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33 祭
しおりを挟む俺は考えた。
なんか最近フラグが立ちやすくなってるんじゃなかろうか?と。
なので対策が必要なのではなかろうか?と。
1)何も考えない。何も思わない。モフに浸ってればいい。
2)逆に考えるんだ!ほしいことにこそフラグを建てるようにすれば良いんだ!!
3)モフ神様が、ツマランフラグを全てへし折ってくれるように、お祭りして崇め建てる。
1)はいつでもできるんで、最終手段「引きこもりニート」を発動するときに使おう。
2)は、なかなか難しい、あれだ、ほら、嫌なことこそ考えちゃうってあるだろう?なのでこれは両刃の剣となりそうなので、研究の余地あり。
なので、最も安全そうな3を試してみようかな?
さて、祭りかー、、
ブラシをかねながら思索に励む俺。
「ブラシがだめー!!なんかいつもと違うーー!
気持を込めてブラシかけてよね? お に い ち ゃ ん !」
ほわほわほわほわほわ~、、、
おう!一瞬どっかに昇ってた、、
「あー、誰に聞いたんだ?そんなセリフ、、」
「泉おねぇちゃん!!」
あー、福田さんからだなー、、あの人もオタクだからなー、友人にも激オタっぽいのいるし、、名前からしてもw
気を入れ直し、全員をもっふもふのぴっかぴっかにしてから、思案に入った。
あれ?祭りっちゃー、江戸末期の泉さんのほうが、、
いやだめだ、なんかへんなフラグ立ちそうだ、、やめ、やめ
「お?来たぞ?」
噂をすれば即時かよーー、、、ふらぐどころじゃねーなこのおっさん幼女、、、
「何考えてるんかわからんが、悪かったかな?領主様が久々に温泉入りたいってなー。ここのとこ忙しかったもんでな、ゆっくりさせてやろうとう、来たんだわ。」
「ごゆっくりなさってください、、あ、丁度なめこがいいぐあいになっているはず、、今日明日が。味噌汁、ぬた、酢の物、きのこと肉の炒めもの、なんか頼むといいっすよ、」
「おう!」
で、夕飯時。当然俺も同席させられる。いや、いいけどね。俺は上村にちょこっと行ってきてもらい(人狼にw)、ヤマメを数匹貰ってきてもらった。塩焼きを領主様とおっさん幼女に、と。
ヤマメで一杯やってるおっさん二人に
「この国って祭りとかやってるんですか?見たこと無いけど、、」
「むーー、そうだなぁ、遠い記憶で、、わしの子供の頃はなんかやってたような気がする、、」
「何だ学、祭りをやりたいのか?」
「祭りをというわけではないいですよね、最近なんかろくでもないことが多いんで、フラグ撲滅のためにモフ神様にこう、なんかでかいことお供えしたいなぁ、、と」
((お前が自分でおもいっきりおったたててんじゃねーかでっかいフラグばかりをっ!!))
「・・・しかも祭りだと?面白そうだが、、、(これもでっかいフラグじゃねーか?)」
「いいのか?学よ?」
「え?ええ、まぁ、、やらないよりやったほうが良いかなー?」
((根っからの”(フラグ)立て魔”だなー))
「学、おまえのところの祭りとはどういうものじゃったのだ?」
学は説明した。が、自分の楽しんだところばかりなので、神楽やら祝詞やらは見ていないので、、
「・・・・なんか肝心なところが抜けている気がするの。いずみは?」
「そうですな、祝詞をあげ、神楽で舞を奉納しておりましたな。海のもの山のものを供えて。」
「いずみのが正解じゃろ」
よし、と領主様
「祝詞はうちの者に書かせよう。神楽舞は、、おまえ(学)だと変な方向にいきそうなので、こちらもうちの者に作らせよう。が、舞うのは獣人でなければならぬな、モフ神様なのだから。
楽師はいるのか?獣人達に。」
「お、それは私が当たってみましょう、入植地の者にいそうな気が、、」
と、学はなにもしなで、大変なところは全て進めてくれる感じになった。
俺は俺で、皆が楽しむ方向に、と、やっぱ屋台だよなー。
山車とかもいいかもなー、
神輿は必要だなー
熊達と会議しよう!
えっとー、
熊たち、イマイチどころか
「さっぱり?」ってな顔
うむ、俺の説明が全くダメダメということかな
!!多分!福田氏は俺と似たような時代だとおもふ!!
もう夜も遅いんで明日。
翌朝、領主様がの別荘に行って福田さんを連れ出す。
熊たちと朝から会議。
やったね!俺ナイス!!ぴったりだったよ!!
説明上手いし、
「聞かれなかったから」が染み付いているので、いちいち指摘し「そこらのことは聞かれないでも先に言っておく」と指導しないといけないのが少しアレだが、そこさえ除けばばっちぐー!
「聞かれないことでも、思いついたことは言っておくことが、ここのセカイでは”良いこと”ですよ?評価に直結します。
このセカイは元の世界の福田さんがいたところとは逆で、プラス評価が標準。少々の間違えや失敗など気にする奴は小物として相手にされなくなるセカイです。
なので、どんどん主張したり考えを述べたりしていきましょう!それが相手にとってどのような情報になるのか?は、相手が決めることですから!」
という言葉が効いたのかどうなのかわからんが、それから少し考えてから、いろいろ話すようになった福田氏。
福田氏指揮の元、山車、神輿、屋台は徐々に進んでいく。
俺?
俺はルーチンワークモフ☆モフ♪
ちっさい方の子どもたちも、もう村の小学校に入れてもいいくらいに勉強ができるよういなった。
が、時間が合わないんだよなー
村の小学校は午前中。村の巡回をまだ学校に上がる前の子達に任せるとしても、リーダーはやっぱ小学校中高学年くらいの子が必要。俺がやっちゃ意味ないからね。
結局ローテで、上の子達は5人いるので、中間の子一人を副リーダーにつけて。
曜日ごとではないので、特定の授業を受けられなくなる、ということにならなくてよかった。
午前中に狩りにしていたのだが、また午後イチに戻した。学校の子達が帰ってくるから。昼食後、皆で狩りに行く。
満腹だと皆やる気イマイチだけどね、だから昼前にしていたんだが、仕方がない。
村を巡回してると、祭りの準備が着々と始まっているのがよくわかる。
・・・
あれ?
ああ、祭り用の臨時の祠か。その前に神楽の舞台。これは大きめ?多分残して今後も何かに使うことにするんだな?
???土俵???
そ~言えば、、相撲って、奉納するものだったとか、もともとは、、、
喜ぶのかねぇ?あれを?
子どもたちは「普段と違うなにか」があるのが面白いらしく、目をキラキラさせている。
まぁ、子供らが喜んでるんだからいいかー
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