上 下
42 / 409

中−9 モフ☆モフっ娘が魔法少女だといいのになぁ

しおりを挟む

太狼達は自警団といっしょ。なので俺一人でむらをぶらつく。
入植地であるいずみ村は整然としていて、泉さんと熊の設計通りの作りだという。
火事やら緊急時、村全体の行動にはとても良い作りだなーと。まぁ田舎のぐちゃっとした感じがないのが面白みに欠けるっちゃー書けるけど、新興村落だからんなのない。わざとやってもうそくせぇだけになるし。
俺の田舎みたいなどいなかの、なんでこんな面倒くさい道なの?みたいのも、地理的歴史的理由があったりするものだのだ。

村には商店街というか、いくつかの店屋もでき始めていた。
ひと種以外は群れで住むので外食は一般的ではないし、外から訪問する者はほとんどない。なのでまだ食事をする店はない、と、思ったら、「酒飲める店」が昼間も食事を一応出している。昼間はほぼ来るのはひと種のみだという。
夜は、狼や犬、熊、イノシシなどの獣人が多いとのこと。
ネコは?と聞くと、酒に弱いらしい。あばれて変態してひっかくので飲ませないとのこと。
獣人同士ならまだしも、ひとだとひっかかれりゃ、へたすりゃ死ぬよな?「にくきゅうううう!!」どころじゃねーよね?
かといって、家の飼い猫でもあるまいし、狩りの武器を爪切りで切ちゃうとかできないし。

ネイルアートとか流行らせたら、、、、いやだめだめ、、獣人戦力がなくなるわwww
だいたいこっちはそういうの性差無視で流行っていきそうだからな。

にゃんこ、、、にゃんこ、、、にゃにがあるにょかにゃー、、、などと思案。

子供のにゃんこの尻尾の先にすずでも、、、いや、確実に泉さんにぶっとばされる。
もう鈴めがけてネコがぐるぐる高速で回るのは目に見えているからなー、見たいけど、、ぜひとも見たいけどっつ!!!

あ、罰ゲームで、、w いや、、、、こんどにしとこう、、最初からハードなイメージ持たれては、ねぇ?
「学、あぶねーやつ!」とか思われて避けられてもねっ?


爬虫類とかも結構いるとのこと。どういう種類が居るのか?
前の宴会んときにチェックしとけばよかったが、いろいろあったからなぁ、、
しかもかなり酔わないと変態する者いないんだよなー、、皆おさけ結構強いし、、獣なのに、、、


なんか最近俺に勢いがないなぁ、、と感じる。
なんだろう? とし?、、ああ、もう20くらいになったっけ?かぞえていないからわからんが、大体いつ着いたかも確認してないもんなぁまだw
まぁ、別にきっちりとした年齢証明が必要なセカイじゃないんで、どーでもいいやw

なので、居酒屋兼食堂で席に付く。
当然、今日も俺を何気ないふりして尾行?監視?している泉さんもはいってくる。
「おう!奇遇ですね!!」
「いやみはよせ」
「あっはっはっはーっw」
で、何飲むんすか?と
「冷酒だな、暑いからなぁ、、」
「暑い時は冷えたエールじゃ?」
「ああ、ここは水路で冷やしているだけなんだ、冷蔵庫はない。氷がないのでな」
まぁ、領主様んちくらいしかないけどね冷蔵庫。あとうちの村にある迎賓館(武国)。王都だと結構ある様子だった。

「うちの村の誰かが、氷出せる魔法だけでも使えればいいのにねぇ、、」
「んー、、、いないからなぁ、、、おまえ、見たことあるの?魔法。」
「ないっす、ふりをして騙されたことはあるっすけどそんちょに、まじなぐりしたくなりましたけどw」
「だよなぁ、、ほんとうにあるのかなぁ?」
を!泉さんがフラグを建ててくれました!!可能性が出てきた?と、一瞬考えてしまい、建ったフラグをたぶん今折った俺、、、、OTL、、なにやってんだが、、、

カタリーナあたりがこてまくまやこんとか言ってつめたーくな~れ~!!きらりん!!**とかできてくれたらなぁ、、
俺?面倒くさい立場に立ちたいと思う?種があってもぜってぇ芽を出さねぇ出ささねぇ!!意地でもwww

食事と酒を持ってきてくれた給仕に
「ねぇ、魔法って見たことある?」
「ああ、ありますよ、ずっと前ですけど、、」
・・・・・どこで?
「あの国の、処刑場で、、、」
・・・・
「わるかったな、変なこと思い出させてなぁ、、」
「あ、いいえ、あの、処刑のあとの掃除に、魔法使いが水をどばどば出していたんですよ、、」
ホッとする2人。
「そういうのもあるのか、、氷とか出す奴いた?」
「知りませんねぇ、、でもいたような話をきいたような、、、きもしないでもないかな?たぶんいるんじゃないすかね?」
「この村にはいないよねぇ?なんか魔法っぽいもの使える者なんて、、」
「あははは、いないっすねぇ」
食事を並べ終えて、戻ろうと、、
「あ、なんか、エルフがほぼ全員使えるとか使えないとか、、」
「えるふ!!いるのかっつ!!!!」
???泉さん???なにえるふって?状態
「ええ、いますよ?でもうちの村にはいませんが、、」
がっくし、、、
で、どこにいるの?
「さぁ?」
すたこらさっさと立ち去る給仕

「まぁ、とりあえず、魔法がある、で、エルフは基本魔法を使えるという話し、ということがわかりました。」
「だからなんなんだ?みたいなところだなぁ、、今の所、、」
「まーそーですねー」

ちくしょう!!俺がさっきフラグ折らなきゃ、最低でもエルフの居場所情報くらい得られたろう!!
くやしや!!エルフ+魔法!!!ええい!ええいやっ!!これが悔しくない者などこの世に存在せぬことよっつ!!!

だが、密かに俺は思った。明日から「気」を高める訓練させるぞ!!子どもたちにっ!!!
モフ+魔法!!これでも充分っつ!!!
あくまでも自分じゃやらない学である。



「しゅーごー」
「「「はいっ!」」」
「いつも元気で結構!! 今日は気の訓練をいたします。”気”って知っているひとー?」
???
はいおk,
「なんというかな?魔法の元?体の中の目に見えない気力みたいなもの?気力とは違うけど、、なんか力まないでもいいらしい。つーか、心静かに訓練していくようなのだよ。まーわかんねーよな?俺もそうは知らないんだ、つーか、この国の者達ほとんど知らないんだからw
だからまぁ、うまくいったらラッキ!みたいな感じで行こう!」
「「「おう!!」」」
太狼、次狼、カタリーナ、皆ひと形態。

肩幅に足開いて背筋まっすぐ、頭のてっぺんの中心に糸を付けられ、ぶらさげられてる感じで直立。
足の平の重心位置は、個人差あるけど、だいたい中指直下の土踏まずの最前くらいの気持で。つま先を気持でいいから内側に。
うでは肩から全部力を抜いて、というか、とりあえず直立している力以外は抜いて。
頭、肩、腰、足などの位置を直していく。
で、俺は前に向き合って立って、
「こう、肩から腕全部のちからを抜いたまま、腕を前に放り出すように、、まえにあるなんかを抱える形に、、力を入れない。腕が落ちない最低限のささえだけ。それを、」
やり直す形で再度振るが、小さく。
「このくらい小さく、水のはいった器でも何気に持つ感じ、かな?」
直してく。
力を抜かせる。
「面は真正面か、少々上でも良い。肩が前にかがみやすいと思う者は上向きのほうがいいだろう」
OK
で、
はい、やめ。
「もう一度今の姿勢を、言われたことを思い出しながら、自分でやってみて」
少々見てて、本人達ができたと思った頃に直しをする。
それを数度。ほぼOKになった。
「これが基本姿勢。おまえらが誰かに教える時、最初にこの姿勢を教えること。そこから、訓練によって自分にもっと合う姿勢とかがあれば、そっちに向かえばいい。」

「さて、ここからが重要。
生き物の体には”気”というものが流れているらしい。見えないものだ。それは訓練すれば自分でコントロールすることができる。コントロールできれば、魔法みたいなことも可能なるという。
で、
へそから拳一個分くらい下に、丹田という”気”を溜める?中心があるという。そこから、全身くまなく気がまわっていくと、体の具合が良くなり、力も出て、などということになる。その”気”がいっぱい在れば有るほど、うまくコントロールできれば出来るほど、効果的になる。」
「更に、”気”は、空気中というか、いたるとこころにあるという。なので、少し慣れたら、外から気を得てみることもしようと思う。
今日は、まずは、自分の体の中にある気を回して見る所をやってみよう。」
で、俺もたいして知らんので、
泉さん登場。
流石江戸時代の武士!!気の回し方くらい日常的?
あーだこーだ言いながら3人に、気が回っているのがなんとなく感じるくらいにまでさせてしまった。

「おまえ、、やれ。」
「え?いやですよ?僕は見るかかりですからね?」
「いや、センセイが全くできないつーのもなしだろ?今後、こいつらの次の世代になったら、また俺を呼ぶのか?」
「・・ぜひとも!!!」
ぼかっ!!あたまをまじに、、
「いーからやれ」
とりあえずいろいろやらされ、、、なんかからだから汗がかってにでてくるところまで来た。
「まぁ、最低の最低ってところだな、毎日やって忘れないようにしろ、時たまチェックするからな?抜き打ちで」
「うーいーっすー」
「おまえというやつは、、、、」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

チート幼女とSSSランク冒険者

紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】 三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が 過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。 神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。 目を開けると日本人の男女の顔があった。 転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・ 他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・ 転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。 そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語 ※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活

空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。 最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。 ――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に…… どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。 顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。 魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。 こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す―― ※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

異世界転生はうっかり神様のせい⁈

りょく
ファンタジー
引きこもりニート。享年30。 趣味は漫画とゲーム。 なにかと不幸体質。 スイーツ大好き。 なオタク女。 実は予定よりの早死は神様の所為であるようで… そんな訳あり人生を歩んだ人間の先は 異世界⁈ 魔法、魔物、妖精もふもふ何でもありな世界 中々なお家の次女に生まれたようです。 家族に愛され、見守られながら エアリア、異世界人生楽しみます‼︎

料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓
恋愛
 隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。  どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。  巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。  転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。  そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

処理中です...