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下−180 モル街の悪夢

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そうだ、旅なら、以前あの3人娘+タカシチームで修行の旅に出ていたことある、それを(遠目で)見ていたので、それを参考にしましょう!(中ー39話)
と、メフィ。

参考にするのは参考になるようなものを参考にするのが基本なのですが、いーのですか?メフィさん?

まず、移動は馬車。駅馬車があればそれ。無ければ便乗。

駅馬車は始発では無かったが、通る駅馬車はここに立ち寄るそうだ。
停車場で待つこと小いっとき、北方面の馬車が来たので乗る。
どこ行くのかわかりませんが、終点はそこそこ大きな街でしょう。
判ってるねメフィ!

御者に聞くと終点はドッコカという街だそうです。
そこそこ大きく、なので碌でもない奴等も多いんで気をつけたほうがいいですよ?お客さん身なりいいし、と教えてくれました。
モルが多い街は、期待できますね!

馬車はここで満員近くに。
途中で道端の人を拾って、満員になっても荷台や屋根に載せます。でないと、乗れなかった人は翌日まで待たねばならないそうですね。
人間は大変ですな。

当日夜になってドッコカに着きました。
良い宿はありますか?と御者に訊いてみますと、市場の周囲はメシが美味く、大体安全だということです。
街の中(城塞の中)の西側はスラムになっているので、あまり近づかな方がいいでしょう、と、教えてくれました。結構親切なんですねぇ。

なのでスラムに行ってみます。なぜなら、同盟内ではもうスラムは無くなっているからです。ゲスが全員燃やされたのでスラムをスラムとして維持させていた奴等がいなくなれば、そりゃ自然にまとになっていくもんです。


ースラムらしき場所ー
ほう、これが、、
物珍しくてきょろきょろしていると、
よたった、、、なぜこういうやつらは必ずよたってるんでしょうか?
まずモル1号と名付けましょう、反タカシ薬(HTC)を一本飲ませてみます。一瞬で飲ませると、其の場で泡吹いて倒れました。使い物にならないクズですねぇ、、

5匹いたので、2号には其の半分、でもやはり泡吹いてそのまま。3号にはそのまた半分、、前進震えて、、ぶったおれてがくがくしています。だめですね、、。4号は其のまた半分ですが、まだ多いようです
5号でやっとどうにか動けるようです。

「お、おめぇ、、な、なにいしやがっは、、ふえふえふえ、、はうーはふふーーー」
面倒くさいんで頭を蹴飛ばしておとなしくさせます。

よかったですね、身内で実験しなくて。
HTCは全面的に見直しが必要ですね。

お、騒ぎを嗅ぎつけてモルが大挙してやってきてくれましたね!

ーー

「「「「「仰せのままに!」」」」」

面倒くさいんで、元締めのところに案内させ、思考停止および操作の魔法で支配下に置きました。
人形と一緒なので、トイレ行くにも指示しないと行かないので大概垂れ流しになるのがたまにきずです。

HTCとニセニャンドラゴラ粉末(nnP)をテストします。

翌日、生き残ったのは2名のみ。
「ふーむ、、、先日は主様を実験に使ったからよかったが、他の人だと即死でしたねぇ、、あの量、、、。あの1%くらいでも充分ですねぇ、、」

生き残った2人は、脳が逝ってるようで、上も下もたれ流し、、随意神経が逝ってますね、、悪人なので放置でいいでしょう。

あとのモルは、ここのゴロツキを飼っていた今の領主一族なので、、、(元締めに白状させた)
と、
領主邸に転移。

「皆、一階ロビーに集まれ」
と魔法で操作。
使用人も全員。

心が腐っていない者は二度とココに来ないようにと命令して開放し、残った者たちはモルにした。
HTCやnnP以外にもいろいろストレージに仕舞ってあるので、この際だから、と順番にテストしていった。

翌日まで掛かったが、かなりテストは進み、大半の薬が、使用量は当初の予想の1%以下でも多いくらい、だとわかった。
人間は弱いですねぇ、、まぁ薬の効きが良すぎるというのでしょうか、人間には。

モルがすべていなくなったんで、

「では次の町に行きましょう!」

あ、でも、、と思い直し、今は昼前なので中央市場に行ってみる。
なんか薬の素材になるものナイかなーと、思って。

が、

あのマスタードアップルやびかじゅうみたいなものが多く、また、イサム神やら大王やらの似非グッズ(エロや強壮)が多く売られていただけだった。

「これは、もしかしたら、こういう仕返しなんでしょうかね?イメージを落として支配力を削るとか?」メフィ
でも、イサムは全く支配していない。むしろ、皆に夫婦生活がよくなったと感謝されたり、かわいそうと思われたり、しているのが現状である。

まぁ、この敗戦国にはモルがことかかなさそうなので、いい牧場ってな感じですねぇ。
旅に出る、ってのは、こういう善き出会いがあるんですねー。



(ぜってーそれと違うからっつ!!)
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