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下−156 今日はへすかんだる航空ごりようありがとうごじあます!

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彼女の名はラフレイシア。
ヘスカンダルのラフレイシア。

祖国から遠く僻地に異封され戻る手段も無く逝く年月、、
故国の星を素晴らしく良い匂いで満たそうとしただけなのに、、

その異封された先で現地の生物を進化させ、いい匂いを発生させようといろいろな文明を起こしてみた。
最先端まで行けたのはモヘン所まで作り上げられた都市。
モヘン所は、いい匂いを発生させる生物を作り出すための研究施設。
そこから逃げた生物が東のはてに住み着き、本体からもいい匂いをぶーぶー出しながら、更にそれを進化させるために様々な燃料を作り上げたという。なっとうとかやきいもとかくさやとかというものらしい。

でもそんなこと、私が知るわけもなく、、モヘン所でも大きな成果を出せなく意気消沈した私は、ならば植物で、と、もっと西の地、らーいん川、その川をみたとき、カレーラーメン食べたくなったので名付けたんだけど、、その川の辺りに文明を起こし、腐った魚や腐った乳製品などを食べる厳重生物を作り出したら、結構成功!
脇の下からいい匂い出す生物が結構発生したわ!

でもそこまで。それ以上には進めなかった。
でも、同時に研究していたお花はそこそこうまくいき、とても良い匂いを発散させたわ!
周囲の生き物は全てその匂いの良さで死滅し、、、
でも、そのお花を食べる黒大リスがすごく進化して、、尻の臭腺からいっぱつでかいのを放てるようになったの!
スカラベを食べるのも好きだったのでスカラベ食うん?と、良くスカラベあげてたんで、”スカラベん食”と呼んでたわ。

らーいん文明がスカラベン食う略してスカンクの臭気で滅亡したのでモヘン所に戻ったら、モヘン所も滅亡していたわ。
東に逃げた研究生物達が残した、足に取り付いてぐちゃぐちゃにして納豆のようないい匂いを出す病原菌に滅亡させられたみたいだった。
いい匂いは罪を生み出すのね。

悲しくなった私はそのまま東に歩いていき、いつしか森の中で花になってしまった。
そして、今もそこで良い匂いを放ち続けているの。




とかいう話と全く関係なく、

寮前には全員入り切らないんで、学園の運動場です。
中央にでっかい薄桃色のバリア板を拳一つほどの高さに浮かべています。
地べたに置いたら見えにくいんで。

「はーいせいれーつ、、などしなくてもいいやね、、そのままてきとーに乗り込んで下さーい!ピンクの場所からはみでないようぬ!」A
「なかなかよい語尾だな?」
「キニイッタぬ?」
「えらくヌ!」
「そりはよかったヌ」

全員残ったのいないか確認後、念話で「遅刻いねがぁー!わりぃごいねがぁあ!!」
・・・・反応無いのでおkだろう。

タカシ先生たちはぼくらと逆の端、後方の端っこにいる。先生たちがそこに固まっている。
そこを集中攻撃されたらうちの学園の中枢を失うな、とか思ったけど、宇宙人来襲でもなけりゃダイジョブだろう、と思って、フラグかな?たっちゃったかな?と気づいた。
誰にも言わなければ大丈夫だろう。

(いや、言えば解除になる場合のほうが断然多いんだけども、、)

「全周囲バリア開始!」A
「アイアイサー!」B
「両舷全速前進っつ!!!」A
「あいあいさー!」チー

「上昇角度45度!」A
乗客乗員の半数ほどがびくっとした。わかる者だとこの異常さがわかるよね。
しかもイスとかないんだよ?

でもだいじょぶ♪
バリア内は常に下の板バリアにどんな状態でも最も強い引力がかかる魔法が掛かっているので!

上空ざっくり1kmくらいになったら水平飛行。魔都上空を一周してから中央王国王都に向かう進路で。


水平飛行に移る前からもう勝手に始めている面々。

「一番行きまーす!、スカラベん食う、つまりスカンクのマネ!
へ?×そこらにいた大多数
ぶぼっつ!!!

一応高速飛行中なんでバリアで密封状態
ぐあ!げぼっげぼっつ、でろでろでろでろ、、ぐっ、、ぐてー、
いろいろ聞こえてくる!乗客の危機!!

「速度落とせー!!!歩く速度まで!!、そのご全周囲バリア解除で空気の入れ替え!!」A
「「アイアイサー!」」

少数に幾分被害がでたが、その程度で済んだ。

「あー、乗客全員にアナウンスします。不特定多数に被害を出す行為はやめてください、その場で放り出します。」A

で、また飛行を再開した。

音速まで出さず、3時間ほど掛けて懐かしの王都に着くようにしている。
元の校舎はそのままらしいので、そこに着陸する予定だ。

「ぴんぽーん!あてんしょんぷりいず!今日はへすかんだる航空ごりようありがとうごじあます!当機は高度1000メートル、対地速度時速800キロほどで飛行を行い、約3時間ほどで中央王国王都旧学園運動場空港に到着予定でゴザーマス。それまでおくつろぎください。ぴんぽーん!」
と、A治
もう完全に転生者だなA治は。しかも飛行機に乗り慣れてるんじゃね?
と、団員達は思った。
そう思うおまえらも、自分のことわかってんのか?!!

残念?なことに、そのA治のアナウンスをわかった者は団員以外には居ないようだった。
タカシもわかってなさそうなのがアレだった。

かくし芸はあちこちで披露され、酒やジュース、肴や菓子が振る舞われた。団員以外にも多くの者達がたくさん持ち込んでくれたのだ。流石A学園の者達である!!
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