪!!
どうだ?これから飲みに行くか?」

「おっさん、おまえさん仕事はいいのか?」泉さん
「おっとじょうちゃん厳しいなぁ、、」
「穣ちゃんはやめてくれ、泉と呼んでくれ」
「ワシはカジ、カジマイルだが、鍛冶屋のカジで通っている。」
「俺はガクです」
「ワシの店はそこだが、見ていくか?」
「何が得意なんじゃ?」
「ふふん、知れたことよ、剣だ」
「よかろう、寄らせてくれ」
「泉は、、そのなりによらず、出来る気配が強いなぁ、、、経験も多そうだ」
「よくわかるな?」
「ふん、これでも100歳は超えているからな」
・・・・・・

「これは、、、」
「流石だな、、今店に在る中では一番だ。」
「このワシの体格には重いが、成人男性なら、おいガク、これ持ってみ」
ずしっ、、
「うわ、見た目より重い、、、」
「構えてみろ」
、、
振り上げてみる。メンを打ってみる。
「ふむ、、バランスはガクに合っている様子だな」
「ああ、この子にゃ丁度いいくらいだ、偶然だな、調整いらんくらいだ」
「いくらだ?」
「え?いいですよ、高そうだし、、」
「おまえ、小刀だけだろう?これから先なめられるぞ?腰にひと振りくらい差しておけ。カネは領主様から特別に預かっているから、そっから出す。」
「ええー」とかイイつつも、実は気に入った。持った途端すごくしっくりきたのだ。両手剣って初めて持ったけど。

「ただ、両手剣なので、前面がら空きになりやすいから気をつけろ?」
「・・・・・はぁ、、教えてくださいね?泉さん」
「もちろんだ♪」
うー、下手なこと言ったかな、、

「あと小手くれ、ガクとわしに合うもの左手用を。」

「楔帷子はどうする?」カジ
「うーん、旅して周るつもりなのでなぁ、、」
「んじゃ、胸当て程度のがあるから、重くはないと思うぞ?」
「見せてくれ」

でもそれを見ちゃうと、フル(全部)のほうがよく見えるんだよなー、、こう、、。
腹にきたらなー、とか思っちゃうんだよ。だいたい腹狙うし、、
で、フルを持つと、それほど重くは感じない、、、
「ま、さほど重くないんで、フルでいいかな。材質は?」
「合金だ。だから堅くて軽い。錆びにくいぞ」
「流石ドワーフだな、、、」

小手も持ってみたが、見た目より軽い。

なので、全部装備してみた。俺(ガク)が。
外を走ってみた。
??
「さほど重さ感じないっすね?」
「だろう?其れが俺らの腕ってやつさ!!」
「よかろう、全部で幾らにしてくれるんだ?子供には優しいんだよな・ドワーフ」
「・・・嫌なことだけ知ってるんだなぁ、、今晩おごれよ?」
「納得行く値段ならなー」
これでどうだ、いやこれこうで、かんべんしてくれ、こうでは?
とかなんか2人してごちゃごちゃやっている

「おごれよっつ!!!」カジ
「まかせろ!」泉さん
かなり値切ってしまったようだ、、、

俺らは持っていくのも面倒なんで装備して店を出た。

「小手を嵌めても、なんか違和感感じないっすねー」
「ああ、よくできている。普通は重いし、手が使いづらくなるのだが、これはすごいな、違和感が殆ど無い。その上重さも感じないようになっている、素材がそれほど軽いというわけでもないのに、、、
我が領にもドワーフの職人たちの街がほしいなぁ、、、」
「鎧とか作ってもらったら、すごいでしょうねー」
「ああ、凄いのができるだろうけど、、値段がな、、」
それほどしたんだ、剣1振りと小手2つと鎖帷子2着で、、

「でも、領主様の鎧だけでも作ってもらったら?」
「あーそりゃ良いな、福田、いや今は太田が側近か、太田に連絡を出しておこう。」
「んじゃ、福田さんにも言って、将軍様の鎧も。領主様とおそろいにすれば?」
「あっはっは!いいなそれ!!」
「泉さんもおそろいにされたりしてなー」
「断固拒否だ!ワシは軽身でなけりゃ戦えん」
「かぶり物だけでのおそろいとかねー」
・・・・・・「小手だけなら、、、」

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