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第二百四十四話 鳥が来た?
しおりを挟む「物見櫓みたいの作らないか?」
と、ドーラが言い出す。
「??何で?」
「まず第一に、涼しい。第二に眺めがいい。第三に空に近いって、なんかよくないか?」
「あー、なんかわかる。飛べるから言える今!飛べなかった昔は怖くてそんなこと思わなかったっつ!!」ユータ
ということで、土台は土魔法で海底の土をまた少し戴いて、上部はまだまだ木材あるので木材でがっちりしたのを作り上げる。
下から見上げてみると、
「結構高いな?」
「うん、学校の屋上より高いね。」
高校は4階建てだった。
倍の8-9階分はありそうだった。
はしごは掛けていない。流石に昇り降りは飛ぶ。9階分はしごで登るのやだよね?
ではさっそく!と、椰子の実とビーチマットを持って飛んでいく。
ビーチマットは2つ敷いてピッタリの広さだった。
スゲーな俺ら!と、感動のドーラ。
そういうのあるよね!!
手すりは低め。飛んでの出入りだからね!
なので座ってても外は見える。下を見ようとしたら立ち上がらなければならないけど。
ぎゃーぎゃーぎゃー!!
??
あ、いつの間にか寝ていたようだ。薄暗くなっている。
ぎゃーぎゃーぎゃー!!
・・・・・
「トリ??」
「うーん、うるせーな・・・・トリ?」
始祖鳥みたいなのが低い手すりに止まってる。
「ユータ、なんか餌になるのある?」
「あ、うん」
異次元ポッケをごそごそ漁って、
ぽーい!
と干し肉を投げてみた。
ひょいパク!
ごっくん!
ぎゃーぎゃーぎゃー!!
ぽーい!ひょいぱく!ごっくん!ぎゃーぎゃーぎゃー!
ぽーい!ひょいぱく!ごっくん!ぎゃーぎゃーぎゃー!
ぽーい!ひょいぱく!ごっくん!ぎゃーぎゃーぎゃー!
ぽーい!ひょいぱく!ごっくん!ぎゃーぎゃーぎゃー!
ぽーい!ひょいぱく!ごっくん!ぎゃーぎゃーぎゃー!
ぽーい!ひょいぱく!ごっくん!ぎゃーぎゃーぎゃー!
「おいおまえ!これで最後だからなっつ!」
いい加減煩いのでドーラが怒った。
「んじゃ、最後ねー、これ食べたら帰りなよ?」
ぽーい!ひょうぱく!ごっくん!
・・・・・・・・・・・・んぎゃ!
ばさばさばさばさばさ・・・・
「へぇ?わかるんだ?」
「おう、魔獣の中でも賢い方だな!」
「ペットにできるかも?」
「・・・・・あれを?」
「慣れたら、もしかしたら、かわいい、かも?」
まじかわいいって全く思ってなよな?
「・・うん・・・」
ーー
夕方になっていたので海に跳んで魚を獲る。夕飯のおかず。
ご飯も小麦も無いんでおかずだけだけど!!
びちびち跳ねる大きめのサバ系?をサイコキネシス魔法で持って浜かたうちに歩いて戻る。
「この浜も少しあれだなー」
「こんな感じとかは?」
ほいっと、ユータがキノコ型のガラス様な透明なものでできた、魔力で灯りをつけて周囲を照らす常夜灯みたいのを、ある程度の感覚で浜と林の堺にいくつも設置した。
殺風景さが無くなって幻想的に!
「おう!そうそう、こんなの。いいね!」
「気に入ってもらえてなによりです!ではついでに!」
ほいっと、今度は家のすぐ横の林、家の両脇に、ラッパの口みたいな半透明で薄い黄色の花型の灯火がいくつか下向きで2mくらいの高さから下を照らしている。
「おお、いいな!・・それじゃ、ほいっ」
その下に、背もたれのあるビーチベッドの肘掛けイス版みたいのが2つ出た。木製。
「いや、これ買っていたんだ。日本にいるとき大工センターでいいなーと思ってさ。で買ってストレージの中に入れてて忘れていたw」
「ベストな使いどころ!」
「だろー?!」
あっはっはっはっは!!
がちゃ!
「「ただいまー」」
誰もいなくとも言うのが癖になっている2人。ユータのうちで覚えたドーラ。
「おかえりなさーい」
「だたいまー」
「うん、ただいm・・・・・
「「誰?!!」」
「それは私です」
と、厨房から出てきたのは・・
見たこともない20歳くらい?の人間女性。見た目は。
「誰?」ユータ
「私ですよわたしー、ほらー、わたし!!」
(おれおれ詐欺っぽい言い方?)
(うん、もろだな?)
「さっき餌くれたでしょう?」
!!・・・
「「とり?」」
「・・・・とり、とは違いますねぇ?きっと・・・」
曖昧?
「動物系?」
「・・・どうなんでしょうか?」
「・・・ヲイ。」
「だってそういう区分けなんかされたこと無いし、知りませんよ。そんな区分け必要ないでしょう?あってどうなんですか?」
まー、そらそーだな?
うん、意味はほとんど無いね!
「じゃ、トリと獣の間の生き物がいたら、どうするんですか?」
「あー、区分けは逆に邪魔だな。」ドーラ
「そうでしょう?」
なんとなく納得?
「でも・・・」ユータ
「でも?」トリ女性
「名前は?」
「なまえ、?」
「呼び名」
「よびな・・」
「あなたを呼ぶ時はどうするのですか?」
「・・・トリ?」
結局トリかよっつ!!!!×2
「んじゃ今からおまえの名前付けるけど、いい?」
「だからなまえって?」
「呼ぶ時のおまえだけの、、あんつーんだ?」
「例えば鳥が10羽います。ボクはその中の2羽と友達になりました」
「ともだちって?」
・・・・・・・・・・・・・
「・・・まず、ごはん食べて落ちつてからゆっくりいろいろおしえるね!」ユータ
「できてますよ」
・・・・
「キッチンに入ってみてください」
おそるおそる
でっけーオムレツ。卵焼き。海藻と溶き卵のスープ。
あと、鶏肉炒め。
「・・・・おまえ、怪我してるだろ、ヒールかけてやるから、傷のとこ出せ、腕か?ケツか?」ドーラ
「いえいえ、この鶏肉はキッチンの保存庫にあったものですよ?」
「「あーびっくりしたっつ!!!」」ドーラ、ユータ。
自分の肉を使って料理したと思ったのだ!!
3人で楽しく食事した。それだけ美味かった!!
「あ、共食い?」ドーラ
「だから鳥じゃないですよ!!」
ふーん?
食後にユータがケーキ出して茶を淹れる。
トリははじめて食べる、うまいうまいと言って食べていた。
「で、どこで料理覚えたんだ?」
と、ドーラがトリ(仮)に訊いてみる。
「友達に教わって・・・・・しまった!」
「てめー友達って知ってんじゃん!!!」
「冗談ですよー、可愛い冗談でしょう?」
「焼き鳥の刑って、知ってっか?」
「冗談くらい通じてくださいよー」
「まぁ、少ししつこい冗談だったけど、性格がアレなら仕方がないと思う」ユータ
・・・・・・・・とり(仮)
「んじゃお前の名前は?事実を言えよ?」ドーラ、青筋立ってるw
「わらわない?」
「「うんっ!!!」」笑顔で応える2人!
こりゃ絶対笑うつもりだなー、ととり(仮)はわかった。
「絶壁の
だーっはっはっはっはっは!!×2
「まだ言ってないだろうがっつ!!!」トリ(仮)
だーはっっはっはっはっは!!!×2
鳥がさえずっても面白いお年頃?
結局、
長ったらしい名前らしく、全く聞いていなかったが最後のトリニータというとこだけはわかった。
「んじゃ、おまえトリな!」ドーラ
「勘弁してください、夕食美味しかったでしょ?」
「・・んじゃ、ニータでいいよ・・」
まぁ、そのくらいならいいか・・とニータ納得。
「あ、でもあの卵、どしたの?どこから?」
「え?あのくらいすぐ産めますよ?」
・・・・・・・・・・・・・・
ホラー、なの?
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