放課後はダンジョンに行って憂さ晴らしのつもりがいつの間にか学園最強になってたことに気が付かなかった

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第二百二十八話 宇宙大戦? 無いな。

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それから数カ国周ったが、特に目新しいこともなく問題も無く。
「これ以上同じようなことが続くなら、終わりにしてよいのでは?」
とテインが言った。

「そうだな。飽きてきたし」ドーラ
「うん、特に美味しいものも無いし。」ユータ
あれ?目的って?

あ、と思い出して、西アフリカのカカオの国に行ってカカオの苗木を100本ほど買ってきた。
もともと奴隷農園だったが、外国のオーナーが死滅したので国営になって、奴隷以下の待遇で逃げることもできなかった者達が、極普通の農園労働者になれてひとなみの生活をし始めていて皆幸せそうだった。
皆話したがったから話をきいたけど、すごかった。

「な?!!。法なんかある方が悪党のためになるんだ。抜け穴やら司法が悪側だったり普通にあるだろ?」
ドーラ、したり顔。天と地以上の差の、確かな判定・執行者がいるからね。
「だねぇ。ダンマスはすごいんだねー」
「ああ、俺らの保護者だからな!」
「だね!」
「そうですね。私の親でもあります」テイン

皆兄弟か。


で、ムータンに戻った。
数日間出ていただけなのに、もうムータンの王都は賑やかに成ってる。

「え?もうこんなに増えたの?」ユータ
ダンジョン二階層でどんどん魔人を生成しているはず。
でもドーラは、そんな速攻でばんばんできるか?と、過去の自分が最終フロアボスだったときのことを思い出す。
中型の魔獣ならいざ知らず、魔人だぞ?と。

「ドーラとユータだ!」
「おかえり!何処行ってたの?!」

おや?
「あれ!?なんで?」ユータ
「おう!なんだ来たのか?」ドーラ
ドラゴニアの子達がいたのだ。

「ダンマスが良いっていうから!」
へえ?
と目で探すと
シュン!

「おまちぃー!」ダンマス
「あれですね。ゲートはいいですねぇ!」ダンマス
それじゃわからないよ・・・

「使えば使うほど安定してくる?さすが大魔法使いの技術ですな!」ダンマス
「へぇ?んじゃ皆行き来?」ユータ
「あー、まあこっちの良からぬのが入ると、、とうか魔力があまりない者が入ると消滅しますね?」
通れないとかじゃないんだ?

「行こうと思えば入れます。でも消えるんです。多分、自分がどんどん消えているのに気付くんじゃないでしょうかね?わざわざ結構時間かかるようにしたんですよ?それに、いっぺんに1億人だろうが何人入っても皆同様にだし、”大量に入れればどうにかなるだろう?”とかが通用にしないようになってますし・・」
結局ダンマスが設定してるんだね?

「でも向こうに出ても何もできないよね?」ユータ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ポン!と手を打つダンマス。

「そうですね?海に魔力無い人間を好んで食べる魔獣とか放し飼いにしておくほうが面白いかも?」ダンマス
結局おもろいかおもろくないか、なんだ?

「大体ひとの家に悪意で立ち入ろうとする者達はなんかの餌にするしか使いみち無いじゃないですか?」ダンマス
いやいや・・まぁ、そうかもしれないけども、・・そうだよねぇ、まぁ仕方ないのか。生き餌?

「生き餌なら、楽しそう?」ユータ
「「・・・・・・・・・・(一体ユータはいつからこんな子に?)」」ドーラ、ダンマス

多分きっと絶対貴方方の影響ですね!!w

「でも、そういう画像を世界に流して、”こずるいせこいやつはこうなる”ってやれば?」ユータ
・・なるほど。

「んじゃ、その首謀者達もそっちに投げ入れる場面もあるほうがいいよな?”首謀者が逃れられると思いますか?”とかさ!」
あっはっは!いいですねぇ!とダンマス。

「でも、実際笑い事じゃあなく、こっちの悪党ってどこまで低能なんでしょうかね?こずるくやりゃいつかは相手の隙きを突けるとか本気で思っているようですよ?反省という概念が無いんでしょうね。ほんと面倒くさいったらありゃしないのですが」ダンマス

今は世界的超金持ちの大半が・・・暇なのか悪事を余暇に楽しむのが流行ってる?

「・・・悪党を用意してくれてる、のかな?」ユータ
・・・・・・・・・・・・
「「なるほど・・・・・」」

「ダンジョンみたいですね」
何も言われていないのでずっと側に居たままのテインがそういう。

「・・・なんだ、僕の世界も、その世界自体がダンジョンなんだ。」
納得顔のユータ!

「なるほどなぁ、、どんなに懲らしめても絶対に反省しないやつとかいたしな?」ドーラ
「うん、あれがお面ライダーで言うところの、戦闘員、だね?”イーッ!!”とかしか言えない奴」
ダンジョンがアクションヒーローモノに成ってる件!

「面白いですねぇ、、そう見ると、こっちでの人間は”見た目ではわからないけれど”、2種類いるんですね。絶対的なこの世界の敵役と、ソレ以外の2種類。で、ソレ以外の中から正義のヒーローが現れる。現れないといつまで経っても悪の天下、なんですねぇ。しかもソレ以外の中にも多くが敵シンパなんですよね、面倒臭すぎる」
とダンマス最後は苦い顔。

ダンマスもドーラもこっちの世界をよく調べている。当然歴史も。思い当たることが多々あるようだ。
ユータは具体的に何ってのはおぼろげだが、なんとなくそうだと感じた。

「こっちのダンマスは、よほど面倒くさがりなのでしょうか?」テイン
「うーん・・・性格が悪いんですかね?根っから。」ダンマス
「オレもそう思う」ドーラ
「うん」ユータ

徹底的に否定しまくられるどこに居るのかわからんこっちのダンマスw

「・・捕まえたい?捕まえて見る?晒し上げ?ねぇダンマス、こっちのダンマスに勝てる?ヤッちゃおうか?」ユータ、能面になってますが?

「まぁ急ぎなさんな。おいおい、ですよ。じっくり楽しみましょう?せっかくなんだから」ダンマス

せっかく?せっかく、何だからなの?

「そいや、もう一人ダンマスの見習いみたいの、いたね?」ユータ
「ああ、中間層でフロアボスやってもらってます。楽しんでますよ?」
楽しんでるんだ?

「自分でダンジョン経営するのもうめんどう、フロアボスの方がいいや!とか言ってます。毎日冒険者来ますからねぇ」
10階層くらいなの?毎日って。上層じゃん?w

「よかったね!」ユータ。素直である!改心した者には優しいユータ!

なので

魔人を当初の予定より多く量産し続け、世界に放ち、こっちの世界の様子を探ったり、ちょっかいいれて反応見たりするようにやってみる。という計画に変更になった。

「あれ?でも、そしたら・・こっちの世界のマソって?」
なんか妙に鋭い今日のユータ

「・・・そうですね、それも調べないと。面白くなってきましたね?!!」
あーあ、ダンマス、やる気に成っちゃった・・・
心配気なドーラ

ダンマス王国を拡大し、マソダンジョンを多めに作ることにしたダンマス。

「あ、」
またかいユータ?

「月、も、なんか地球の一部らしいって」ユータ
「「そなの?」」
「うん」
どこでそんなこと聞いたのかな?

「まぁいいでしょう。調べましょう、宇宙空間なんかあっちと同じでしょうから地上よりやりやすいです」
ダンマス、周囲になんか黒い煙が立ち込めているように見えるんですが?

ダンマスはいきなり何かに気づいたのですかね。

今、空に月は見えない。地平線の向こうにある。
が、ダンマスがニタリ、としたそのとき、月のこっちから見る側の真ん中にちっさい穴があいた。
で、裏側はその全面積の半分吹き飛んでいた。ホローポイントに切り欠き入れた強装弾の被弾後みたいなw
瓦礫はすごい勢いで地球側とは逆の方向に拡散して行った。

直後から、地球上の海の波は半分ほどくらいまでに穏やかになった。
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