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突然色仕掛けしないで
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僕はそろそろ中学校を卒業する三年生だ。この前、僕が所属していた部活の顧問の先生に「もうすぐ卒業か」と言われた時、「まだ卒業したくないなぁ……」と思った。
だからと言って何かが変わるわけではないけど、やっぱり寂しい気持ちになるのだ。
卒業式はまだまだ先だけど、今のうちに沢山思い出を作っておきたいと思う。
例えば……友達とカラオケに行ったり、遊園地に行ってみたり、みんなで旅行してみたり……。そんなことを想像しているうちに、何だか楽しくなってきた。
でも一番やりたいことは、もちろん部活動だ。
「ねえ、ゆうたくん!」
突然クラスの女子、鈴木さんに声をかけられた。彼女はよく僕に話しかけてくる女の子で、明るくて元気な性格をしている。
「どうしたの?」
「高校ってどこ行くの?」そういえば彼女の進路はまだ知らなかった。もしかしたら彼女も同じことを考えていたのかもしれない。
「僕は赤嶺高校に進学するよ」
「そうなんだ!私とは違うかー」少し残念そうな顔をしていた。
「鈴木さんはどこにいくの?」
「私はね、海星高校に行く予定なんだ~」
「えっ?あの偏差値の高い海星高校!?」驚いた。海星高校の偏差値は65くらいあるはずだ。僕が通う予定の学校とは比べ物にならないほど高い。
「うん!お母さんがそこなら安心だって言ってるし、行きたい学部があるからさ!」
「へぇ~すごいなぁ……」
「ねえ、ゆうたくん、卒業したらさ…」
そこまで言って彼女は辞めた。そして、突然僕に色仕掛けを始めたのだ。
接触はしてこなかったが、まず、僕の目をじっと見つめてきた。それから頬をピンク色に染めながら上目遣いをしてきやがった。これはなかなか可愛いかった。
「卒業してから、一緒に遊びに行かない?」
そう言った後に彼女は恥ずかしくなったのかすぐに目を逸らしてしまった。
「えっ!?」
次に彼女は、自分の胸の前で両手を合わせてモジモジしながらこう言った。
「だめかなぁ……」
「え?いや…あの…」
更に、彼女は追い討ちをかけるように、脚を内股にして上目遣いをしながら甘えた声を出し始めた。
「ねぇ、いいでしょう?お願いだよぉ」
正直めちゃくちゃ可愛かった。こんなことされたら断る男子はいないだろう。
「わ、わかったよ!約束する!」そう言うと彼女はとても嬉しそうな顔になった。
すると突然、僕の机の上に座ってきた。
「やったー!!じゃあ指切りげんまんしようよ!!」
「う、うん……」僕達は小指を差し出して指きりをした。その時にふと思ったのだが、この子、めっちゃ脚細いな……。それに結構大きいような……。
「ゆびきりげーんまん、嘘ついたら針千本飲ーます!指切った!」
「よし!これで決まりだね!楽しみにしているからね!」
そう言って彼女はスキップしながら教室を出ていった。
だからと言って何かが変わるわけではないけど、やっぱり寂しい気持ちになるのだ。
卒業式はまだまだ先だけど、今のうちに沢山思い出を作っておきたいと思う。
例えば……友達とカラオケに行ったり、遊園地に行ってみたり、みんなで旅行してみたり……。そんなことを想像しているうちに、何だか楽しくなってきた。
でも一番やりたいことは、もちろん部活動だ。
「ねえ、ゆうたくん!」
突然クラスの女子、鈴木さんに声をかけられた。彼女はよく僕に話しかけてくる女の子で、明るくて元気な性格をしている。
「どうしたの?」
「高校ってどこ行くの?」そういえば彼女の進路はまだ知らなかった。もしかしたら彼女も同じことを考えていたのかもしれない。
「僕は赤嶺高校に進学するよ」
「そうなんだ!私とは違うかー」少し残念そうな顔をしていた。
「鈴木さんはどこにいくの?」
「私はね、海星高校に行く予定なんだ~」
「えっ?あの偏差値の高い海星高校!?」驚いた。海星高校の偏差値は65くらいあるはずだ。僕が通う予定の学校とは比べ物にならないほど高い。
「うん!お母さんがそこなら安心だって言ってるし、行きたい学部があるからさ!」
「へぇ~すごいなぁ……」
「ねえ、ゆうたくん、卒業したらさ…」
そこまで言って彼女は辞めた。そして、突然僕に色仕掛けを始めたのだ。
接触はしてこなかったが、まず、僕の目をじっと見つめてきた。それから頬をピンク色に染めながら上目遣いをしてきやがった。これはなかなか可愛いかった。
「卒業してから、一緒に遊びに行かない?」
そう言った後に彼女は恥ずかしくなったのかすぐに目を逸らしてしまった。
「えっ!?」
次に彼女は、自分の胸の前で両手を合わせてモジモジしながらこう言った。
「だめかなぁ……」
「え?いや…あの…」
更に、彼女は追い討ちをかけるように、脚を内股にして上目遣いをしながら甘えた声を出し始めた。
「ねぇ、いいでしょう?お願いだよぉ」
正直めちゃくちゃ可愛かった。こんなことされたら断る男子はいないだろう。
「わ、わかったよ!約束する!」そう言うと彼女はとても嬉しそうな顔になった。
すると突然、僕の机の上に座ってきた。
「やったー!!じゃあ指切りげんまんしようよ!!」
「う、うん……」僕達は小指を差し出して指きりをした。その時にふと思ったのだが、この子、めっちゃ脚細いな……。それに結構大きいような……。
「ゆびきりげーんまん、嘘ついたら針千本飲ーます!指切った!」
「よし!これで決まりだね!楽しみにしているからね!」
そう言って彼女はスキップしながら教室を出ていった。
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