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下−21 廃宿のある村 温泉復活祭り

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どどどどどどっ(お湯の注ぎ込まれる音)

ちゃぽん!ざぶざぶざぶ、、じょぼん、、
「はっはっは!!!どうじゃ!おんせんじゃ!!」タカシ
「まったく、、、もうイサムさんと一緒じゃないですかー」アラタ


村の者達が放置されていた共同浴場の露天風湯船を掃除し、入れるようにしたので、最初に温泉を復活させてくれた者恩恵で一番ブロをいただいているタカシ達一行。
勿論混浴ではないのであっちに女風呂がある。
最近小さな街とか村レベルばっかりだったんで銭湯など無かったんでちょい久しぶり。


女湯
「ぶくぶくぶくぶくぶく、、ぶっふぁあーーー!!・・・・やっぱいいねー、、大きいお風呂!」C
潜水から浮上したC

「しかも温泉だぜ?」A
じゃばじゃば!!とかきまぜるA

「まあ、、うちの王都とか魔物の森とかダンジョンとか、あの人の拠点付近は皆温泉だけど、それは当たり前じゃないのよねー、今更ながらに、、」B

「・・・そうよね、、あの子、温泉師で売れないかな?」C
「売り飛ばすんかい、、、転移で戻ってきちゃうだろ?」A
「そーしたらまた他に売り、、、んじゃねーわよ!売るってのはその技術ってこと!」C
「技術じゃ、無くない?」B
魔法だからね、とんでもなく複合で使えるからできるだけ、なだけであって、、、



小一時間温泉を堪能し、その共同浴場から出てみると、、、

共同浴場の周りが賑やかになっていた。
周囲の普通の家だとおもってたのが、商屋で、何らかの商いが出来る作りになっていたようだ。
今は全ての家の一階の通り側の雨戸ははずされ、店になっていた。

クンクン、、? 「あ、蕎麦屋発見!」A
蕎麦犬かよ

寒くないので店の正面は開け放しである。
「ちーっす!」A

どやどやと、中心の席に座る連中。
他に客はまだいない。
多分、皆自分の店の開店準備に忙しいのかも?


「いらっしゃーい!!再会第一号だよお客さん達!」嬉しそうなおばちゃん
「何がうまいの?」C
「そうだねぇ、、今日は、、できるのはきのこの蕎麦、うどん、あとは、焼き魚、、時間がかかるけど蒸し魚、あとは、干物かな、勿論魚だよ。あ、あとたぬきが昨日とれてたんだ、、たぬき汁も、、あまりうまくないね、、ありゃww」

「そだなー、きのこうどんと焼き魚と、お酒あるんでしょ?熱燗で頂戴!」C
「俺は同じだけど、蕎麦で」A
「私もその蕎麦で」B
「「同じく」」タカシ・アラタ

厨房に戻ったおばちゃんは、気を利かして先に酒を持ってきてくれた。
「おまけだよ!」
と、みりん干しの皿も。

さほど時間がかからずに食べ物が来た。
酒のお代わりを頼んだら、、

「食べ終わったら宿におかえり、お酒が待っているから」とおばちゃん
???ふーん???


「うまいね、」C
「おう、、速攻でくっちまうぜ!」A
「あら、もうなくなっちゃった・・・・」B
蕎麦は飲み物です

早々に食べきった一行は、だらだらだべりなから宿に帰る。

「たっだいまー!」A
わんぱく男児小学生の帰宅のように

「「「「「「おかえりーーー」」」」」」
ぱちぱちぱちぱちぱちぽちっとな

パカ!
上につるしてあったタマが割れて花びら吹雪が落ちてきた

「「「「「おおーーー!!」」」」」

正面の壁には
「ありがとう!温泉復活!!」
と太筆て書いたでかい紙。温泉の画とか魔獣とかもいろいろ書いてある、、、w
よほど嬉しかったのかな?

で、テーブルの上には、どのテーブルにも食べ物が、酒がいっぱいのっている。

「い、いいのか??大切にしまっていたんじゃないのか?」A
酒飲み、酒飲みを知るw

「いーのいーの!!今日がその日!だから開けるの!!」おっさん1
「ああ、この日のためだったんだなぁ、、俺がこの高級酒を買って秘蔵していたのは!!」おっさん2
はっはっはっはっはっはっは!!!×全員
奥さん連中であろうおばはん達は苦笑い、、

「さあ!乾杯だ!!あんたらのおかげで俺らの村は復活だ!!!」おっさん3
「あ、俺村長、一応。皆、盃もったかー?(おーう!!×全員)、んじゃ、、村を代表して、、
(一行にもぐい呑が差し出され、燗した酒が注がれる。)
温泉を復活させてくれて、本当にありがとう!!感謝してもしきれないっつ!!
俺らの村は、温泉が枯れてから、なんーーーーーーっも無かった。唯のびんぼな村になった。
が、おかげで、復活だ!!毎日温泉で酒が飲める!!
「あほうかい!!客が押し寄せてくるんだよ、ちゃんと働きなっつ!!」嫁さんか?おばはん3

「ああ、やるともさ!でも上がったあとはいいだろーが?」
「まぁ、、ちょっとなら、体に悪くない程度にならね」
「と、お許しも出たので、
おいおいおいおい!!×全員

「んじゃ、この5人の方々に多大なる感謝と、この一行の発展と、俺らの村の復活を祝して、、
かんぱーい!!!!!!×全員

あとは、もうすぐに大混乱。
おっさんたちにおもしろがってがんがん飲まされるA
気合い入れで作ったらしい料理や肴を貪るCとB、周囲にオバハンが群がる。
ぷち魔法で芸をやるサービス精神おおせいなアラタ。おっさんおばはんに群がられる。

「お主は、来年からハゲはじめるだろう、、」
と、インチキ予言師をはじめるタカシ

温泉を出した張本人の魔法使い、と思われるタカシの言葉、疑う者はいない。
最低なやつである。
ハゲ、なめたらいかんよ?ぶつけると痛いの痛くないのって痛いんだけど血がでるし、、

あとからあとから、自分の仕事を終えて来たのであろう村の者達がやってくる。
ちなみに、子供は?と思ったBがおばはんに聞いたら、別のところで子どもたちだけで酒なしでやっているとのこと。




ちゅんちゅん、、、、ちちちちち・・・・
「う、、うう、、、みしらぬ・・
「いーから」アラタ

流石アラタである。もう起きて洗面なども済ましてきたようである。
腰に剣を、、
「・・お?鍛錬か?」タカシ
「当然です。皆のように強くないんで積み重ねるしかないんです」
偉いなアラタ、、まるで本物の勇者の物語みたいなー
とかボケ腐ったことを考えるタカシ

「おまえ、本物の勇者っぽいよな、、」
「え?え?え?・・・ぜんぜんじゃないっすか?!!!やっと勇者っぽい消す魔法を覚えたばかりで、、」アラタ

「違うのよ、その姿勢のことタカシ君は言っているのよ」いつの間にか起きているB
「あなたは、人々の手本になるような生き方しているでしょう?それが勇者、、本物の勇者のイメージにぴったりだ、と言っているんでしょ?タカシくん?」

「うーん、多分そう」
感覚派のタカシである。

「アラタ君、あなたは、今のように生き続けていけば、本物になるんじゃないかな?」B
「そう思うね心底から」C
んじゃAは?とタカシは見渡すと、、、あっちのほうにおっさんの山の上に仰向けにひっくり返っていびきをかいているA発見。まさにAらしいAである!!まさお君と呼びたいが、まさ子(仮)にしょう!
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