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15 おおかみしょうねん

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ばばんばぼんぼんぼんぼぼん
おおかみしょーねんけんーしーむらーけんー
しか知らねぇや、、

幼女泉氏がそんちょ宅の女性陣にモフられている頃、俺と野上さんは村の(一応)目抜き通りを歩いていた。

そこそこ店も増えており、昼間の今は人通りもそこそこある。領都にくらべりゃ屁みたいなもんだと言われるだろーが、俺が来た当初は「店がない」状態だったんでなw
ここのみんなが働き者たちばかりでよかったよ、俺が怠けられるからー、みんな俺より優秀になってくれれば、俺はお豆状態w失敗しても「しかたがないね」で済む!!最強だろ?!!のんびりした生活ができるはずだ!!バーサーカー生活イヤッ!!


野上さんの精神状態は良好♪
もう領都の縁あたりなら住めるんじゃないかな?

「どうっすかね野上さん、もう領都のはしくらいになら住めるんじゃないっすか?」
「うーーーん、どっちかというとこっちに住みたいねぇ、、ほら、これからまた新しく人狼来るだろ?そしたら皆最初はここで慣らす必要あるだろ?俺が住んでれば、、」
ぽん!
「なーるっ!!(よしよし、領都に帰る必要なし=すぐにモフ☆モフランドに出発できる!)いんじゃないっすかね?領主様に聞いてみましょう!一日で帰ってきますから、一緒に領都に行かねばなりませんよ?」
「まぁ、一日くらいならどうとでもなるだろう」
よしっ!領都でノミ取りパウダー調達だっ!!!

その晩、モフ☆モフランド行きの用意をしながら、
待てよぉ?モフ村から、より多くのモフ達をこちらに連れてこれたら、こっちがモフ☆モフランドに?
いや!楽しようと思うと落とし穴がでかいぞ?俺!!よく考えてみろ!!向こうだと人間は俺だけだ、あとは全てモフ!!
オレ一人がモフ達に囲まれた生活っ!!
でも、どれだけ多かろうが、こっちに連れてきてしまえば、それだけだ。モフりまくりなんか夢のまた夢になるどころか、目の前の多数のモフにも触れないこの拷問!!に成り果てるだろう!
だめだ、俺の夢はあの山の頂にいある(山頂じゃないけどねモフ村)っ!!
蚤取り粉をもっと増やそうと決めた。


「うむ、よいじゃろ、そろそろ訪問団を出そう。領側で出す者達の用意はできているが、村側はどうじゃ?」
そんちょ
「え?はい?我が村は受け入れだけでは、、?」
「いや、行きたい者がおれば、つれてってやっても良いが、という意味じゃ。どうだ?」
そんちょ、目を輝かしている、隠れモフラーだったのか!!?敵だっつ!!!
「そんちょ、あなたは村を見なければなりませんよ?しかもお年だし、危険でしょ?無理です!」
俺は言い切った。
領主様も泉氏も、半分納得半分疑惑の目を俺に向けていた。チッ!流石にわかり始めているかっ!
でも村に知り合いが俺だけ、となると、新しく来るモフ達全ての面倒をオレ一人も厳しいよなー

「かといって、熊などリーダー達も連れ出せません。なので中堅になりそうな若い子たちから2人くらい選んだらどうですか?」
あ、2人とも「ヘッ」って顔して苦笑している、、完全に読まれちゃってるお!高校生じゃ太刀打ちできぬのかっ!!
あ、そんちょも、、、こうなったら開き直りで、建前のみで強引に行くしか無いっつ!!

「小館村はその独特の特性を持っています。多数の技術を村の外に輸出し、領内外の生活環境向上に貢献し、糧を得ています。その後継者達に見聞を広げる機会を与え、更に村とその顧客たる多くの他の村や他領に対しても、どれだけ小館と違っていても平然としてられるようなどうどうとした者になってもらえるのではないでしょうかっつ!!!」
はぁはぁはぁ、、やりきった、かな?、、
呆れた顔の3人だが、、
「ふむ、、言い切ったか、、なかなかの努力!これは認めずばなるまいな、、」
違う意味でうまく行ったようだ、、、、、

結局、10歳前後の男子2名。技術見習いかつ剣の稽古も受けている。戦闘狂国家だからね♪、もとい、平和好き戦闘狂国家だからね♪


「やすっ!」
「はいっ!」
「たまっ!」
「はいっ!」 まてまて、タマってネコか?獣人? んなわけなく、生まれた時は玉のような赤子だった、とのこと。今は結構美少年系?田舎の村にそぐわない、、、系
いろいろの後、
「では出発!!」
ごく平凡な田舎の少年やす。と、王都の歌劇団に入れるかな?くらいの、でもそのうち名前は変えろよ?のタマ。
自分の荷物は自分で背負える少年たち。 いや、俺はほら外人だしひ弱なそれもうひ弱な文明人だから、荷車に、俺ごと、乗っけてもらっていますw
領主邸前からの出発。泉さんを迎えに来てから出発だからね。


だーれも居ない元攻国王城に帰ってきました。
まじ誰もいないわー、どこも占領にきていないwwwぷw攻国wwwww

ここに数日滞在し、旅の疲れを落としてから、人狼村(モフ☆モフランド)に向かうのだ。

凸凹少年たちも流石に田舎の農民の子でも疲れた様子。
文明化したら農民かつ山も持っている農家の息子でも、どひ弱だ、こっちと比較すれば。
彼らを向こうに連れてきゃ、アスリートでも格闘でも多分世界取るクラスになるんじゃないか?レベルなのだが、それでも何日もの延々とした移動のみの生活は、こたえたようだ。

でも、馬ってすげーよなー。人狼村への支援物資?お土産?みたいの山積み荷車。数台あるが、いずれの馬も平気な顔している。
馬の獣人とかいたら体力すげーのか?

2-3日ほど休むと、皆回復した。
その翌日早朝、出発した。
野宿2回の後、昼過ぎに人狼村に着いた。

最悪の予想程度です。

少年二人も、まず臭さ、獣くっせーのに堪らす、手ぬぐいをマスクにしています。俺はとりあえず我慢かな?とか思ったけど、、、、思ったけど、、、

ちょうろういわく、「狼の匂いが、馬とかも寄せ付けず、人間たちもほとんど来られない。だから、中央はこの村の事はほぼ知らないはず」だと。
報告が攻国王に上がってたのは、偵察に言った部隊のてきとうなでっち上げ報告だったのだろう。

んなんどーでも良い。
ダニ、蚤は病気の源泉。

「ちょうろう、ダニや蚤は多いの?」
「そりゃこんなところだからな。でも定期的に皆泥にからまったり、川に水浴びにいっているのから、凄く多くなるという者はあまりいないぞ?」
「ふざけないでくださいっ!現状、わかっていないんですか?」
「ん???」
「チッこれだから、、野上さん、変態してください」
狼になってもらう。

「ほらっ!この毛並の色艶モフり具合!!!!
・・・・・
「「「「「「・・・ほ、ぅ・・・・・・」」」」」」
村人は皆野上の毛艶にこえも出ないほど見惚れた

ガクガクガクガク、ちょうろうにおもいっきり揺すられる学
「っおい!なにをした!なにをどうした!!なにどーしたそんなるあー!」人語崩壊始めたちょうろー
「あぶっぶっぶっぶっぶっぶっ・・をう!!」ちょうろうを突き飛ばす、、
あーしんど、、、内臓シェイク、うっぷ、、おえーおえー、、
はぁ、、人狼の筋力半端ねー、あんなそんちょみたいなよぼっちだってこれだお?

「、、野、野上さん、、たのんます、、む、村での日常生活、言ったってください、、」
野上さんにタッチ

「んー、、朝起きて、村長宅で朝食を食べ「「「「「その朝食はなんだ?」」」」(食いつきすげーな村の衆)、
うむ、、焼き魚、つけもの、味噌汁、卵、が、こちらに出発する朝に食べたものだ。
その前の晩は、イノシシ肉の味噌煮、うどん、おひたし、だったな。
その日の昼は「「「「「昼も食うのか!!」」」」」いちいちうるさいのー、そばに川魚の甘露煮を乗せたものだったな。「「「「そ!それが毛艶の秘密か!!?!」」」」うるさい。
違うと思うぞ?毎晩、風呂に入る。大きい桶に湯を張った風呂だ。体を石鹸で洗い、垢を流してから浸かるのだ。疲れが抜けていくぞ。」

・・・・・・一同驚愕!!!女性人狼なんか泣いているよ、、、

「あ、村長宅では、だいたい毎日晩酌させてくれるな、一合くらいだがな。でもな、たまに宴があってな、そのときは飲み放題だ」

人狼の男衆全員よだれだらだら、、、


「・・・こほん、、、さて、、訪問団の方々、団長殿、我ら一同、貴方方の長、領主殿の配下になりとうございます。ほれ、」村民に促す、、
「へへーー」皆ひれ伏す、、、

俺「え?いいの?野上さんの言葉だけでしょう?」

「何を言われる、あの毛艶、あれが全てを物語っておりますのじゃ」

いや、、、どー見てもお前ら男どもは「酒」だろー?いいけど、どーでもいいけどw

で、その晩は俺らは臭わないところまで下がって野宿。翌早朝に帰途に着いた。
帰途は元王都を通らずに、そのまま直線で東武領を目指す。2/3程度になるらしい。
土産物とか全部持ち帰り、、、まぁ彼らの滞在先で利用すればいいいだけ、、、って小館村になるんだろうなぁ、、
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