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下−88 タカシ組ノービスナイト 3

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ノービスとは、ランク外の初心者のことである。


閉店間際になって、皆酔いつぶれてきたので
「もう帰るわ、、ほとんど潰れちまったし、、、」
「泊まっていっていいわよ?大丈夫よ!お客さんに手を出すふらちなのはいないから!(多分)」パマ
あ?
「いや、まじにいないからっつ!!!」

そんじゃ世話に成るかな、、、と甘えてしまったのが行けなかったのかもしれない。

とっととこいつらを持って(荷物)帰っていれば、、、


二階の雑魚部屋。
6人を放り込んだ。
会計は、、、、あれ?・・

「ママ?何?良心的じゃん??」
「まぁ、、こういうのはあって無いみたいなもんだから、気は心?」
何言っているのかわからんが、、
「そう、、ありがとな!、ひいきに、、、、、したい、、な?・・・」
ままが睨んでくる、、、怖いんですが、まじ、、その怖さが力であったら俺は確実にぷちっとな!とか潰されるな


ハラヘッタと言うのが多く、なので、皆で外に食いに出た。
ステーキ屋がまだやっている。夜中なのにステーキ?ステーキを夜中に食うの??

皆当たり前のようにステーキ屋に入り、でっかいステーキを注文している。
「あんた、小食ねぇ、、、」
半キロのステーキです。どれだけ食えばいいんだよ!と、見渡せば、、、最低でも1kだなこいつら。

「見ているだけでも満腹になりそうなんだけどな?」
「だからでっかく成れないのよ!」
気にしていることを!
つーか!おまえらコレ以上でっかくなるつもりなのか?オカマじゃないの?!!
妖怪を目指しているのか?!そうなのか!?!

「あのさ、、美人さん、の基準、、どーいったのなの?君たちの中では、、」
敢えて訊く

「え?そりゃー、無駄のないムキムキマッチョボディ、長い手入れのされた髪、おめめぱっちり、おむねガッチリ、おしりも大きくガッチリ、股間は無い方がいいんだけど、とっちゃうとマッチョに成れないし、、困りどころよねぇ、、」
皆うんうん大きく頷いている

そうなの?いらない知識だなー、あとは聞かなかったことにしとこう


腹八部目で止めておくのがデブらない秘訣ね、とか言い合う奴らの言をスルーし、俺は会計をしてさっさと外に出る。
もうね、なんか暑苦しいというか、むさ苦しいというか、、

普通、オカマって、美人になろうととても努力するんで、下手な女性よりキレイだよな?

ここの人たちのなんか基準?が、とてもあっちの明後日の更に斜め上、成層圏あたりにあるみたいなんで、、流石にたった10回くらいの転生だと、ここまでのは見たことなかったわ、、、

ははは、俺もまだまだだな、、、


ーー


二階、雑魚部屋。
ここに?全員が?

「ねぇ、、他に部屋ないの?」
「へ?無いわよ?いつも皆でここに雑魚寝よ?」
・・・で、泊まってっていいとかよく言えたな?

物理的に可能なのか?重なれば可能かっつ!!!

俺は自分だけふわふわ浮いて寝ることにした。
初めてだけど、今気がついたばかりだけど、あれだな?必要に迫られてみて、初めて出るもんだな?アイデアって!!w

「ああ!私もお空の雲になりたい!」
「違うわよ、空に浮かぶ風船よねー」
「シャボンだまのほうがステキじゃなくって?」
「風になりたいワー」
「あの上に寝れば、、」
「私はハンモック吊るすかな?」
なんかどんどん危険な発言が出てきたので、天井にはりついて、オモテ裏逆で寝る。

「ヤモリ?」
「蜘蛛の巣で、あんなのなかった?」
「蛾の巣じゃなかった?」
ひどい言われようになってるが気にしない♪

で、そんでもまだまだ重なる必要があるので、生徒やタカシの上に横になって寝るおねにいさん達。
これがほんとの肉蒲団ねーとか言われている。
布団側はみなうなされて苦しがっている。
どんでもない夢でも見ているんだろう。明日訊いてみよう♪

ーー

翌朝

凄いいびきもものともせずに眠れるのが元勇者の強みw

ジャングルで結界張って寝てたら、凄かったよなー、猛獣集まってきて、俺を襲うことできないんで、猛獣同士がやりあってて、朝起きたらかってに獲物がいっぱい獲れてたw
アレ並みの轟音だったから、特にうるさいってほどでもなかった。

皆まだ起きる気配もなし、、
布団になっている生徒やタカシ達はまだうめいているので、上のおねにいさん達をほんの少し浮かせる。
ほう!なんかおねにいさんたち、ほっこりしている?どーゆー夢みてるんだろう、まぁ聞くこともあるまい。聞かせるな!的な?

タカシ達は流石に苦しい顔から、ホッとした顔になっている。こっちのは夢は聞きたいものであるww


下に行って、朝飯の用意でもしよう、、、

・・・・
なんもねーじゃん、、、
こいつら、いつもは朝から外に食いに出てるの?
・・まぁ、自炊もろくにできないやつの食事よりも栄養あるだろうけど、、、
まっとうなオカマになりたいんだったら、女よりらしくならんと勝負にならんのだがなぁ、、


自分が何気にオカマに詳しくなりつつあることを自覚していないイサム
このまま突っ走れっ!!!


仕方ないんで市場に行く。
小さい領都なんで、人々の流れを見てよさげなのに付いていくと、市場があった。
うまそうな食材を適当に買い、あとは卵。
調味料もあるかどーかもわからんので買う。こっちでは種のまんま。使う時にすりつぶすのが一般的。

転移で店の厨房に帰る。めったに来ない所なんで、見られても気にしないww

「何にしようかな?」
炒めたら美味い野菜を2種類ほど大きく切り、
肉を、生姜焼きの肉程度の厚みに切り、
胡椒の種、塩の固まりをすりつぶし、、

肉から炒める。
野菜を入れる。
程よい柔らかさになったら胡椒を入れ、塩を入れる。

特に肉がが入っている場合、炒めモノでも煮物でも、胡椒と塩のみで十分オイシイ。下手に更に調味料を入れると、素材の味が殺される。
素材が不味いものだと、味噌とか醤油やアジノモトなどの化学調味料を入れると良い。まずさがかなり抑えられるだろう。
まぁ、こっちには化学調味料は無いが。

モノによっては唐辛子、特に生唐辛子を入れるとイキナリ引き立つものがある。
逆に、ニンニク入れてまずさや臭さを抑えようとしても、効かないことも少なくない。
要は、そこいらはやってみないとわからんので、まずやってみよう!ということだw
でも、醤油と唐辛子は合う!これだけは確かだ!!w
醤油とバターも超合うけどね!


今回はシンプルで。
酒が残っている場合はさっぱりが良い。油系もさっぱりしたものであれば良い。

器は流石に揃っているだろう、とおもったが、、なんじゃこりゃ?各家から持ち寄ったの?みたいな感じだなぁ、、
まぁいーや、そこらはかってにやってくれ、、
大皿に盛って、カウンターの上に出しておいた。
ご飯も鍋で炊いていたのができたので、鍋ごと置く。

野菜の切れ端などぶち込んで味噌汁。
卵も溶いて流す。
残った卵は皆目玉焼きにして大皿に盛って出しておく。

と、
ダンダンダン、と地響き?たてながら降りてくるごっつい面々の自称乙女たち。


飯を食い終わった後、パパママは言った。

「あんた、モスラに数日滞在したって、あそこのママが帰してくれなかったんでしょ?」
違うがな、、、

「いや、あそこのママ、ちゃんと朝飯つくれるし、、、」俺
睨むなよ、、

ちなみに、生徒5人とタカシはちゃんと召し食った。二日酔いにはなっていないようであった。
こりゃ、次もいけるなー
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