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下−159 それぞれの危機回避!!
しおりを挟む「狩り実習会議ぃーー!!」A子
場所は魔都、A学園職員室。
中央にイスを置いてその上に立つA子、学園長。
A子は少し怒っていた。
なぜ獲物がいなかったんだっ!!!狩りなのにっ!!
と。
いや、その時々でしょーがないでしょ?と思うのだが、、獲物が獲物、ドラゴンだったのでそうそう狩られるものではない。よほどうまくやらないとおいしくないので、魔人たちなら狩らないからだ。ちなみに魔人達は調理下手だった。
その、ふつーじゃ狩られないはずのドラゴンが、なんか、狩られていた?
こりゃ、下手したら他の狩場もやべーんじゃないの?
と危惧を抱く。
で、
「誰が狩ってるだ?」
と、矛先がそっちに向く。
↑、今ココ
他の職員達、もちろんC子、B子を含めて
めんどくせーなー、、となっていた。
んじゃダンジョンでいいじゃん、とか思っていた。
が、
A子にしてみりゃ、「そーゆー問題じゃないんだ!!」とかになるだろう、
だから誰も何も言わない。
だって、誰が狩ってもいいんだよ?
A子、こういうときに変な癖がでるのだ。あの辺境一之江領の、あのおかしなおっさん領主の娘な癖が。
「あ、、」タカシ
「・・なんだ?何か知ってるのか?」
「ああ、ウチの子達が、この間の祭りのときの食材調達で、、なんかドラゴン狩りまくり、とか言ってたかも?」
え?あれ、ドラゴンだったの?
ドラゴンって、食えないほど不味いって聞いてたけど、、
まぁまぁうまかったよな?
何肉かまったくわからなかったけど、そこそこ美味いからいいや、とか思ってたわ、、
ドラゴンだったとは、、
しかし、調理、うまいんだなーたけ、、タカシ軍団の子達は。
ああ、うちの嫁にもらいたいくらいだわ、、
皆男の子だけどな
男の娘(おとこのこ)だったらよかったんだけどねー
違うと思ふ
でも、あのくらいなら店で定食とかやっても、ランチセットとかなら食うよな?
ああ、俺は食う。
うん、ランチなら、食うなー
俺もランチセットなら、、
俺は紅茶付きで同じ値段なら食う
せこいな?
いや、嫁が身重でな、子供のために少しでも、、
ああ、頑張れ!
などと評価は上々、、評価?
「・・・・・むぅ、、、、、よし、、この件は終了。で、他の狩場に手を出しているとか聞いている者いるか?」
・・・・・・
「ほかは大丈夫そうだな、、、それじゃ第二回、そのまま継続な。会議終了!」A子
タカシ、ナイス!長引きそうなのがすぐ終わった。
「でもね、タカシちゃん、こういうことは、このイベントが始まる前に思い出して言ってね?」
C子、タカシがこーなのを理解した上で、仕方がないとわかった上で、「でも努力してね?」と言っているのだ。
根が黒いけどいい子なんだよなー。
次の5班の狩場は、北部の、あまり誰も手を付けていない=獲物がおいしくない、狩場。
なので
「なのでえ!タカシ軍団を連れて行く!獲物の回収、調理担当だ!!食えないものをくえるようにしてくれ!!」A子
すげー、すっ転んでも唯では起きないって、これなんだな!!
いきなりタカシ軍団は調理が上手いという評判を得てしまっていた!!どーしよう!!
軍団員達、話を聞いて、、
えー?どうすんの?
まぁ前回と一緒でいんじゃね?
じゃあチーにおまかせ?
まぁな、、
「私も一緒にやってたわよ!」F
「ああ、フェリパもチーと二人で頼むな!」 (A治はさすがリーダー)
「実際、やってみないとわかりませんよ?」チー
「だめだったらだめでいいから、、」A治
ダンジョンでなければ、獲物なんぞ大概食えそう?とは皆思っている。
他に何もなく、餓死しそうなら食えるだろう、程度にはそう思っている。
ドラゴンもそのランクだった。
おいしいミノやオークなら人気だが、大量だけど肥料にもならないゴブとかはどーしょもなかった。何より毒?
それこそ緊急避難的にごぶ肉食った経験のある者は、「体中が紫になって・・」と恐怖を語っていたもんだ。
そういうのがいるのだ。
それをどーにかなるのかな?
って期待して、楽しみにしちゃってるのがA子。学園長である。
まぁイサムの目論見どうりっちゃーそーなんだろうけど、、
「あ、人面魚の木の歯のエキスが無い、、どうしよう?」チー
「・・・・・わからないけど、、知りたくないから説明いらないけど、それって、、」F
「どうしょうおねいちゃん!あれないと、、、」
「無いと?」
「お塩を使うしか無いのっ!!」
いーじゃん、そんな得体の知れないモン使うより、塩使えよ、、、
「そうね、、んじゃお塩を使ってね。私達が見知った調味料を使ってもらえるほうがいいわ、安心だから。今度からできるだけそーしようね?」
「うん!わかったおねーちゃん!」
危機回避!!
・・・つか、、ドラゴンのときに使っていたの?私たべたけど、、、
まぁ、、未だなにもないから、、だいじょうぬ? おや?
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