天使な狼、悪魔な羊

駿馬

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第20章 渦紋を描く

17.ある旅商人の独り言

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■■■前書き■■■
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更新を大変お待たせいたしました!
今回は臨時市で店を開く旅商人視点のお話です。
■■■■■■■■■

「では銀貨8枚でいかがでしょうか」
「それで構いませんわ。次はこちらのカトラリーですが…」

金を渡すと、夫人はすぐに隣の旅商人へ話に行った。
俺達のような旅商人が貴族の邸宅に呼ばれる時、大商人や街の商人らが買い取らなかったものしか残っていない。保存状態が悪かったり、マニア向けの値のつけられないような物が多いが、二束三文で買い叩いても文句の一つも言われないのはありがたい。相手は処分代が浮いた、ガラクタでも多少の値が付けば良いくらいの認識だから、揉めることもない。


「よっこいせ」

保存状態は良いが、マニア受けしかしない本ばかりを入れた風呂敷を担ぐと、部屋の隅の方に居た色白でナヨナヨした男と視線がかち合った。夫人とのやり取りから見るに、どうやらこの屋敷の坊っちゃんらしい。この貴族の爵位は子爵らしいが、屋敷で働く使用人がほとんどいない。おおかた事業が上手くいかずに没落したのだろう。そして名残惜しそうに俺の風呂敷を見ているから、マニアックな本はすべてこの坊っちゃんのものだったようだ。
この坊っちゃんはどっかに働きに出る必要があるだろうが、力仕事は出来なさそうだし、おどおどしてるし、働き口を見つけるには時間がかかりそうだ。ま、この貴族の行く末なんて俺の知ったこっちゃない話だ。
屋敷を出ると、坊っちゃんが追いかけてきて、「あの…」と小さな声で話しかけられた。

「出来るだけ日の光や風に当てないようにしてもらえると、良い状態で保管出来ます。早めに大事にしてくれる人に渡ってくれるように…。お願いします」

「フェアニーブに世界中の王族たちが集まるの知ってるかい? スーラン、チャイド、タルメスの3国にある特別区では、臨時の市場が開かれて人がいっぱい来ているらしい。俺もそこに行くから、すぐ買い手が見つかるさ。それまで大事に扱わせてもらうよ。大変だと思うが、坊っちゃんも頑張るんだよ」

そう言うと、坊ちゃんは哀愁を漂わせながら立ち尽くした。よっぽど大事にしていたのか、本に未練があるらしい。この坊ちゃんのためにも、早く新しい持ち主に渡せる様にしないとな、と思いながら待たせていた愛馬に跨った。



「お~。城壁の外とはいえ、テントだけで1つ町が出来ているな。これは期待できそうだ」

フェアニーブにかかる橋がある、スーランの特別区。「いま一番活気のある場所」「なんでも売れる」「旅商人が世界で一番活躍できる場所」という噂を聞きつけた旅商人や民間人たちが、吸い寄せられるように街道を歩いている。逆に特別区から出ていく民間人は満足そうな顔で大荷物を抱え、満足そうなホクホク顔の旅商人達は、持っていた商品を売り尽くしたのか、馬や自身が持つ荷物が見るからに軽い。


「こんだけ広い場所で過ごすのも滅多にない。迎えに来るまで、ゆっくり休んでおくんだぞ」

特別区を囲む城壁から離れた草原に、柵で囲まれた馬を預ける場所があった。列に並んで自分も愛馬を預けると、馬には引換券と同じ番号がプレートに刻まれたネックレスをかけられた。柵の中には急拵えで作られた沢山の馬小屋と、馬のブラッシングや糞尿の処理をする貧民たちが大勢働いていて、貧民たちは献身的に世話をしているようで、馬たちは広い場所でのびのびと過ごしているのが見て分かる。これなら安心して店を開くことができると感心し、地面に置いた荷物を抱えた。


「受付は…。あっちか」

城壁の外は色とりどりのテントが並んでいて、人が溢れるように行き来している。人混みの中には相当数のスーラン兵が巡回しているから、城壁の外といえど思った以上に安全そうだ。
『開店受付』と書かれた一際目立つテントに向かうと、周辺に記入台が並んでいる。書類を1枚手に取り、名前や個人番号、国籍、取り扱う商品の種類などを記入すると、受付の列に並んだ。


「お願いします」

「ではこの場所で開店してください。テントはすでに設置されているので自由に使ってください。閉店する時もテントはそのままで結構ですが、忘れ物がないか確認しますので、近くを巡回している兵に声を掛けて下さい。そのあと再度この受付に来て、閉店を連絡して下さい」

「分かりました」

「では場所代として金貨1枚をお願いします」

「1日金貨1枚ですか?」

「いえ、閉店するまでの場所代です。場所代は今回のみで、今後徴収することはありません。閉店のタイミングはご自身で決めてください」

なんと閉店するまで場所代が金貨1枚とは! 他の街なら1日の場所代くらいだぞ。しかも大体2、3週間くらいしか許されないのに、閉店時期を自由に決められるとは。これは旅商人にとってメリットしかない。

重い荷物を何度も抱え直しながら指定された場所に行くと、そこには宿のシングル部屋くらいの巨大なテントがあり、道に面している方には接客用に使う絨毯が敷かれ、奥側には4人用のテントが張ってあった。テントの中には簡易ベッドが置いてあるから、夜になったらこのテントの中に商品を入れて眠るらしい。旅商人はどの国も適当な扱いなのに、このような手厚い待遇がされるなんて驚きだ。


「お前さん、今日から?」

「あぁ、そうだよ。よろしくな。売れ行きはどうだい?」

「今まで売れ残っていたモンまで売れたよ。やっぱり人が集まる場所はいいねぇ。
最初は、城壁の外で寝泊まりしながら市を開けなんて、旅商人の安全はどうでもいいのか、行商隊ばかり優遇するとは不平等だ、などと文句を言う奴もいたらしいけど。蓋を開けてみればこの通りで、街の中にいる時と変わらないほど安全だ」

「人が多いのも嬉しいが、場所代は格安だし、テントの中には簡易ベッドまであって、びっくりしたよ」

「閉店の時に『お気持ちで結構です。この箱にいくらか寄付をお願いします』って言われるんだ。金額は確認されないし、銅貨1枚でもいいんだけど、大体の商人は格安の場所代への感謝と売上の高揚感。今後もこういうイベントを開催してほしいという要望から、結構な額を寄付するんだよ」

「なるほど。確かに寄付も奮発したくなるな。今後も是非やってもらいたいもんだね」

隣の店主と話しながら、早速絨毯の上に胡座をかいて売れそうな本から並べ始めた。あちこちから仕入れた本は、人気のものはすぐ売れるが、売れ残った本はずーっとそのまま。立ち寄った街の古書店に持ち込むこともあるが、不人気だからということで買い取ってもらえないことも多い。
ここがこの世で一番良い場所だから、売れて貰わないと困ると思いながら並べ続け、風呂敷の一番底にあった黒色の分厚くて重い本を手に取った。
この本は何年か前に仕入れたものの、まったく売れない。というのも、書いてある字が誰にも読めねぇから、内容が分からないし、客に勧めることもできないのだ。
紙もインクも褪せてないし、破れも傷も一切ない状態の良さだから、顔馴染みの古書店に持ち込んでみたものの、『かなり古い旧字のようだから学者が読みそうな本ではあるが、内容が分からないし、価値もさっぱり分からないから、値段のつけようもない。店で売るよりも移動しながら売った方がチャンスはあるだろう』と言われ、どの店からも引き取りを拒否された。荷物になるだけの問題児には、早く嫁に行ってもらいたい。


「いいか? ここは今までで一番人の往来が多いんだ。嫁に行ける一番のチャンスだぞ。
例え読めなくても、絵を気に入ってくれる人がいるかもしれねぇんだ。可愛く笑って『私を買っとくれ』って愛想をふりまくんだぞ」

本に言っても仕方ない独り言を言いながらパラパラとめくった。しかし何度見ても、書いてある字がまったく読めなくて、表紙に書かれた本の名前も内容も作者も分からない。
どのページにもかなり緻密な絵があるのだが、頭を抱えた人間や、目の前の人物を指差して腰を抜かす人間を描いていたりと、何の場面を描いたのか分からない絵ばっかりだ。時間経過を描いているような絵もあるから、何か説明している本のような気もするが、まったく分からない。結局のところ、読める人じゃないと手に負えない本だ。


「このままずーっと売れ残ったら、お前さんを『丈夫で重さもあって、厚みもあるから鍋敷きにでも使ってくれよ。猫の爪とぎにも良いかもしれませんよ』って勧めちまうぞ?」

閉じた本に向かってため息交じりに言った時。視線を感じるような、誰かの意識が向けられているような、変な違和感を感じた。ハッとして周囲を見渡してみたが、視界に入るのは人々が行き交う見慣れた光景しかない。気味の悪さを感じながら、本を絨毯の上に並べた。



「いやぁ、ずっと探してた本がこんなところで見つかるなんて。幸運だよ」
「まいどあり~!」

店を出して5日目。今まで売れ残っていた本が売れて、あの坊っちゃんの本もほとんど人手に渡った。
やっぱり人が多い場所で売るのは効率的だ。世界中の要人が一堂に会することなんて滅多にないが、往来が多い場所となると断然違う。今後も定期的にやってほしいと切に思う。


「やっぱりここは違いますなぁ」

「ですねぇ。こんだけ世界中の国から要人が集まれば、随行者の量も違いますな。おかげで物珍しさ目当ての一般人や、各国の商人同士の買付も盛ん。さらに戦争が停止している影響で、どの国も盗賊を徹底的に掃討しているそうですよ。そのおかげで各国観光が盛んになるし、3国の臨時市まではるばるやって来る人も増えてますよ」

初日に隣だった旅商人は、数日前に完売したからと満足そうな顔で去って行った。その数時間後、入れ替わるようにやってきたのは、フェアニーブを愛する素人たちが描いた風景画を扱う男で、開店直後から順調に絵が売れている。
絵のサイズは様々だが、湖底や魚が見えるほど透き通った美しいファンデル湖をメインに描いた絵。フェアニーブの6階建ての巨大な黒い円柱型の建物を正面に捉えた迫力のある絵。黒い建物を背景に、橋の前にある閉ざされた巨大な鉄柵と警備するチャイド兵を描いた絵など、フェアニーブの建物がどこかに必ず描いてある絵を沢山仕入れていて、フェアニーブ土産として人気のようだ。


「売り手も買い手もいいとこ尽くし。今後も是非やってほしいものですね」
「本当ですよ」

隣の店主と話していると、自分の店の前で誰かが立ち止まった。


「花占いの本、世界童話集、年輪図鑑、足つぼ健康法…。面白そうな本が多いんですね」
「いらっしゃい。珍しい本ばかりなんだ。手にとってみてくれよ」

目の前に座った娘さんは、興味があるのか絨毯の上に並べた1冊を手に取ると、目次を見てパラパラと中をめくる。
この娘さんは護衛の傭兵を2人連れているし、その後ろには見目麗しいウィニストラの将軍が、副官を連れて警備している。将軍が護衛するということは、ウィニストラの王族か高位貴族だろうか。貴族や王族は画集や学術書を買うことが多いから、この人なら何か買ってくれるかもしれない。
そう期待をしながら娘さんを見ていると、読めないあの本を手に取った。娘さんは字が読めるのか、指で一行一行なぞりながら、時間をかけて読んでいる。

「お嬢さん。その本、読めるのかい?」

「ええ、読めますよ」

「そりゃあ本当かい!? ここにある本はどれも銀貨4枚なんだが、その本は銀貨1枚でいいから貰ってくれないか?」

「銀貨1枚でいいんですか?」

「誰も読めないから学者も買わないし、古書店に持ち込んでも買い取ってくれなくてね。ずーっと売れ残っているんだ。場所を取るばっかりで、扱いに困っていたんだ」

「じゃあ是非!」

「お、いいのかい?まいどあり。ちなみに、その本にはどんなことが書いてあるんだい?」

「いろんな魔法を紹介したすごく古い魔導書ですね」

「へー!魔導書だったのか。しかし、そんな絵のような魔法には心当たりがないが、本当にそんな魔法があるのかい?」

「昔の人がこういう魔法があったらいいなって、想像して架空の魔導書を作っていることもあると聞いたことがあります。本当にあった魔法かは分かりませんが、面白いですよね」

「そんなのがあるのかい。長年の疑問が解決してすっきりしたよ。あ、そうだ。これはおまけだ」

もらった銀貨を懐に仕舞うと、足元に置いている小袋から、深緑色の紙に白い花を押し花にした栞を取り出した。これは、どっかの貴族令嬢が趣味で作っていたもので、本を買い取る時に「一緒にどうぞ」と大量にもらったものの1つだ。残りわずかしかないが、その中でも一番キレイな栞を選んで渡した。付き合いの長い本がやっと嫁に行くんだ。これくらい贔屓しても、他の本たちに恨まれることはないだろう。


「わぁ!ユリに似た花が可愛い栞ですね!もらって良いんですか?」

「その本とは長い付き合いでね。持参金は持たせられねぇが、嫁に行くならこれくらいはしてやりたくてね。あ、こっちの方は、最近とある貴族様から買ったものなんだ。知る人ぞ知る本もあるから、是非見てくれないかい?」

「是非!」

坊っちゃんの本を並べた場所を指差すと、娘さんは興味津々な様子で手に取った。いくつかはすぐ絨毯の上に戻したが、興味があるのか1冊の本を時間をかけて眺めている。
その本は10センチ四方の白い紙に、目や指、耳や鼻といった身体のパーツを黒い墨で描いた画集だったと思う。説明文などは一切書かれていないが、細い筆、太い筆の使い分けや、墨の濃淡で細部を表現した、画家向けの教科書のようなものだが、この娘さんは画家志望なのだろうか。
娘さんは見終わると、なにやら満足そうな顔をしているし、本を膝の上に置いた。どうやら気に入ってくれたらしい。まだ興味があるらしく、坊っちゃんの本の中からまた1冊手に取った。

後ろにいる2人の護衛は手持ち無沙汰らしく、周囲を眺めたり、喋ったりしている。更に後ろにいる将軍と副官たちは、護衛以上に警戒していて、すれ違う民衆や傭兵、どこかの軍人らに頻繁に視線を移している。将軍と副官を連れていれば、傭兵は不要だと思うが…。一体この娘さんは何者だろうか。

そんなことを思いながら、さり気なく観察してみた。
身にまとうローブはベルチェピンクの上等品。スカーフも桜貝の飾りをつけた洒落たものだから、頭に巻くという庶民的な使い方をしていてもオシャレだ。話しやすい雰囲気があるから、貴族や王族というよりは、街によくいる娘さんに近い感じだ。しかし、こんなに庶民的な雰囲気を出す王族なんているのだろうか。そんなことを思いながら次々と本を確認する娘さんを眺めていると。ある本を見た時、緑色の目をまんまるに見開いて、全身が強張った。

ガン見もガン見。めちゃガン見。

何か大発見が書かれた本でもあったのかと思って外装を確認してみると、たしか人間に動物の耳としっぽを付け加えたイラストを描いた同人誌『悶絵本もえぼん』だ。ウサギやリス、ねずみ、犬、猫といった可愛い系の動物から、虎や熊、蛇、ワニといった凶暴系の動物まで、それぞれ美少年、美青年、美少女、美女のイラストが詰まっていた。その界隈ではこれを悶絵もえと呼ぶらしい。
こんなマニアックな絵を誰が描いたのかと巻末を見ると、作者は『おねぇさまとおにぃさま』というふざけたペンネームで、太陽に照らされた一匹の蝶を描いたどこかの家紋と、『どの子がお好き?』というキャッチフレーズやルールが書いてあった。
中身は全体的に可愛い感じに描かれているが、露出の高い服を着た絵もあったから、『あの坊っちゃん、娼館に行けない年齢の時はこれで想像しながら抜いてたのかな~』なんて思ったりしたものだが。いったいどのページを見て、衝撃を受けているのだろう。あ、にやけた。


「これ下さい」
「銀貨8枚お願いするよ。まいどあり」

こういう市ではよく行う値段交渉をすることなく、娘さんは満足げに金を払った。背中の鞄を下ろすと大事そうに本を仕舞い、護衛と将軍らに守られながら市場の奥へと消えていった。


「まさか魔導書だったとはねぇ。やっと売れて嬉しい反面、なんか寂しいような。ただの本だってのに、娘を嫁に出した時と同じような気持ちになってら。お、いらっしゃい」

「これを」

目の前に座った灰色のローブで身を隠した人物は、並べた本を選ぶわけでもなく、金貨を3枚も渡してきた。どういうことかと視線で尋ねると、目深に被ったフードのせいで口元しか見えないが、感じる視線の強さから、その人物が自分を凝視していると分かった。金だけ渡してくるということは、本が欲しいのではなく、何か情報が欲しいのだろう。自分のような旅商人に何の情報を求めているのかと思いながらも、引く様子もない空気を読んで金を受け取った。


「いま本を買った女性は、どんな本を買ったんですか?」

「古い魔導書が1冊と画集が2冊だったよ」

「どんなことが書かれた魔導書と画集ですか?」

「なんでそんなこと聞くんだ?あのお嬢さん、何者なんだい?」

店を開いていると、こういう怪しい客もやってくるが、絶対ろくな奴じゃない。あのお嬢さんが心配になって問いかけてみたが、目の前の人物は黙ったままだ。
あの娘さんの情報が欲しいのに、本人を追いかけることはせず、買ったものを知りたがっているとは、本人に聞けない何かがあるのだろうか。


「古すぎて読めない魔導書と芸術的な画集だよ」
「作者は?」
「覚えてない」

「どんな会話を?」
「どんなって…。普通の何気ない話だが」

「例えば?」
「珍しい本があるよって、言ったくらいだ」
「そうですか。ありがとうございます」

大した情報はないと判断したのか、怪しい奴は立ち上がって人混みの中に消えていった。声の感じから男のようだったが、一体何者なのだろうか。
自分なんかが心配したところでどうしようもないが、感じの良いお嬢さんだったから、厄介事に巻き込まれてほしくないものだ。

■■■後書き■■■
3/6に連載8年目に入りました。
こんなに長く更新を続けられるのも、読んでいただける皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
プライベートでは色々とありましたが、心機一転頑張っていこうと思います。( ^∀^)
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