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 ===第二章変わりいく二人の心===

  【意外に穏やか平穏な日々】

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王様が倒れたという緊急事ながら離宮では穏やかな時がすぎていった城から離れてあそこが如何に策謀うごめく場所かを二人は感じていた。しかしここで生活し始めてからは隔絶されるが二人だと苦にならない

「しかし驚いたわロザリーにメイドの才能があったなんてびっくりだわ」

「だから言ったじゃないですか人間やろうと思えばなんでも出来るって」

「改めて貴女のような逸材を捨てた兄上が不憫でならないわ絶対にいい妃になったはずよ私が保証するわロザリー」
 
「ありがとうございますイリス様」

妃になるよりこんな生活も悪くないわ確かに不便だけど穏やかな気持ちになるもの

「しかし今頃お城では大変でしょうね」

「そうねお父様が倒れて変わりが兄上では家臣たちは苦労するわね」

「お父様、大丈夫かしら心配だわ」

「そうね一番に苦労するのは宰相ね」

二人はこうしてお城の事を気にしつつも今の生活を大切に日々を過ごしていた。そして離宮で暮らし初めて一カ月が過ぎようとしていた。まだ王様が回復したと連絡はなかったがここから出るわけにもいかず歯がゆい思いをしながら生活していたしかし二人の不安はつきなかったがこれからの事を考えるとまだ動く時ではないと思うのだった
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