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下−232 1−A(一之江)領が大変

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まぁニュータイプは嘘だけど。

ただ、教官達は今回を教訓に、「イサムさんには極力訓練をしないでもらおう。」と決めた。
それもこれも、皆集団お見合いで玉砕したからだった。旨く行っていたらそんなこと気にしなかったろう。

「なぜ皆玉砕したの?」イサム
「なんでも、、桜姫の呼んだ連中(女子)というのは、、、アレですよ、、アレ、、3光?イノシカチョウ?金持ちイケメン背が高く醤油とかなんとかしかお呼びでなく、むさいというだけで脚下されたそうです。」メフィ
今時居るのかと小一時間、、、いや、前の世界じゃなかったかココw

「へぇ、、平和になるとそういう輩になってくるのか?」
「いえいえ、、そういう余りモンを在庫処分したかったらしいです桜姫側が」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
酷いなっつ!!!!

桜、、、、あいつ、、、、
「桜に言っておいて、そいつら全員冒険者にしろって」
「わかりました、厳命しておきます、、       ぷw」

今食べ終わったばかりの朝食の消化が悪くなった気がしたイサムだったw


今日も訓練は行われている。
下230話からもう何日も経っているんで、銀翼銀猿も復活している。ちなみに白髪は皆金髪に染めている。初心者講習をしている玉砕教官達、3回目講習をしている銀翼銀猿達の生徒たちが昼にはゲロゲロになってここに来るだろう。
良いことだ♪

暇に成ったので、仕方がないから久々にギルダーのところに顔を出してみようかな?と思い立ったイサム。

訓練を付けていたからか、体を動かしたく、走って王都まで逝くことにした。
屈伸運動して、、、うんOk♪
よーい、、どん!
びっしゅーーん!!

前方に障害物(通行人とか)発見したら500m以上前から飛び跳ねて越す動作をしないと巻き込んでしまう、なので視界は1kmは前方扇の範囲で捉えていなければいけない。まぁ、ぼーっとしてればそれだけの範囲なんだけど。一点を見つめたら狭くなるので危険。

速ければ速いほど道との接地は少なく軽くなり、道への負担は少なくなる。ほぼ浮いている?WRCトップクラスどころか、下手すりゃF1クラスの速度が出るときも少なくないようだ。

それでバイクに乗って風が気持ちいいとかのたまうんだから何をどう感じているのがよくわからん。

王都の城塞が見えたら速度を徐々に落としていく。
一気に落とすと疲れるんで。

と、と、と、と、と、、、、、、、、、、たたたたたたた、、、、たったったったった、、、、、、、てくてくてくてく、、

「ちーっす」イサム
「あ、イサムさん、珍しいですね?」城門をくぐる事を言っているのだろう。
「うん、気分でな、走ってきた。」
・・・・・
(村からだろ?)
(え?あの?)
(ああそうだろ)
・・・・・・
「「「おつかれさまです」」」
「おう、お前らこそ仕事ご苦労様!」


ぷらぷら街を見ながらギルドに向かう。
人通りは多い。
が、
冒険者が少ないかな?
以前は道を歩いているのは昼間でも冒険者は少なくなかった。
まあ、冒険者や防衛隊員が銭湯や店屋などの仕事をしていたし、、、

今は店屋などで防衛隊のカッコしたり冒険者のカッコした者達が働いているのはあまり目にしない。
が、人手が少ないって感じはしない。


がちゃ、ぎぃー、、がらんがらんがらん
ギルド一階の待合兼食堂に人はまばら。昼間だからね。

受付も一人のみ。
「ちーす、ギルダーいる?」
「あ、イサムさん、お久しぶりっす、大将いますぜ、上がってってください」
「おう、さんきゅー」


トントン
「あいてるぞー」
ぎぃー
「げんきかー?」
「あ、なになに!!今日はどこいくの?!!!」ギルダー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・躾を間違えたかな?って思っちゃった♪ww
などと思いながら、、
「まぁ、、それは夕方に成ってからきめよう、、それはそうと、、」イサム
ソファに座って
「あれだな、街歩いてきたけど、冒険者少なくね?」
「うん、そうだね」
・・・・・・・・・・

「そうだねって、、、」
「仕方がないよー、今の一人で昔の10人分以上だよ?しかも結構半分引退の者達多いし、、」
あ、銀翼達とか変態村の奴等とか、他にも多いのか、、

「まぁそうだよなぁ、、安全にそこそこ稼げるもんな皆」
「うん、それに貧乏人がいなくなったので、、、」
「そうか、、堅気な仕事も増えているし、、皆そっちか、、」
「なんだよねぇ、、」


「・・・・・・・・・・どうする?増やしたいんだったら、考えるぞ?」
「どうやって?んなこと出来るとかね?」
どこ出身だと!

「ああ、稼げそうなダンジョン増やせばいいんじゃね?」
「あああ、、あの、、1-A領の、、みたいに?」
「え?あそこ今そうなの?」

「知らないの?あそこ結構いろいろお宝出現するらしくて、結構皆行ってるって」
、、、、、
「ここの冒険者少ないのって、それじゃないのか?あっち、どんだけ増えたの?」
「よくわからんけど結構増えてるって」

「見に行くぞ、今日は忙しいのか?」
「いや、ずっと暇だけど。桜んとこから人貰ったら優秀で、しかも最近仕事減ったんで俺やること無いので楽しててさー♪」
・・・まぁいいか、、

下のサブマスターに断ってギルダーを借り出して1-A領に転位する。

ーー

「きんぎょぉおおえぇぇ、きんぎょぅうううう」
「畳張替え、ふすま張替えいらんかねぇーーー」
「鍋釜治しぃー」
「包丁研ぎぃーいらんかねー」

天秤棒担いだり、リヤカー程度の台車引いたりしてる物売りたちが通りを行き来している。
その内容は、以前では全く見なかったものだ。

で、服装が、、甚平とかモンペとか、、
男は町人ちょんまげ結っているし、、
女も髪を結っている、勿論江戸時代風の、、

あるぅぇえええ???

「へぇ、、ここ、どこの国?」ギルダー
「・・・1-A領だと、思うぞ?この有様は。」イサム

「へぇ、、1-A人って、こうなの?」
「いや、お前以前ギルドの出張所出す時鬼太郎が!」
「おい来たろう!ネコ娘が大変じゃ!!とかの?」ギルダー
「似てねーよ。つかなんで知ってんだよ」
「メフィさんがね」
・・・・・・・・大活躍だなメフィ

まず落ち着くがいいな、、
見回すと当然蕎麦屋はあった。
あそこに入ろうとギルダーを引っ張って行った。
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