【完結】婚約破棄された私は車いすのお姫様に助けられて愛されました

＝＝＝第四章新たな二人での挑戦＝＝＝

【婚約者披露パーティー当日】

そして一夜あけいよいよ今日婚約者披露パーティーが開かれます。私達も準備します

「しかしまさか敵も私達が離宮に戻ってきてるなんて思わないわねロザリー」

「そうみたいねパーティーでそれどころじゃないみたいですわイリス」

「パーティーが始まるのは昼前それまではゆっくりとしましょう」

「イリス緊張とかしないのかしら大丈夫」

「大丈夫よもう覚悟は出来てるわ」

「それって何に対する覚悟なのかしら」

「それはロザリーを幸せにする覚悟よ」

「それはどういう事なの分からないわ」

「言ったでしょう秘密があるって」

「聞いたわそれと覚悟が関係あるのね」

何でしょうかいくら考えても分かりませんこれからの二人に関する覚悟って何なんでしょうか私達のこれからが決まりそうです

そしてその頃アマリリスの方はというと朝からパーティーの準備に追われていた。

「今日でやっと決まるわ一年いろいろやってきたけど実を結ぶ時がきたのね」

「これで私も晴れて王妃よもう恐れる者はいないわ結局ロザリー達も何もしてこなかったわね。そうよね自分達の命の方が大切だもの敵ながらある意味賢い選択だわ」

着々と準備は進み婚約者披露パーティーが始まろうとしていた今は二人で扉の前に立って腕を組んで入場を待っている

「今日の君は一段と美しいよアマリリス」

「ありがとう貴方も凛々しいわよシレネ」

いよいよ入場の時間がやってくる

「シレネ王子殿下と婚約者アマリリス公爵令嬢の入場です」

今扉が開く