君がいるんだったら

サドラ

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君がいるんだったら

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(電話での会話)
「ねぇ、翔、今度のお祭り行く?」
(くっ!これは奈々が来るのか?来るんだったら行くよ?でも来ないんだったら行かないんだよなぁ…どっちがいいんだろう…)
「え?あーうん。まぁ予定は今のところ無いけど」
「ほんと!?私は…行かないかな」
「え?どうして?」
「だって、予定あるんだもん。」
(声が、か、かわいい…)
「そっか……メンバーって他に誰がいたっけ」
「里奈と結衣だよ。」
(女子ばっかじゃん。やりづらい。やっぱり行かないわ)
「あ、ああ、そうだったね。」
(よし、これでいいんだろ?)
「えっと……翔くん?大丈夫ですか?」
「え?ああ、大丈夫です。ありがとうございます」
「で、結局行くの?行かないの?」
「行かない、よ。」
「行くって一回言ったのに?」
「い、いや…」
「ねぇ、どうして?」
(こ、ここはかっこよく決めないと)
「もし奈々に会えるんなら行こうと思っただけだよ。」
「えっ?」
「じゃ、じゃ、さようなら!」
無理やり電話を切った。赤面だ…。
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