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下−22 出立! でも次が怖かった、、?  いや、かな?・・・

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酒臭さを抜くのに5人で朝風呂を浴びに行き、その帰りにまた蕎麦屋に寄った。

「おばちゃん朝から偉いよねー、昨晩宿に来てて遅くまで一緒に飲んでたよね?よく起きられるねー?」C
「あっはっは、昨日まで農民やってたからね、農民舐めたらいかんよ?w朝起きるクセ着いてて、、、、、」

「大変だね、もともと蕎麦屋なの?」
「うんにゃ、実家が農家。で、私が蕎麦好きでね、いろいろ作って試してたらうまいってんで、温泉客用に店だした。
そのうち温泉枯れて、また農民。で、おかげでめでたく昨日からまた蕎麦屋」
「あっはっはすげーな!また温泉枯れたりしてな!」A容赦無し!!
びくっとするおばちゃん
「枯れない。、、、あの温泉は、枯れない。・・・・でも、、もしかしたら、、、爆発、、的に?一気に増えるかも?」
恐ろしいことを言い出すタカシ
・・・・・・・・・・・・・・・
まじ?っすか? こそっと訊くアラタ

「うーん、??、、火山のマグマの近くだったから、、地下水流れているのが。で、温泉抜きすぎると、中で煮立って?水蒸気爆発?」タカシ
「今は?」アラタ
「まったくへーき」
「んじゃ、今程度ならいいってこと?」
「へいきなんじゃない?」タカシ

ほっとした空気になる。

「よかったー、、、びっくりしたよ、、まぁ、今は昔の管使って各家に周っているから、こんだけありゃ、家事や温泉客用にどうにかなるからだいじょうぶだろ。欲かかなきゃ。」
最後の一言が気になるが、と皆心の中で思うところであったw

そんな話聞いたこと無いが、タカシはどこでどーなってそう思ったのだろうか?不思議である。
圧力鍋とかでは抜くほうが安全なんだけどなー?


蕎麦屋での朝食後、宿に戻り、荷物を持った。

「んじゃ、俺ら行くから、皆達者でな!」
限りなくカッコイイ男っぽいA子。ギルドをやめてから歯止めがないw

宿の一階食堂の床でまだマグロになっているおっさんたちは、顔だけおこし、まだ酔いと睡魔で朦朧としながら、、
ばんじゃーい!!とか、きをつけてねーー、とか、ありがとーゆーしゃいっこうーさまー、、とかいろいろ言っていた。
いつの間に誰が勇者ってばらしたのだろう?おっちゃんてきとー言った?


裏街道に出て東を目指す一行。
次の町までどのくらいかわからんが、まぁ野宿は避けられないだろうから心配しても仕方がないので、採取のために気をつけるのと、ごはん用の獲物を捕まえなきゃひもじい思いするということ、を気をつけりゃ。
ちなみに、全員自分で魔法で水出せるので、荷物は軽くて済んでる。


朝が遅かったので、獲物取れりゃそこで昼。なけりゃ夜まで抜き。
タカシは察知を珍しい採取の獲物だけに特化させていた。
なのでごはん察知は各自で。

「あ、おいしいごはん!」C
「わかった、わたしはこっちから行くから」B
Cが追い出し、Bが隠れてて仕留める形か。

すすすすすーーーー、、と気配隠蔽?で森に入るC
「おどっりゃああああ!!!!!ーーーーー」ドドドドドド!!!と、森の奥から。

すっげー形相で森から抜け出てくるかわいそうなうさぎたち、、
シュン!ザン!ザザン!ザンザン!!・・・
5匹のみ瞬殺でクビを落として仕留めると同時に血抜きのB子。クビ全部落として良いのは鳥の場合だけど、仕方がなかったの。
他多数は見逃す。食う分だけ確保。基本出来ている女である。

今の時間は、向こうだと3時位であろうか、、中途半端。
「でも、食べちゃおうか、、持ってても重いし、、」B
ということでそこで食事の用意。と言っても、ばらして水で洗って、火をおこして枝の串にさして火の周りの地面にぶっ刺し焼き上がりを待つ、だけ。

一人一匹、こりゃ晩飯いらないんじゃないか?



案の定、
ウサギ食った後、誰も獲物を捕まえる気にならなく、夜まで。
日が暮れても月明かりで歩ける。森を抜けていたので開けているので明るいのだ。道は馬車が通る広さだが、温泉無い村に行き来する者は少なく、道は荒れていなかったから歩きやすい。蛇とかは察知でわかるので危険は無い。


夜半になり、
「そろそろ野営しようかー」C
そーねー。
だなー。

「あ、、も少しいくと村在りますよ、多分、、更に1時間くらい歩けば着くと思うっす」アラタ。

「どうする?」A
あまり気が進まなそう
「うーん、、、夜中に村に入るってのもねぇ、、」C
盗賊とかと間違われたら、と思うのだろう。当然だ。
・・・・
「・・・いや、かな?」B
Cが思うのと、なんか違う意味で怖がっている?


思うところがあり、タカシが察知でその村の気配をさぐる、、、
「あ、、やめといたほうがいいっす、、、」タカシ

「おし、ここで野営な。誰がなんといおうとも!!だ!!!」A
AもBと同様な傾向が強いらしい、

今のこのグループは人体型自動察知マシン?もあるし、そのマシン?の結界もあるので野営でも安心なのだ。
便利なタカシ。

なので焚き火もいらずワッチもいらず、そのまま土の上、草の上、木に寄りかかって、好き好きに一定範囲内で寝る。

ーー

野宿の朝は早い。
明るくなったら目が覚めるから。
テントとかだとそれは無いよね、気づいたら結構遅くて、、とかあるよね。
なので野宿のほうが効率よく動ける。
朝飯は水。皆若いからそれでダイジョブ。

一時間ほどあるいたろうか、、
村を左手に見ながら通り過ぎる一行。
その周りに広がる田畑の跡は荒れ果て、、、

「うっひゃー、、、やっぱ、、B子、正解だったねーー、、そういう勘は未だに良いねー」感心するC

「まぁ、、いーんだか、、」
「いいに決まってるだろ?!!ゾンビとか幽霊とかと闘いたくないわい!!」A

「よくわかりましたね?」とタカシに訊くアラタ
「うーん、、うち、ダンジョンあるだろ?奥のほうにいくとたまに出るんだよねー、だから気配知ってた」
経験かぁ、、


その後、2回の野宿の後、少し大きい街に着いた。
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