車いすの少女が異世界に行ったら大変な事になりました

＝＝＝＝＝＝＝＝第七章＝＝＝＝＝＝＝＝

12•ヴィオレット学園祭の準備をする①

そしてなんとかお姉様を説得して一夜あけ学園に登校しました。今日はついてませんあの人に絡まれました。なんでしょうか最近はあまり関わらないように注意していたのに最悪です

「あらヴィオレットさん今度の学園祭はお店はだされるんですってそんな下世話なもの一番になれるわけないじゃないの一番は私達の吹奏楽クラブに決まってますわ」

「そうですわアマリリス様」

「絶対その通りですわ一番は私達ですわ」

「別に私達は一番は狙っていません来るかたに喜んでいただければ充分ですわ」

「ものはいいようねまあ学園祭が始まればすぐに分かる事だわそれじゃあ御機嫌よう」

悪役令嬢はやはり健在ですね別に競い合うつもりはありませんでしたが負けたくなくなってきました。私も本気でお相手いたしましょう

そして放課後いよいよ準備を始めます本気です

「それでは出すお菓子はプリンとパウンドケーキでいいですね」

「はい大丈夫です」「賛成」「私も」

「いいと思います」「はい」

「それじゃあ前日にしっかり準備しましょう」

「あの私から一つよろしいでしょうか」

「はいヴィオレットさんなんでしょうか」

「ただメイドの服を着てお菓子とお茶を出すだけでいいんでしょうか？」

「というとなにかいい考えがあるのかしら」

「はいそれはここでしかあじわえない特別感ですお客様は初めてきます。だから普通に提供しても印象に残りませんだから男性はご主人様と女性の方にはお嬢様と呼び接するのです。これは劇のようなものです相手に満足感を与えるには貴族も平民も関係ありませんわ」

「それは素晴らしいわ先生もそこまでは考えていなかったわ確かにその通りだわヴィオレットさんさすがだわ」

「みなさん恥ずかしいかもしれませんでもこれは学園祭です今まで出来ない事をしましょうこんなに一生懸命考えてくれるヴィオレットさんのためにもみんなで頑張りましょうね」

なんだか私本気すぎますかねでもここまできたら徹底的にやるしかありません負けませんから