364 / 383
下−284 定食 / 西の大陸上陸
しおりを挟む引退者村コンビ前
車座に成ってうんこ座りしている男子達。
「報告します!」ハチロー
「ごっつ美味い定食でござった!!」クロウ
おおおおおおおお!!湧く車座。
「んじゃ、食いに行こうか。」
「おい、忘れたら死ぬぞ?」
「え?、あ!・・やべぇ、、死ぬとこだった」
女子を連れて行かないと命がアブナイのだ!!
男子達は皆バイクを用意した。
ロクロー達はまだバイクを作れないが、ヨシオ達が作ってあげた。
特製。バイクは125のタイプだが、エンジンは250にしてある。車体が軽い分2人乗りしてもさほどパワー不足を感じない。更に消費魔力を多めにセッティングしておけば低速から上までトルクのブースト掛かるのだ。
モペット乗り回していたから、125もそう変わらんだろう。
ヨシオ達も自分らのバイクを少しいじって5-600cc並の馬力を出している。2人乗りでも全くそれを感じさせない。
出足からロクロー達のバイクとは全く違うし、更に2人乗りでの負荷の大きさも違う。
「早くバイクに慣れるのだ!で、早く大きいバイクにしてもらうのだ!」と思うロクロー達であった。
だったら毎日ニケツ(二人乗り)でどんどん走ろうな?!!
バイクの慣れなんて、走行距離に比例するんだから。
あ、あと、悪路とか、下道でニケツで一日5-600km走るとか、むちゃすれば一気に慣れるぞー♪
125のサイズのバイクを手に入れたロクロー達を加え、ヒキニー男子達は皆コンビ前に集まっている。
ヨシオが念話で、バイクに乗って食事に行こう、と女子たちを呼び出した。
何の食事?と期待した彼女たち。
イサムのところの食堂に新メニューが出来たとヨシオが言うと、
一瞬微妙な顔されたが、
人気あるんだってよ?、斥候が食ってきたから保証付きだ!とヨシオがフォロー入れると期待しはじめた。
そうか、女子たちにはあの食堂は微妙なのか。
冒険者や転移者には人気なんだがなぁ、と思った男子達。
系統が違うからね!
が、
発進に手間取った。
ロクロー以下、クラッチあり乗ったことがなかった。
なので、
今まで使ってるモペットに魔石を満タンに押し込んでみた。
荷台が乗りにくいだけで問題はない!
なのでヨシオ達がモペットの荷台を魔法で乗りやすく改造してあげた。もちろん後ろの人用ステップも付けて。
車体に頑丈になる魔法をかけて、アップした馬力と荷重に余裕に耐えられるようにもした。
そんなこんなしてやっと全員2人乗りで行けるように整った。
モペットはタイヤが小さいし細いんでさほど速度を出せない。ベース車の仕様だとアクセル全開にしても60kmでるかでないかくらいだけどね。魔動エンジンだからもっと出るけどちっさい車体なので不安定でアブナイ。
なので、時速50kmくらいでのんびり走った。
それでもロクローからジュウロウまでのペア達は楽しいらしく、喜んでいたのが救いだ。
食堂でひもの定食を楽しんだ後、皆で宿のまわりの屋台やら街道の向こう側の牧場やらを楽しみ、訓練場を通りがかった時に翔太達が行っている訓練を見たり、
(ロクロー達にも訓練付けてもらわないとなー)と気づいたヨシオ。
いろいろ楽しんでから夕方前には自分達の村に戻った。
サブロー、シロー、ゴロー、ロクローは食べ物屋台もやってるんでできれば夕飯前には開けときたいのだ。村人が来るので。最近結構皆が好んで食べてくれるようになってるので、できれば開けたい気持ちが強くなっている。
ヨシオ達ももう彼らの屋台とコンビに依存しているようなものなので、屋台を開けてもらいたい気持ちは同じだ。
ーー
西の国の西側の大洋を超え、イサム達は西の大陸に到達した。
上空高く昇り、その大陸の全容を見てみる。
イサム達の大陸の半分ほど。あまり大きくないようだった。
目に付く大きな街は西側に集中しており数カ所。それぞれにマーカーした。
また、大きな港を探してみたが、それほど大きなものはなく、船も大洋横断できうるようなものは見えなかった。
東側は大陸の北から南まで森が広がっている。森の中には街らしきものは見当たらなかった。
大陸は北側には伸びていない。
雪が積もるところはないかもしれない。
「東に森があり開拓されていない様子を見ると、魔獣が多いようね。以前私達が居たところに少し似てるかな?」
「そうかもな。あそこらへんは雪も降らなかったよな」
「魔獣の森の奥に魔国があったけどね。」
「ここには見当たらないなぁ?」
「降りてみる?」
ああ、
森の上空高度2千くらいまで下がり、人の気配を探した。北から南まで、東の海岸沿いから探していった。
かろうじて森の西側のへりくらいになると幾分見つかる程度。冒険者が狩りに入っている、ということろだろうか。
「森には人の気配なかったな。」イサム
「魔獣以外にはなかったわね。アンデッドみたいな魔物の気配も無かったわ。」ヨーコ
「だよな、わりかし質の良い森じゃね?」
「強い人にはね。」
今、森の西側のヘリ上空。更に西側には人の住むところがあり、街などもある。国にもなっているだろう。
・・・・・
「しかたねぇ、行くか?」
「ええ、見るだけは見てみましょうよ。」
だなー
街の近くに降りた。先に城壁に囲まれた街が見える。
戦争用の城壁なのか、魔獣対策の城壁なのか。
「おいこら止まれ!」若い衛兵
「おいおい、またそんな口きく。やめろって言ったろ?ここはお前のいた国じゃねーだぞ?」おっさん衛兵
「あ、つい・・・」
「わるいな、どっからだ?許可証持ってるか?なけりゃ入境税だ。」
「いくらだい?」イサム
「2人で銀貨2枚。」
「う、高いな。」
「悪く思うな、決まりだ。」
これでいいか、とイサムの銀貨を差し出す。
「みたことねーな、でも銀貨だからいっか。よし入っていいぞ。」
と、
おっさんの方が通してくれた。
「とりあえずギルドに行ってみよう。多分そういうのあるだろう」
「なんか、新たな異世界に入ったみたいね!」
「あー、そういう感じかな?」
ひとに訊いてたどり着く。下町の少し外れにあった。
「なんか、あまり人気ないのかな?」
「おう、周りは民家ばかりだし、感じがスラムっぽいかな?」
バラックばかりなのだ。
「おうおうおう!スラムとはききずてならねーっちゃなー?」
「ようようよう!おらっちゃちのまちゃーをなにいっちゃっっちゃってくれちゃってんちゃ?」
日本語でOK?
見た目はチンピラではないあんちゃん2人だ。
「言語魔法使う方が良いみたいね。」
「おう、なまりがすごくてイマイチわからん。」
さっきの衛兵はまともだったんだがな?と思いつつも・・
イサムとヨーコは自分に言語魔法をかける。
「おまえらどっから来た?何しに来た?」若者1
「おう、ケチつけに来たならお前らの街に帰りな!」若者2
「悪かった。悪意で言ったわけではない。少し不安から出た言葉だ。ごめんな。」イサム
「まぁ、女連れだから不安なのはわかるが、ここらは少し貧乏なだけだ。治安は悪くない。」
「おう、俺らがいるんだ、強盗やら追い剥ぎやらやらせねーぜ!」
「悪かったな。よそから来たばかりなんだ。よかったらこの街のこと聞かせてくれるとありがたいのだが。」
「・・・・どうする?」
「まあ、わりぃ奴じゃなさそうだわな。」
「よし、いいぞ?」
んじゃ、どっか飲める所無いか?とイサムに言われて案内する2人。
ギルドから7-8軒先に食堂があった。上が宿屋の様である。
食い物と酒を注文する。好きなものを頼んでくれ、とイサムは2人に言い、好きにさせた。
イサムとヨーコは名乗った。若者たちはバージルとマッス。
この街は森の3番と呼ばれている。森の魔獣からの防衛のためだけの街だと。
森に隣接してある城壁の街はみな同じように、対魔獣のための街らしい。
「魔獣を狩る仕事以外しちゃいけねーんだ。」マッス
「他の仕事を出来るようにしちゃ、魔獣を狩ることをおろそかにするから、だとさ。」バージル
「魔獣は強いのか?」
「まぁな、数人がかりで一日1匹。」
「怪我はあたりまえ。たまに死者が出る。」
・・・・・
「この様子なら、買取価格も安いんだろう?」
「あ?買い取り?何?」
「違うのか?狩った魔獣はどうするんだ?」
「衛兵にわたして見分し、領主に行く。」
「対価は?」
??
「いや、どうやって暮らしているんだ?カネ稼いでいるだ?」
「そりゃ、月極だ。銀貨2枚。」
「おい、食っていけるのか?」
「無理だ。なので、外に出たらついでに薬草などの採取してこなけりゃな。」
「それでもぎりぎりだ。しかも月に魔獣を一人あたり3匹狩らないと首だ。首になったら奴隷に落とされる。」
「この街の人間って、何人いるんだ?」
「どうだろう?わからん。」
「規模からしたら1万居ないわね」ヨーコ
「んじゃ働ける者なんぞ精々2-3千だろ?」イサム
ほけっとした顔の2人
「おまえら、賢いの?」
「領主って何やってるんだ?ここの街にいるのか?」
「領主がこんなアブナイところにいるかい!もっと西のでけぇ街だ。ここにいるのは代官だ。」
「ちなみに国王はどういうやつなんだ?悪いやつか良いやつか。」
「よくはねーと思う、が、表に出てきたことは無いんじゃないか?噂もほとんど聞かないなぁ」
「じゃ、領主達が力を握って勝手やってんのかな?」
「よくわからねぇ。」
「うん、知らないな。」
「この街の支配者ってどういうやつなの?」ヨーコ
「でぶった豚だ。ろくでもねぇ。何人奴隷に落とされたか。」
「奴隷ってどういうことさせられてんだ?」
「もっと西の南の方に鉱山あるらしくって、そこか、森の中に集団でおいやられて魔獣退治を強制的にさせられてるってさ。毎回死者がでるそうだ。だから奴隷は何人いても良いとか言ってるらしい。」
「この街で、奴に本気で味方する者、どのくらいいる?衛兵とかはやつを守るか?」
「いねーんじゃないか?」
「この街で利権を得ている奴らは付くだろうけど、危なくなったら逃げるだろうな。」
「この街がそいつから開放されたら、おまえらどうする?」
「・・・・・どうって・・・」
「誰を担いでこの街の支配者にする、とか無いのか?」
「ああ、それじゃバージル、おまえでいんじゃね?」
「・・・誰でも、あいつらよりはマシだろうけどな。」
「わかった。おまえら、信頼出来る者達を集めろ。賢いものも。子供でも構わん。でも、もし権力握ったら自分の利益のために人を悲しませるようなやつはだめだ。どのくらい集まる?」
「200人くらいかな。急ぎで集まる、というのは。」バージル
「衛兵はこちらに引き込めるか?」
「大半は俺ら側だ。皆苦労しているが、悪さをしない。」
「んじゃ、事が始まったら悪い奴らだけ縛り上げておけ。」
「始まるって?」
「はじまったらわかるよ、ちゃんとな!」イサム
0
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる