僕っ子聖女は男と女の二つの性を持って育ち女性たちに愛されて喜びや苦しみを知り大聖女になる話

＝第十章僕っ子聖女後半の旅に出発する＝

10•僕は船長の要求をのむ事を決める

こうしてまた船長室に戻ってきた。今度はどんな要求をしてくるかろくな事はないな

「さあゆっくり座って話そうじゃないか」

「それで今度の要求はなんだ言ってみろ」　

「まあそんなに慌てるな時間はあるぞ」

「分かったじっくり聞こう今度こそ人質は解放してもらうからな約束だ」

「ああ約束するよ。必ず解放しよう」

「それでそちらの要求はなんだ」　

「ところで一つ聞くが人質は本当に唯の仲間なのかそれ以上の絆を感じるのだが」

「二人とも大事な僕の恋人だ」

「そうか聖女様は女が好きなのかそうか」

「おかしければ別に笑っていいぞ」

「いや笑ったりしないさ私も男も女も両方大丈夫だからな別におかしくないさ」

「それじゃあまさか僕の体目当てなのか」

「それも悪くないが違う聖女様は領主から私達のことをなんと聴いているかな」

「貴族も平民関係なく襲う非道な連中と」

「それは違うな悪いのは領主だわざと海賊に襲われたと言って商業ギルドと結託して至福をこやしているのが連中なんだ」

「海賊のいうことを信じろというのか」

「まあ信じなくても構わないが人質がどうなるか分かってるだろうな」

「それで僕はどうすればいいんだ」

「領主と商業ギルドの癒着を訴えてくれ」

「そうすれば人質は解放するんだな」

「ああとりあえず二人は解放しよう」

「それで僕が一人残ればいいんだな」
　
「ああ船員を助けてくれた礼だ」

「分かった二人を解放したら言う事を聞こう仲間にも手紙を送って構わないか」

「中身を確認するが協力ならいくらいても構わないただし裏切るようなら命をもらういいなこれが条件だ」　　

「分かった仲間に調べさせる約束しよう」

こうして僕は手紙を書きリリーに渡し解放してもらった。僕が助からなくともだ