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 ===第二章変わりいく二人の心===

   【突然の王様の急変】

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離宮に来て二カ月がたちました。王様が回復したという連絡はありませんでした。何かあったんでしょうか?ただの過労にしては回復が遅すぎです。かなり心配ですね

「イリス様心配させるようで申し訳ないのですが王様は大丈夫なのでしょうか」

「そうね二カ月もたつのに回復しないのはさすがにおかしいわねお父様大丈夫かしら心配だわそれにずっと思っていたけど時期が丁度良すぎるのも気になるわね」

「それはどういう事ですかイリス様」

「お父様が倒れられたのがアマリリスと婚約した後だという事よ絶対おかしいわ」

「確かに1年の猶予はありますが目に見えてお妃様として教養は足りていませんわ」

「その事よお父様が病気になったのがアマリリスに教養が足りないと噂になった頃と重なるわ希有に終わればいいのだけど」

そうなのです最近は私もおかしいと思っていたんです。この世界では暗殺や政敵をおとしめる事などあります。だから怖いんです王様が無事ならいいんですがしかし気になるのは時間です毒は確かにありますがこんなに遅く効く毒があるなんて聞いた事がありません前世ではありましたがこの世界に存在するとは思えません

トントン 「はいどなたでしょうか」

「私だ分かるな急用だあけてほしい」

「その声はお父様何故ここにどうぞ」

「すまない今しかないと思って来た」

「王城で何かあったのですか?」

「王女様落ち着いて聞いてください王様の容態が急変しましたそれで急ぎこちらへ」

「お父様が大丈夫なのですか」

「今の所は大丈夫ですが余談は許さないかと思いますので直接私が来ました」

「それで私達はこれからどうなるので」

「今の情勢は読めないだから避難して欲しいこの離宮は昔王族が秘密の密会や会議に使った場所だ城の外にでる隠し通路がある私の護衛を何人かつけるとりあえず公爵家の別宅に逃げて欲しいお願いします」  

「しかしお父様をおいて逃げる訳には」

「王様なら自分の命より娘を優先するはずですそれに向こうの方が連絡しやすいのです分かっていただけないでしょうか」

「分かりましたわ宰相の指示に従います」

「イリス様大丈夫です私も居ますから」

「そうねロザリーが居れば大丈夫ね」

私達はこうしてここから脱出します
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