10 / 383
第十話 元*ー*ゃ、赤豚おやじを焼く。チャーシューになるかな?
しおりを挟むざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、ざん、
はいー!イベント始まりましたー!お約束かなー!?
お昼の暇潰しにいいかも?
「ここの責任者はおるか?!」
なんか統率の取れたフルメタルアーマーの兵士を沢山連れた高そうな身なりのごっつ偉そうなぶくぶくおっさんが、
馬上からのたまりやがった。 馬可哀想、重すぎだよな?
「私だが?何用だ」メフィストフェレス、勿論エプロン仕様だ。
・・・
「偉そうだな?お前、、オレサマを誰だとおもってるのだ!」
「偉そうな豚?」
・・・・・・ そこ、後ろの方の兵士たち、後ろだから見えないわけじゃないぞ?肩を震わせて笑ってるんじゃないよ?
「ぬぬぬぬ、無礼千万!こやつを斬れ!!」
兵士、動かず。
流石統率取れた兵士である。状況を”感じる”ことくらい幾分できているようだ。
だよなぁ?ここで荒事に持っていくと、おまえら瞬殺全滅だよなー、この豚だけ殺されて終わりにしたいよなー
「何しておるか!!さっさと小奴をころせ!!」
・・・・・・不動!
「くそっ!!、今回は見逃してやる!!、さっさとこの村を明け渡せ!!」 (ダンジョンはカネを生み出す泉だからな。)
俺が近づく
「何いってんのこのオーク?」
兵士たち堪らず爆笑!!!
(見事です!)
(いや、お前の前フリ無かったら無理だったわ)
(コンビの成果ですな!)
(ああ、決まったな!!)
二人してサムズUP!二カッ!!
「あ、赤豚になってる、、この赤豚はうまいのかな?」
麺類に入れるチャーシューを、こっちでは赤豚と呼んでいる。
爆笑再度!!もう止まらない♪
赤を通り越して青く、、ぴきぴきぴきと青筋も何本も、、
「そう、青筋何本も立てたって、オークは人間になれないぞ?で、なんだ?何がしたいんだ?言ってみ?聞くだけでも聞いてやる、人に話すと楽になるぞ?」俺
兵士の大半爆笑しつつも呆れている。ここまで小奴をコケにした者を見たこと無いのだろうし、これだけの威圧を持つ者が居たことも無かったのだろう。
「お、ま、え、ら、の、む、ら、を、わ、し、に、あ、け、わ、た、せ、と、言ってるんだ!!」
・・
「おまえ、王宮の前の警告板を読まなかったのか?字、読めないのか?オークだから?」
爆兵士達!
「ふん、あんなものいたずらだろ
ボッツ!!豚男が青い火炎にまとわれた
うっぎゃーーー!!!だ!だれか!助けろ!!はやくうううううう!!わしをたすけろおおおおおお!!!
「無理だ、俺達の仕業じゃない、神を愚弄した祟りだ。お前を助けようとする者も祟りに合う。誰もお前に指一本触れようとしない。」
うっぎゃーーーー!!!うそだああああ!!ワシはわるくないいいいいい!!!お、おまえがわるいんじゃああああ!!!・・・
あまりの高熱に外が急速に炭化し、中の水分は蒸発できずに沸騰しはじめ、口や目や鼻からぶくぶく血の泡が煮立ってきた。
「くせぇ、、消えろ」
消えた。
兵士達あぜん。
「お前らに兵士全員に命令する。お前らはこれから王都県内全ての警備を行え。
代表は、そこのおまえ、お前が王都全域の警備の責任者だ。偉そうになって勝手なことしたら、祟りが有るぞ?いつどこで発火するかわからんぞ?」
・・・(大汗)・・・「だ、だいじょううぶです、、、そそんなこと絶対にっつ!しませんからっつ!!!」
「神にはよく言っとく。お前らは冒険者ギルドから依頼を受けろ。で、隊員は増やしても構わん。どんなバカどもが王都圏内に侵入しようとしても撃退できるようになれ。」
それから兵士たちを泊めてやり、飯、風呂、を取らせた。100名ほどだったが、祭りあとなので空いており、部屋に4人詰め込めば余裕だった。
その晩、隊長以下の分隊長も決め、更にこいつらが来た領の領主邸に使いを出した。手紙を運ぶメッセンジャーだ。
「領主様は神の警告に逆らい青い炎に包まれ炭化し、消え去りました。あなたがた残された領主関係者達全員が一人残らず心を入れ替え、青い火炎の神に心から謝罪し、貢献しない限り、領主一族は皆青の火炎に包まれる。と警告を受けました。神への献身の証として、即座に王都ギルドに大金貨1万枚を送ること。この手紙を受け取って7日以内に行われない場合、青の火炎の神の怒りに触れるでしょう。領兵を総動員し、金貨を即時運びなさい。」
件の領主の領地は王都の境界、魔物の森がある側の境界に接する領地なのですぐ近くだ。だからダンジョンを奪いに来た。
跡継ぎはあまり頭も性格もよろしく無く、たぶん一蹴するんじゃないか?と隊長。
次男がおり、おとなしいので長男がいなくなればまぁ、、でも周囲にバカが多いので、、、と解説付きw
「まぁ、大丈夫じゃーないか?神が見ているだろうから、、」
そのままメッセンジャーを走らせた。「手紙を渡したら、邸の中に入らずにすぐ戻ってこい!」と厳命した。
じゃないと腹いせに殺られちゃうからねー。
手紙を受け取った長男。
ピキピキピキピキ!!青筋何本も、ってのはオヤジ譲りらしい。
「@ー¥na://3%&!!#**$$ho+++!!!!!!」
大暴れ、椅子をぶんまわし周囲にあるものを破壊しまくり、窓に放り投げ出し、こらじゅう蹴りまくり脱臼して転げまくって泣き叫びまくり小便を漏らし、脱糞したあげく気絶した。
領主の妻が引き裂かれたその書状を読んだ。青くなっている。糞偉そうだが、小心ものなのだろう、後ろだてが無くなったとたん、恐怖がもたげてくるのだ。虎の威を借るネコのふん。
100名ほどのもの兵士が帰ってこない、ということがそれを事実だと現している、と領主の妻は理解した。
だが、1万枚などもったいなくって仕方がない。余裕であるが、それなりの得もなくただくれてやるというのが惜しくてたまらないのだ。
自分達の命の値段だと言うのに、、。
100枚の金貨を持たせた兵士10人を王都ギルドに送った。
直後、長男が青い火炎に包まれ、炭化してもなお燃え続けている、青い火炎の勢いは全く衰えない。
領主の妻は恐れおののき、、、、それでも、、金貨1万枚=大金貨千枚だけを、兵士30人に持たせてギルドに向かわせた。
程なく、領主の妻の右腕が青い火炎に包まれ、、
「わかったわ!!わかったから!!やめなさい!!すぐ残りを送るからっつ!!!」
それでも命令するバカ。火炎は右足ヒザ下にもうつった。だが、衣服にはうつらない、手に持った手紙さえ燃えていない。周囲の者達はそれに気づき、更に恐れおののく、「祟だ」と。
周囲の者達が率先して勝手に大金貨1万枚を用意し、残りの兵士全員に荷馬車の警護をさせて王都ギルドに向かわせた。
俺は奴らの様子を”遠見””ききみみ”でライブで見ていた。勿論メフィストも見ているはずだ。
王都ギルドのギルマスには手紙を瞬間移動で送っておいた。
受け取った金をプールしておいて、依頼を受けた兵士軍団各兵士に毎月月給として支払い、また、彼らの必要経費はギルマスが管理してくれと。ギルマスにそれを「依頼」として、「事務手数料」として報酬を支払うことに。
ギルマスはそれを王都ギルドとして請け負った。
王都の警備部隊は俺の支配下、王都ギルドの管理下に置かれた。
今迄いた王家の兵たちは殆どが離散したり無頼化していた。無頼者はその後全て捕縛され鉱山に送られた。
バカな隣の領主一族は、領主の妻が気が狂ったので地下牢に閉じ込められ、次男が領主を継いだ。
そのときに「詫び」として、かなりの金品を俺の村に贈ってきた。
まぁ、次男が仕切っている限り、問題は起こさないかも知れない。
ほどなく、王宮前の立て札が一枚増えた。今回の事の顛末が書いてある。
2
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
召喚と同時に「嫌われた分だけ強くなる呪い」を掛けられました
東山レオ
ファンタジー
異世界に召喚された主人公フユキは嫌われたら強くなる呪いをかけられた!
この呪いを活かして魔王を殺せ! そうすれば元の世界に帰れる、とのことだが進んで人に嫌われるのは中々キッツい!
それでも元の世界に帰るためには手段を選んじゃいられない!……と思ってたけどやっぱ辛い。
※最初主人公は嫌われるために色々悪さをしますが、色んな出会いがあって徐々に心を取り戻していきます
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる