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行為の後

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 ベッドの上に三人の少女が寝そべっていた。快楽の波の中で力尽き、もはや動くこともままならないようだった。
 少女の裸体を見下ろして、シャルルは肺に溜まった重たい空気をすべて吐き出した。


「はああぁぁ」

 エリザに射精した後、次はマリナとアイシャを交互に貫いた。ペニスを出し入れする度に、愛らしい二人の少女は可愛らしい声で鳴き、シャルルの興奮を高めた。
 マリナの狭い膣にも精を放ち、今度は動く様子の無いエリザに再びペニスを突き入れた。

 そうやって交互に、かわるがわる少女たちの肉を好きなように貫いて好きなだけ射精した。
 三人の少女はもう動けないようで、ベッドの上で仰向けになったりうつ伏せになったりしている。

 ゆっくりとした呼吸に合わせて胸郭が収縮を繰り返していた。


「はぁ……、最高の気分だ」


 シャルルはベッドの端に腰掛けて、自身の金髪を手でかきあげた。
 存分に射精し尽くした。これ以上は一滴たりとも出る気がしない。


「アンキラ」

 そう声をかけると、部屋の闇の中からすっと一人の女性がシャルルの前に進み出た。
 メイド長のアンキラが小さく頭を下げる。

「お疲れさまですご主人さま」
「お前な、端っこで立ってないでどっかで座っておけよ」
「メイドたるものそのようなことは出来ません」
「頭の固いやつだな……」

 アンキラは三人の少女がこの部屋を訪れた時からずっと立っていた。座ってのんびりしていればいいものを、律儀に端っこで姿勢よく立っているのだ。


 メイド長のアンキラは三人の少女を見下ろして微笑みを浮かべた。

「実に良いご奉仕でしたね」
「ああ、俺も満足だ。アンキラ、シーツをかけておいてやれ。もうそのままここで寝かせておけばいい」
「しかしご主人さま」
「いいから」
「はい……」

 アンキラはベッドの端に膝をついて、シーツを三人の少女にかけた。シャルルはそんなアンキラを横目に眺める。
 メイド長のスカート丈は他の少女たちのものよりも長い。脛にまで達するような長さでは、こうやって四つんばいのような格好をしても下着は見えなかった。

 だが、膝をついた状態で腰を上げているというのは良い光景だった。アンキラの尻の形がスカートに浮かび上がり、アンキラが手を動かすたびにその尻も揺れる。


「……働く尻は美しい」

 思わずそんなことを呟いてしまう。その呟きが耳をくすぐったのか、アンキラが尋ねてきた。

「何か仰いましたか?」
「いや、なんでもない。気にするな」
「はぁ……」

 どうやら聞こえていなかったようだ。

 アンキラは少女たちの体に丁寧にシーツをかけている。四つんばいになっているから、アンキラの大きく豊かな胸は重力に引かれてぷるんぷるんと揺れていた。
 シャルルはアンキラの尻を眺め、そこに手を伸ばした。スカートの上からアンキラの臀部を撫でる。

「あっ、ご主人さま」

 アンキラが頬を染めて困惑の表情を見せた。
 尻を撫で回し、太腿の裏側を撫でる。このままのんびり撫でていたいと思ったが、アンキラはシーツを掛け終えるとベッドから降りてしまった。

 それからシャルルの前に立つ。
 すらっした体で姿勢よく立っているものだから、ただ立っているだけでも美しく見えた。

 アンキラがシャルルの股間に目を落とした。すでに三人の少女を相手にした後なので、中途半端な大きさのまま萎えて垂れ下がっている。
 少女たちの愛液がシャルルの股間のあたりにこびりついていた。

 アンキラが困ったように眉を寄せる。

「この子たちは眠ってしまいましたし、困りましたね。仕方がありません、わたしがお掃除いたします」

 そう言ってアンキラがシャルルの股間の前で膝をついた。その美しい顔をシャルルの股間に近づけようとしたところで、シャルルが制止の声を上げる。

「待て、いや、その必要はない」
「何を仰っているのですか。お掃除しなければ」
「いや、自分でやるから」
「いけません! そのようなことをご自分でなされるなど。これはメイドの務めです」

 怒りの混じった声でアンキラが言い返してきた。

 まずい……。

 シャルルは内心の焦りを顔に出さないようにしながら、床に膝をついているアンキラを見下ろした。




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